包

包とは、以下のことを表す。

人名

包（KOF）

包は中国語圏の姓である。

• 包拯（999年 - 1062年） - 北宋の政治家
• 包世臣（1775年 - 1855年） - 清朝の文学家、書家
• 包玉剛（1918年 - 1991年） - 香港の実業家。ワールドワイドシッピング創業者

架空のキャラクター

• 包（パオ） - ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」シリーズのキャラクター → 包(KOF)
• 包道乙 - 小説「水滸伝」の登場人物

その他

• 包（パオ） - 麻雀のルールの一つ。責任払い。
• 包（パオ） - モンゴルの遊牧民の移動式住居、ゲルの中国語表記

漢字として

常

包

Unicode

U+5305

JIS X 0213

1-42-81

部首

勹部

画数

5画

音読み（常用）

ホウ

訓読み（常用）

つつむ

𠣒

Unicode

U+208D2

部首

勹部

画数

6画

意味

包む、包み、容れる、包括する、包含する、囲む、妊む、（苞と通じて）つと（藁などを束ねて食品を容れる物）、（庖と通じて）台所。

庖の代用字として使われる（庖丁→包丁）。

字形

人が懐妊しているところの象形。

〔説文解字・巻九〕には「人の褢妊に象る。巳、中に在り。子の未だ形成らざるに象る。元气は子（ね）に起こり。子は、人の生まる所なり」とあり、続けて「男左行三十、女右行二十～」と、十二支をもって解説している。

音訓

音読みはホウ（漢音）、訓読みは、つつむ、くるむ、はらむ。名のりに、かた・かつ・かぬ・かね・しげ・ふさ、などがある。

規格・区分

常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第1水準。

部首

包は〔説文〕で部首である。ほかに、胞、匏が属する。

声符

包を声符とする漢字には、苞、庖、咆、炮、枹、砲、䍖、鮑、飽、匏、雹、鞄などがある。

語彙

包囲・包裹・包括・包含・包摂・包装・包帯・包皮

異体字

• 𠣒は、〔竜龕手鑑〕に「或（ある）ひは作（な）す」とある異体字。

関連項目

• 海外の姓名の一覧