ヨーロッパ障害競走の主要競走一覧

• この表では原則国際セリ名簿基準書でパートⅣに認定されている国のうちヨーロッパに属している国(アイルランド、イギリス、イタリア、スイス、チェコ、ドイツ、フランス)で開催されるG1競走のみ記載する。
  • ただし、重要であると思われる競走についてはその限りではない。
    • 判断基準は以下の5項目を基準にしています。追加や削除は掲示板にて。
      1. 知名度が高い
      2. 出走馬のレベルが高い
      3. 賞金が高額
      4. 出走馬が他国からも集まる
      5. 高難度の障害が存在する
• 一度G1に指定されたら降格することは稀な日本と違って、ヨーロッパの重賞は格付けが頻繁に変わることがある。この表では2022年時点での情報をもとにする。ただし、イギリス、アイルランドについて1～4月の期間は2023年時点の情報である。
• 個別記事がある競走は太字になっている。
• 開催順に記載されているとは限らない。
• 重賞格付けについて統一された国際的な基準はないことに注意。
• コースはすべて芝を主としたものである。また、平地競走について知りたい場合はこちらを参照すること。

開催時期	障害馬用平地競走[1]	ノービス[2]
		ハードル	スティープルチェイス
1月		スレイニーノービスハードル (5歳+・2ml4f・約4023m) トルワースノービスハードル (4歳+・1ml7f216yd・約3215m)
2月		ゴールデンシグネットノービスハードル (5歳+・2ml6f45yd・約4467m) ブレイブインカノービスハードル (4歳+・2ml・約3219m)	アイリッシュアークルノービスチェイス (4歳+・2ml1f43yd・約3459m) スカルプノービスチェイス (5歳+・2ml5f61yd・約4280m) シリーアイルスノービスチェイス (5歳+・2ml4f10yd・約4033m)
3月	チャンピオンバンパー (4～6歳・2ml87yd・約3298m)	スプリームノービスハードル (4歳+・2ml87yd・約3298m) ベーリングビンガムノービスハードル (4歳+・2ml5f・約4225m) スパノービスハードル (5歳+・2ml7f213yd・約4822m)	アークルチャレンジトロフィー (5歳+・1ml7f199yd・約4822m) ブロードウェイノービスチェイス (5歳+・3ml80yd・約4901m) ゴールデンミラーノービスチェイス (5歳+・2ml3f168yd・約3976m)
4月	チャンピオンINFフラット (4～7歳・騸牝・2ml70yd・約3283m)	メアズノービスハードル Championship Final (4歳+・牝・2ml4f55yd・約4074m) チャンピオンノービスハードル (5歳+・2ml100yd・約3310m) ウォーオブアトリションノービスハードル (4歳+・2ml7f180yd・約3310m) ティッケルノービスハードル (4歳+・2ml3f80yd・約3895m) セフトンノービスハードル (4歳+・3ml149yd・約4964m) トップノービスハードル (4歳+・2ml103yd・約3313m) マージーノービスハードル (4歳+・2ml4f・約4023m)	ゴールドカップノービスチェイス (5歳+・2ml4f・約4023m) エリエールノービスチェイス (5歳+・3ml60yd・約4883m) コリアーズノービスチェイス (5歳+・2ml・約3219m) マニュフェストノービスチェイス (5歳+・2ml3f200yd・約4005m) マイルドメイノービスチェイス (5歳+・2ml210yd・約3411m) マグハルノービスチェイス (5歳+・1ml7f176yd・約3178m)
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月		ロイヤルボンドノービスハードル (4歳+・2ml・約3219m) フューチャーチャンピオンズノービスハードル (4歳+・2ml・約3219m) チャローノービスハードル (4歳+・2ml4f118yd・約4131m)	ドリンモアノービスチェイス (4歳+・2ml3f175yd・約3982m) クリスマスノービスチェイス (4歳+・2ml1f・約3420m) フォーフィンノービスチェイス (4歳+・2ml3f160yd・約3968m) フォートレイニーノービスチェイス (4歳+・3ml・約4828m) ヘンリー8世ノービスチェイス (4歳+・1ml7f119yd・約3126m) コートスターノービスチェイス (4歳+・3ml・約4828m)

開催時期	世代限定戦
	ハードル	スティープルチェイス
1月
2月	スプリングジュベナイルハードル (4歳・2ml・約3219m)
3月	トライアムフハードル (4歳・2ml179yd・約3382m)
4月	チャンピオンジュベナイルハードル (4歳・2ml・約3219m) アニバーサリー4歳ジュベナイルハードル (4歳・2ml209yd・約3410m)
5月	アラン・デュ・ブライユ賞 (4歳・3900m)	フェルディナンデュフォール賞 (4歳・4400m)
6月
7月
8月
9月	グランドオータムクリテリウム (3歳・3300m)
10月
11月	カンバセレス賞 (3歳・3600m) ルノー・デュ・ヴィヴィエ賞 (4歳・3900m)	モーリスジロワ賞 (4歳・4400m)
12月

