今日から俺はロリのヒモ！とは (キョウカラオレハロリノヒモとは) [単語記事]

今日から俺はロリのヒモ！
小説
作者	暁雪
イラスト	へんりいだ
出版社	KADOKAWA
レーベル	MF文庫J
刊行期間	2016年 8月-
巻数	既刊6巻
漫画
原作	暁雪
作画	へんりいだ
出版社	秋田書店
掲載誌	月刊ヤングチャンピオン烈(第26話まで) どこでもヤングチャンピオン(第27話から)
掲載期間	2018年 5月-2022年 2月
巻数	全6巻

『今日から俺はロリのヒモ！』とは、暁雪によるライトノベルである。略称は『ロリヒモ』。

概要

2016年より、MF文庫Jから刊行されている。既刊6巻。イラストはへんりいだ。また、第2巻のカバーはリバーシブル仕様になっており、裏面の表紙はあかざわREDによるものとなっている。2017年にはホビレコードよりドラマCDが発売。また、イラストを担当するへんりいだ自身によるコミカライズも2018年から『ヤングチャンピオン烈』にて連載、2021年からは『どこでもヤングチャンピオン』に移籍し2022年 2月まで連載された。

あらすじ

漫画家志望の高校生・天堂ハルがある日出逢った女子小学生は、投資で稼ぐ超お金持ちだった。ハルの大ファンだというそのスーパーお嬢様・二条藤花は、ハルのパトロンになり、更には家に住まわせると言い出す。こんなチャンスを逃してなるものかと、ハルは高校をサクッと中退し、ロリのヒモとなったのだった。

登場人物

※CVはドラマCDのもの。

天堂ハル（てんどう・はる）：CV. 小林裕介: 主人公。漫画家志望の17歳。絵の腕は確かだが、ストーリー展開がめちゃくちゃであるためデビューできずにいる。藤花の申し出で藤花邸（でかい）に居候することになり、ついでに高校も辞めた。漫画の制作に必要なものは藤花が揃えてくれるため、必要な資料と称してロリの金で同人誌を買い、ガチャを回し、ロリたちに着せるコスプレ衣装を買い込むろくでもないヒモと化した。ロリのヒモとして暮らすうちヒモとしての誇りと矜持を持つようになり、養ってもらうかわりにロリたちを楽しませる“ヒモ道”に精進するようになった。“クズ”は最早褒め言葉。あと、ロリフェッショナルではあるが断じてロリコンではなく、おっぱいへの情熱も相当なもの。
二条藤花（にじょう・とうか）：CV. 優木かな: ロリその1。清純黒髪ロリ。投資でどっさり稼ぐスーパー小学5年生。ピクシブでハルの漫画を読んで、その超展開っぷりやおっぱいへのこだわりに衝撃と感銘を受ける。以来すっかり漫画家天堂ハルの大ファンになり、モチベも上がって資産運用成績もよくなったらしい。ハルを「先生」と呼んで尊敬している。ハルへの信頼も厚く、ハルの行うクズな言動もほぼ全てを肯定的に解釈する。その素直さから何でも信じてしまうような危なっかしさもあり、出席したパーティで聞きかじった「SM」やら「ノーパンしゃぶしゃぶ」やらの単語をハルに訊きタジタジにさせたりすることも。ハルの行うロリたちとのレクリエーションにも積極的に参加する。
丹沢千鶴（たんざわ・ちづる）：CV. 佐倉綾音: ロリその2。ツンデレツインテロリ。藤花の友達で、投資でしこたま稼ぐスーパー小学5年生。最初はハルの登場により藤花と遊ぶ時間が減ったため、ハルを藤花から引き離すべく藤花邸に乗り込んできたものの、藤花の説得とハルの取り繕い頑張りによって藤花のそばに居ることを認めた。その際にはハルを「人間としてはともかく、漫画家として素晴らしいことは認める」と評している。ハルを「ハル」と呼び捨て、ひどいときは「バカハル」呼ばわりするが、なんだかんだでハルに懐いている。ハルの考案するろくでもないイベントも、はじめは反発や拒絶こそすれ、持ち前の負けず嫌いを藤花や紗奈に刺激されて結局参加するはめになる。
小森紗奈（こもり・さな）：CV. 千本木彩花: ロリその3。ぼくっ娘猫耳ロリ。藤花の友達で、投資でめちゃんこ稼ぐスーパー小学5年生。千鶴による討ち入りにくっついてきた際に発生したコスプレ事案で装着したネコミミカチューシャを気に入り、以来すっかりネコ系キャラになった。また、（小五であるが）中二病も患っており、オタクで波長が合うハルを「にいさま」と呼んで慕っている。ハルの影響でラノベも読むようになり、「ロリキャバクラ」の際に披露した『漆黒のネコ』の設定に感心したハルの「ふくらませて、なにか作ってみたら」というアドバイスを受け、自分でもラノベを書き始めた。コミカライズでは小森邸でのエピソードも登場。紗奈専属の三つ子メイドが付いている。
園原麻耶（そのはら・まや）：CV. 山本希望: おっぱい担当。クールビューティーな18歳。藤花の秘書を務めていたが、ハルの希望を受けた藤花の命により、ハル専属のメイドにさせられた。藤花を溺愛しており、藤花が望むならとハルとの同居をしぶしぶ了承したが、ハルの存在をあまり快く思ってはいないし、それを隠しもしない。年相応にうぶなところもあり、おっぱい星人のハルから事あるごとに受けるセクハラに顔を赤らめることもしばしば（行き過ぎた場合は容赦なく折檻もする）。ただ、ロリたちには激甘なので、ロリたちにせがまれると恥ずかしくても断れない模様。彼女の監視があるからこそ、ロリたちの保護者からハルの存在がぎりぎり見逃されているという側面もあるようだ。
中野夕莉（なかの・ゆり）：CV. 久川綾: 天下のメディカワに務めるハルの担当編集者。年の頃は20代半ばのメガネが似合う美人さんだが口調や性格は少々荒っぽく、ハルに対しては特にあたりが強い。ハルからは「夕莉ちゃん」と呼ばれるが、その度に「ちゃん言うな」という旨応酬している。ハルの漫画に主にストーリー面でダメ出しをしつつも絵の巧さに関しては認めていて、「性格に難がなきゃ、原作をべつにつける」とも。ロリのヒモというハルの立場を当初は「社会のゴミ」とまで評していたが、藤花邸で行われたバーベキューにお呼ばれしロリたちと親睦を深めてからは、完全否定派ではなくなったようだ。ロリたちともお互いにちゃん付けで呼び合う仲になった。