iTunes Store(アイチューンズストア)とは、Appleが運営するコンテンツ配信サービスである。
世界No.1のミュージックストアで楽しめるのは、音楽だけにとどまりません。映画やアプリケーション、ゲームを買うのも、本やPodcastを好きなだけ手に入れるのも思いのまま。
Apple公式サイトより抜粋
略称はiTS、旧名称はiTunes Music Store。
音楽、映画、電子書籍といった各種デジタルコンテンツの購入を行うことが可能。シンプルで利便性の高いUIや、Store内で定期的に特集が組まれるなど、コンテンツへの導線を強めるための仕組みが整備されている。
日本におけるiTunes Storeの運営は、Apple日本法人ではなく、米Appleの直轄組織「iTunes株式会社」が担当している。
なお、取り扱いっているコンテンツのうち「ミュージック」については、2015年6月30日より新たに開始した定額ストリーミング配信サービス「Apple Music」に主軸を写している(2016年6月時点では平行運用中)。
iTunes Storeに対応しているデバイスは、2016年6月時点で下記の通り。
MacintoshおよびWindowsPCの場合はインストールされたiTunes上からアクセスし、iOSデバイスの場合は「iTunes Store」アプリをタップして起動する。
2015年6月時点での、iTunes Storeで取り扱われているコンテンツは、下記の7種類のカテゴリーに分かれている。
iOSデバイスにおいては、カテゴリーごとに別アプリとしてStoreが分かれており、「ミュージック」「映画」「着信音」はiTunes Storeアプリ、「ブック」はiBooksアプリ、「App Store」「Podcast」「iTunes U」はそれぞれカテゴリーと同名のアプリとして存在している。
iTunes Store最初期から存在するカテゴリーであり、ストア自体の名称も当時は「iTunes Music Store」であった。
アメリカ合衆国で2003年4月より開始された。日本でも早期のサービス開始が期待されていたが、著作権保護、レコード会社との契約問題などにより日本でのサービス開始は2005年8月4日と遅れる結果となった。
サービス開始後も、各レコード会社の参入スピードは緩やかであり、中でもソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の日本における参入は2012年11月7日と、サービス開始から実に七年経過後であった。なお、事務所やレーベルの都合上、ジャニーズ事務所など2015年6月時点でも楽曲を提供していないアーティストが存在する。
ミュージックカテゴリーは、さらに「J-Pop」「クラシック」「ヒップホップ」「ミュージックビデオ」などのジャンル別に楽曲が整理されている。
これらジャンルの中で、日本独自のジャンルとして「アニメ」が用意されている。品揃えも豊富で、昔の作品の楽曲や、SMEレーベルに代表されるようなタイアップ曲、深夜アニメなど幅広くラインナップされており、アニメファンもしくはアニメソングのファンにとっては非常に嬉しい限りである。
「アニメ」ジャンルでは、VOCALOIDの楽曲とミュージックビデオがKARENTレーベルより多数販売されている。iTunes Store内でも特集が組まれるほどの人気ぶりである(画像参照)。
なお、取り扱いっているコンテンツのうち「ミュージック」については、2015年6月30日より新たに開始した定額ストリーミング配信サービス「Apple Music」に主軸を写している(2016年6月時点では平行運用中)。
2006年9月12日にアメリカにてサービス開始。それに伴い、ストアの名称が「iTunes Music Store」から「iTunes Store」へと改められた。
当初は映画のレンタルサービスが行われておらず、配信のみとなっていたが、2年後の2008年1月15日よりレンタルサービスが開始された。
さらに2年後の2010年11月11日、日本での映画配信・レンタルサービスが開始。ミュージックと同様、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのコンテンツは当初ラインナップされていなかったが、同年の2010年12月16日より配信・レンタルが行われている。
映画カテゴリーにおいては、ミュージックの「アニメ」のような専門的なジャンルは用意されておらず、日本の作品はすべて「邦画」ジャンルとしてひとまとめにラインナップされている。また、カテゴリー名の通り、ラインナップは基本的に映画・劇場版と名の付くもののみであり、テレビ放映のドラマ・アニメなどは取り扱われていない。
詳細は、記事「iBooks」参照。
2010年3月31日、初代iPadの発売にあわせて、アプリ「iBooks」および「iBooks Store」がオープンした。
iBooks Storeは、WindowsPCにおいてはiTunes Store内のカテゴリーのひとつ「ブック」としてラインナップされている。
ほかのコンテンツと同様、ブック(電子書籍)についても日本での展開が遅れていたが、アメリカでのリリースからおよそ3年後の2013年3月6日に日本でオープンした。
「ノンフィクション」「ビジネス」「小説」などのジャンルが取り扱われているなか、日本ではさらに「マンガ」「ライトノベル」という独自のジャンルが用意されている。特にマンガは品揃えが充実しており、ブックのランキング上部はすべてマンガで占められているという状況である。
コンテンツの購入には、クレジットカード、またはコンビニなどで発売されているiTunes Cardを使用する。
iTunes Cardは、1500円 / 3000円 / 5000円 / 10000円 / バリアブル(レジにて金額を指定する方式)の計5種類が取り扱われており、購入時にレジにてアクティベーションしてもらうことで利用可能となる。この仕組みのため、万引きなどレジを通さなかったものは利用することができない。
購入したiTunes Cardに記載されているコードをiTunes Storeへ登録すると、その金額がStore上にチャージされる。
コンテンツを購入する際の代金は、「iTunes Cardでチャージした金額」「クレジットカード引落し」という順番で徴収される。例えば、iTunes Cardでチャージしている残額が350円の状態で1000円のコンテンツを購入した場合、まずチャージ残額から350円が支払われ、残りの650円がクレジットカードで引き落とされる形となる。
米国では7割を占めるとされるiTunes Storeの「ミュージック」のシェアだが、日本では、2011年の有料音楽配信売上実績におけるシェアは1割に満たない状態となっている[1]。これは、日本の音楽配信は着うたのシェアが大きいことに起因する。
また、CDレンタルショップの存在もあり、CD媒体の売り上げも含めた市場全体のシェアで比較すると、iTunes Storeの占める割合はさらに小さくなる。
2010年10月29日より、ニコニコ市場がiTunes Storeに対応した[2]。ニコニコ動画の各種サービス上に、iTunes Storeの商品を貼ることができる。
2014年6月時点で取り扱われている商品は、「楽曲」および「ミュージックビデオ」となっている。
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最終更新:2024/10/04(金) 12:00
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