大西一史(おおにし かずふみ)は、第32代熊本市長である。
1967年12月9日生まれ、熊本県出身。
熊本県立熊本北高等学校、日本大学文理学部を卒業後、営業マンとして働いていたが、園田博之衆議院議員の誘いを受け秘書に転身。
そして1997年に熊本県議会議員選挙に初当選、その後県議会議員を5期務めた(5回の選挙のうち2度はトップ当選である)。
2008年からは議員活動の傍ら、九州大学大学院法学府で政治学や行政学を学ぶ。この時書いた論文は有名な専門雑誌に7度にわたって掲載されるなど、とにかく優秀な成績を修めていたらしい。同大学院では2010年に法学修士号を取得し、2014年9月に博士課程を単位取得退学している。
そして2014年秋、当時3期目だった幸山政史・熊本市長の4選不出馬宣言を受け、県議会議員を辞職して熊本市長選挙に立候補。初当選を果たし、第32代熊本市長に就任した。就任翌年の2015年には、選挙公約にもあった江津湖花火大会の復活を実現させている(翌2016年は熊本地震の影響で中止)。
全国の都道府県議会議員で最初に公式ツイッターアカウントを開設した人物であり、熊本市長となった今も毎日数回更新している。2016年に発生した熊本地震の際には、市民からの被災情報提供呼びかけおよび正しい情報の拡散(当時「熊本市動植物園からライオンが脱走」などのデマが流れていた)などにこのアカウントを活用した。
大西はロック愛好家として知られる。ツイッターでは市長としての各種告知のほか、「今朝の目覚めの音楽」として毎日さまざまなミュージシャンの楽曲を紹介しており、そこではサカナクション、BUMP OF CHICKEN、back number、RADWIMPS、MAN WITH A MISSIONなど、今を時めくロックバンドの名前が次々と登場する。
サカナクションの山口一郎には存在を完全に認知されており、その縁で2015年10月には「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演を果たした。またKEYTALKはギターヴォーカルの寺中友将が熊本市出身ということもあって、2017年の熊本城マラソン前には自ら挨拶にうかがっている。
他方、UKロックにもかなり精通しており、若かりし頃はXTCやSex Pistolsなどに影響を受けたと語っている(XTCからは熊本地震の直後にお見舞いのメッセージが届いている)。さらにはCAPSULE経由でPerfumeにも興味を持っているらしく、アルバムを全部所持していることも発覚した。
そんな大西であるが彼自身れっきとしたドラマーでもあり、故・中川勝彦氏(タレント中川翔子の父)のバックバンドでドラムをたたいていたこともある。政治家になってからもライブやレコーディングなどにちょくちょく参加しており、2016年10月に熊本城で開催されたチャリティー音楽イベントでは、浜崎貴司・トータス松本・吉井和哉・斉藤和義・藤原さくらといったそうそうたる顔ぶれとともにセッションに参加した。ちなみに、この時のドラムセットは自身の名前が入った私物である。
とにかく彼は世界一ロックとは切っても切り離せない政治家なのだ。
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最終更新:2024/11/09(土) 11:00
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