ライブ公開とは (ライブコウカイとは) [単語記事]

ライブ公開とは、投稿動画を公開時にニコニコ生放送形式で上映、みんなで同時視聴して楽しめるという機能である。

概要

カウントダウン

YouTubeの「プレミア公開」に類似した機能。詳細はここでも説明するが、ニコニコインフォの告知記事を読んだほうが早い。

ライブ公開の流れ
①10分前に開場・カウントダウン	②動画本編上映	③30 秒間の感想タイム

動画投稿時に「ライブ公開」を選択し公開日時を設定すると、ニコニコ生放送にて自動的に生放送番組が作成される。設定日時の10分前より放送が開始し、10分間のカウントダウン映像が流れたのち、動画の本編が放送される。新作動画の公開に合わせてリアルタイムでリアクションし、楽しむことができる。そして、動画の本編終了後は放送終了まで30秒間の時間が設けられており、簡単に感想を語り合ったりうp主をねぎらったりする時間として使うことができる。

詳しい説明や簡単な質疑応答は8月3日の週刊ニコニコインフォにて行われた。

【投稿者】: うp主がプレミアム会員である必要がある。
【視聴者】: 会員種別問わず視聴が可能。
視聴にはブラウザ版のニコニコ生放送を視聴できる環境、またはスマホのニコニコ生放送アプリが必要。
(ライブ公開は先述した通りニコニコ生放送のシステムを利用して行うため。)

YouTubeのプレミア公開では投稿時間になって「から」3分のカウントダウンが開始されるのに対し、ニコ動のライブ公開は設定した時間に「動画本編が」開始する。ニコ生の公式生放送みたいな感じで、放送10分前から放送が開場するイメージである。

例)20:00に公開予約をすると生放送自体は(カウントダウンは)19:50に始まる。

うｐ主は「ライブ公開」を指定して動画の投稿ボタンを押した時点で必要な作業はすべて完了しているため、ニコ生の枠を立てるなどの特別な作業は必要ない。

【できること】: 番組は通常のユーザー生放送を通して行われるため、エモーション、ギフト、ニコニ広告などは通常通り使うことができる(が、当然ニコニコ動画側には反映されない)。ライブ公開の番組中は、通常のニコニコ生放送の放送者コメント(いわゆる上コメ・運コメ)を通して視聴者と交流できる。ただしこの放送者コメントは、ニコニコ動画には反映されない。
【できないこと】: 8月12日現在、うp主が配信に声や画面をのせること、放送ネタの使用、アンケートの発動はできない。(とりあえず機能を実装、ユーザーの要望を参考に改善を重ねる、というのが現在の運営の方針とのことなので、これからの動きに期待。)

ライブ公開が終了すると、動画が自動でニコニコ動画に投稿される。なお、ライブ公開の生放送で投稿されたコメントはそのままニコニコ動画に反映され、コメント数・来場者数も動画に加算される。(ただし、計算方式の違いなどから、ニコ動上の仕様に合わせた数値に変換されて加算される。)

ライブ公開の生放送番組はクリエイター奨励プログラムに登録可能である。しかし動画のクリ奨とは別れているため、動画本編とライブ公開生放送の双方を登録する必要がある。

なお、ライブ公開の生放送でコメントアートを投稿したい場合、生放送と動画のコメント描画の仕様の違いから、動画側にコメントが反映された際にCAが崩れてしまう恐れがある。そのため、ライブ公開で投稿するコメントを動画側に反映しないようにするコマンド「live_only」コマンドが利用可能である。

ただしこれはCA制作ツールなどを通してのみ利用可能なコマンドであるので、PC版ニコ生のコマンド欄に直接打って使うことは出来ない。今のところは、基本的にCA職人有識者だけが使うことを考えればいい概念である。

ライブ公開機能を使った初めてのユーザー投稿動画は、2021年 8月11日17:35 投稿の「ボールころころ」（sm39163 101）となった。シンプルな動画ながら、初のライブ公開ということでコメントは大いに盛り上がった。

8月20日(金)夜、総勢20名以上のクリエイターによるライブ公開を使ったネットイベント「一夜限りのライブ公開ステージ」が開催された。20:00 ～23:50の間、それぞれのクリエイターのアカウントから順番にライブ公開がスタートし、夏フェスのように次々とリレー形式で動画が公開されていった。視聴者は、特定のクリエイターの枠だけを目当てで来た者から、全ての枠を巡回する者まで、様々であった。