ヴァンテージマスターとは、日本ファルコムが1997年12月12日に発売したWindows用S・RPGである。
ヴァンテージマスターは一般的なS・RPGとは異なり、偶然性を廃したシンプルなルールの将棋やチェスのようなプレイ感のゲームでる。
プレイヤーにはまず、自己の分身となるマスターキャラクターが与えられる。それぞれ異なるパラメータを持つ、十数種類の中から一人を選ぶことになる。
マスターには大きく分けて、格闘型と魔法型があり、前者はマスター自ら戦闘に参加することが可能で、後者は豊富な魔力で多数のネイティアルを召喚することができる。
魔晶石
マップには魔晶石が設置されており、これを占拠することで様々な恩恵を得られる。
確保した数に応じて、ターン毎のMP回復量が増加する。特に魔力の低い、格闘型のマスターにとっては重要である。
また、防御効果が高く、ただ乗っているだけでダメージを減らすことができる。さらに、1ターン毎に体力が1点回復する。
魔晶石の確保は優先順位の高い事項であり、これを巡る攻防は非常に激しいものとなる。
召喚
マスターはMPを消費して、マスターの代わりに戦闘を行う精霊『ネイティアル』を召喚できる。
召喚する際だけではなく、ネイティアルの実体を維持するために、継続的にMPを消費する。
戦闘は原則としてネイティアルが行うが、もちろん、マスター自ら戦闘に参加しても構わない。
ネイティアルにはそれぞれ属性が設定されている。水は火に強い、火は天に強く、天は地に強く、地は水に強い。
属性間の相性は、パラメータ上の強弱を引っくり返すほどの絶大な影響力を持つ。
具体的には、火属性の最強ネイティアルと、水属性の最弱ネイティアルの戦闘は、ほぼ互角である。
また、強いネイティアルはそのぶん、召喚にも維持にも多くのMPを消費するため、基本的な戦闘は初級~中級ネイティアルで補い、上級ネイティアルは局所的に投入する、といった戦術が重要になる。
もちろん、裏手を突いていきなり最上級ネイティアルを召喚する、といった駆け引きもあり、プレイヤーの判断力が問われる。
1998年7月10日にWindowsで発売。続編というよりは、機能を強化したニューバージョンであり、キャラクターやストーリーは前作と同じ。
初代VMと同様、現在はソースネクスト社より廉価版パッケージが販売されている。
英語だが、無料でプレイ可能。緻密なドット絵で描かれたキャラクターは美しく、ポリゴンとはまた違った魅力がある。
ただし、公式なサポートはWindows95/98であるため、近年の主流であるXP/Vistaでは正常に動作しない可能性もある。自己責任でどうぞ。
英語ではあるが、たとえ読めなくてもシンプルなゲームシステム故、困ることはないだろう。
なお、PSP版とはパラメータや計算式の一部が異なる。どういうわけか、PSP版は古いバランス設定を採用しているため、10年以上前のソフトである本作が、最新のゲームバランスとなっている。
2ch管理人であるひろゆきもプレイしクリアしたゲームでもある。
2008年4月24日に日本ファルコムよりPSP専用ソフトとして発売。
基本的に初代Windows版ヴァンテージマスターを元にリメイクしたもの。
2010年12月16日に「スーパープライス」シリーズとして、廉価版パッケージとダウンロード版が発売。
PSP版とWindows版のBGMを収めた2枚組みCDが、PSP版の初回特典として配布された。
店舗や通販サイトによっては予約特典だったり、先着購入順だったりと配布方法は異なっていたようだ。
現在の所、CD単品では販売されていない。サントラ単品としては、 「iTunes Store」や「リッスンジャパン」等の音楽配信サイトでダウンロード販売されている。
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最終更新:2025/12/10(水) 19:00
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