前橋競輪場とは、群馬県前橋市にある競輪場である。施行者・主催は前橋市、電話投票コードは22#。
※この項目では、現在の本会場となっているグリーンドーム前橋と合わせて記述する。
1950年に開設。元々は前橋公園内に屋外バンクとして建てられていた。
1990年にグリーンドーム前橋が完成し、同年行われた世界選手権自転車競技大会のメイン会場として使用された。
大会終了後は競輪場の機能をグリーンドーム前橋に移し、日本で初めて全天候型のドームバンクとしてリニューアルされた。(のちに小倉競輪場も1998年に北九州メディアドームへと移転している)。
屋外に建てられた旧バンクはその後、練習用トラックと駐車場を兼用する形で残存していたが、公園造成のため2006年に解体・撤去された。
ドームバンクのため照明設備は整っているものの、これまで近隣住民への騒音対策としてナイター開催が行われてこなかった(同じドームの小倉競輪場はナイター開催を行っている)。
しかし、2012年よりミッドナイト競輪を前橋競輪場でも開催することが決定した(詳しくはこちらから)。
また、2015年2月よりナイター競輪も開催されることとなった(詳しくはこちらから)。
トータリゼータシステムは日本トーター製を採用しており、2011年からは重賞式である「Kドリームス」の発売が開始された。
1周:335m(元々は333mだったが、退避スペース確保のため拡張した結果335mとなった。)
見なし直線:46.7m
最大カント:36゜0´0″(日本の競輪場の中では一番のカントを誇る)
バンクレコード(最高上がりタイム):9秒1 荒井崇博・2007年に記録
全天候型ドームのため雨はもちろん風の影響もないので、どんな選手でも力通り発揮できる。
一番の象徴である日本一の最大カントである36度の傾斜角から繰り広げられる桁違いのスピード、そしてコーナー頂上部からの迫力のある「山おろし」は前橋の名物である。
風の影響を全く受けない超高速バンクでスピードも乗るため、特に先行を得意とする自力型が有利である。
しかし他の333mバンクと比べて直線は長めで、加えて風によるアシストもなく上記の「山おろし」からの追い込みもあるため一概に自力型有利というわけではない。
風の影響もないため体力を消耗しやすいという部分も関わっている。しかしとにかくスピードが乗るため、積極性が求められるバンクである。
前橋競輪場はグリーンドームが完成する以前から特別競輪(現在のGⅡ・GⅠ)の開催実績があり、グリーンドームに移ってからは寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントのメイン開催地としても実績を積んできた。
2011年は大津びわこ競輪場の廃止に伴い、この年から持ち回り開催として高松宮記念杯競輪を開催した。また2012年は、36年ぶりにオールスター競輪が開催される。
ファンの間では前橋といえば寛仁親王牌というイメージが強い人もいるが、親王牌は2001年・2005年・2009年は青森競輪場で、2011年以降は弥彦競輪場で開催と、前橋での開催が多いだけで必ずしも固定開催ではない。
※特別競輪が行われない年度については、記念競輪(GⅢ)として三山王冠争奪戦が行なわれる。
1990年に建設された多目的アリーナで、同年行なわれた世界選手権自転車競技大会のメイン会場として開催され、大会後は前橋競輪の開催がメインとなっている。競輪以外にも、様々なイベントに対応できる国際的コンベンション・センターとしての役割も担っている。
施設内はメインイベントエリアと呼ばれる競輪のバンクを含めた北関東最大級のメインアリーナと、競輪開催時の控室やパーティなどにも使用されるサブイベントエリア、そして大小15の会議室からなっている。メインアリーナは7594席のスタンド席と、地下に5002席の可動席を有している。コンサートや展示会など様々なイベントが行なわれ、最大で20000人もの人員を収容できる。
2014年4月よりヤマダ電機のネーミングライツ取得により「ヤマダグリーンドーム前橋」となった。2022年4月から日本トーターが命名権を取得し「日本トーターグリーンドーム前橋」となり現在に至る。
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最終更新:2024/04/27(土) 02:00
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