開催時期	4歳以上		クロスカントリー
	ハードル	スティープルチェイス
1月		クラレンスハウスチェイス (5歳+・2ml167yd・約3371m)
2月	アイリッシュチャンピオンチェイス (2ml・約3219m) グランドハードルナショナル (5歳+・4000m)	アイリッシュゴールドカップ (5歳+・3ml61yd・約4884m) ダブリンチェイス (5歳+・2ml1f43yd・約3459m) アスコットチェイス (5歳+・2ml5f8yd・約4232m)
3月	チャンピオンハードル (2ml87yd・約3298m) ディビットニコルソンメアズハードル (牝・2ml3f200yd・約4005m) ステイヤーズハードル (2ml7f213yd・約4822m)	クイーンマザーチャンピオンチェイス (5歳+・1ml7f199yd・約4822m) フェスティバルトロフィー (5歳+・2ml4f127yd・約4139m) チェルトナムゴールドカップ (5歳+・3ml2f70yd・約5294m)
4月	ティッパーケビンハードル (2ml7f130yd・約4746m) パンチェスタウンチャンピオンハードル (2ml・約3219m) アニーパワーメアズハードル (牝・2ml3f30yd・約3850m) エイントリーハードル (2ml4f・約4023m) リバプールハードル (3ml149yd・約4964m)	アイリッシュグランドナショナル(GA[3]) (5歳+・3ml5f50yd・約5880m) ドロヘダチェイス (5歳+・2ml・約3219m) パンチェスタウンゴールドカップ (5歳+・3ml30yd・約4855m) ボウルチェイス (5歳+・3ml210yd・約5020m) メリングチェイス (5歳+・2ml3f200yd・約4005m) グランドナショナル(PH[4]) (7歳+・4ml2f74yd・約6907m) セレブレーションチェイス (5歳+・1ml7f119yd・約3126m)
5月	ミラノ大ハードル (5歳+・4000m) オートゥイユ大ハードル (5歳+・5100m)	ミラノ大障害 (5歳+・5000m) パリ大障害 (5歳+・6000m)
6月	イタリア大ハードル (5歳+・4000m)	スウェーデングランドナショナル(格付け無し) (5歳+・4500m) ヨーロッパ大障害 (5歳+・4600m)
7月	ゴールウェイハードル(GA) (2ml11yd・約3229m)	ゴールウェイプレート(GA) (2ml6f111yd・約4527m)
8月		フランダース大障害(格付け無し) (5歳+・4600m)
9月	メラーノ大ハードル (5歳+・4000m)	メラーノグランプリ (5歳+・4000m)
10月			ヴェルカパルドゥビツカ(L) (6歳+・6900m)
11月	モルジアナハードル (2ml40yd・約3255m) ファイティングフィフスハードル (2ml46yd・約3260m) オータムグランプリ (5歳+・4800m)	コートスターチェイス (5歳+・3ml・約4828m) ランカシャーチェイス (5歳+・3ml1f125yd・約5144m) ヘイジュセラン賞 (5500m)
12月	ハットンズグレイスハードル (2ml4f・約4023m) レパーズタウンクリスマスハードル (3ml・約4828m) ディッセンバーハードル (2ml・約3219m) ロングウォークハードル (3ml97yd・約4917m) クリスマスハードル (2ml・約3219m)	パンチェスタウンチェイス (5歳+・2ml4f100yd・約4115m) ボハナブリーナチェイス (5歳+・2ml1f・約3420m) レパーズタウンクリスマスチェイス (5歳+・3ml・約4828m) ティングルクリークチェイス (5歳+・1ml7f119yd・約3126m) キングジョージ6世チェイス (3ml・約4828m) ウェルシュグランドナショナル(PH) (3ml6f130yd・約6154m)

• 障害競走大国であるイギリス、アイルランドの競走の豊富さが如実に現れている。またこの2か国は平地競走と相補的な関係になっていることも分かる。
  • 3200m程度・4000m程度・4800m以上といった感じに分かれているのが分かるだろう。
• その2か国に押されてあまり目立たないが、フランスとイタリアも障害競走のレース体系がしっかりとあることが分かる。
• セリ名簿基準委員会に登録されていない国でもレベルの高い競走を行っている。

関連項目

• 競馬
• 海外競馬
• 障害競走
• 競馬の競走の一覧
• ヨーロッパ競馬の平地G1のレース体系

脚注

1. *障害競走を走る予定の馬がレースに慣れるために使う平地競走
2. *以前のシーズンにおいて未勝利の馬が出走できるレース。イギリス、アイルランドにおいてはシーズンはおおよそ5月に始まり翌年の4月に終わる
3. *アイルランドにおける独自のハンデキャップ重賞格付け
4. *イギリスにおける独自の格付け。ハンデキャップのG3に相当する。