天宮小百合とは (アマミヤサユリとは) [単語記事]

天宮小百合（あまみやさゆり）とは、かつてコナミが配信していたMMO タイプのオンラインゲーム『ときめきメモリアル ONLINE』の攻略ヒロイン（恋愛候補生）の一人であり、それを原作にしたテレビアニメ『ときめきメモリアル OnlyLove』のメインヒロインでもある。CVは牧島有希（ゲーム版ではCVなし）。

概要

主人公・青葉陸が転入してきたクラスのクラス委員長。
成績優秀・品行方正と非の打ち所がない、茶色がかった黒髪ストレートが特徴の美少女で、学校のアイドル的存在。
学校ではクラス委員長以外にも文化祭実行委員を務めている。

勉強・運動が出来て料理も得意とこれだけでも完璧だと言えるのだが、周囲からは立ち振る舞いまで完璧な人間であることを期待されているため感情をあまり表に出せないでいるのが悩みの種。
また、嫉妬深いという意外な一面があり、それを抑えようと必死になることもある。

ちなみに学校では「天宮小百合伝説」なるものが存在し、

今にも雨が降り出しそうだった入学式の日、小百合が登校した途端に彼女を祝福するかのように天から光が降り注ぎ、白い鳩が空へ羽ばたいていった（第1話）。
前年の体育祭の日、騎馬戦に参加した小百合の美しさに全参加者がひかれ、小百合のために道を空けた（第2話）。
前年の文化祭の日、クラスでチョコバナナの店を出したが、小百合が黄金のチョコバナナを作ったらあまりの美味しさに長蛇の列となり、有名店のパティシエまでならんだという（第3話）。
前年の体育の授業で小百合が走り高跳びをしていたら、鮮やかに空を舞うようなフォームであり、それを偶然見ていた高名な画家が小百合をモデルに絵を描き、その絵が海外の有名美術館で陳列されている（第4話）。
前年の夏休み、飼育小屋の掃除を押しつけられた男子生徒にサンドイッチを作ったが、それ以降、そのサンドイッチを狙って飼育小屋に長蛇の列が出来た（第7話）。
小百合が掃除当番の班長の時に掃除をさぼった男子生徒がいたが、すぐに彼女のファンの耳に届き、その男子生徒は厳罰に処されたらしい（第11話）。
原因不明の疫病が蔓延して枯れ果てていた花壇を見かねた小百合が、園芸部員と協力して土壌から肥料まで様々な改革を行った結果、一ヶ月後にはそれが実り、以後はどんな疫病にも負けない花壇となった（第13話）。
かつて事業に失敗し、自暴自棄になって犯罪に走ろうとした男がいたが、子供の頃の小百合がその男にチョコレートをあげたらその男は人の心を取り戻して一念発起し、挙げ句の果ては政界のトップにまで上り詰めた（第24話）。

…と、陸の友人が番組中に陸（と視聴者）に紹介していたが、一体いくつが本当の事なのかは全く分からない。
それほど小百合は、学校では神格化されている（されすぎている）存在となってしまっている。

そんな小百合が心を開ける存在なのが、親友の椎名あやめと飼い犬のエル、そしてクラスメートでありのちに恋人同士となる青葉陸であろう。

ただし、陸は転入初日に一目で小百合に惹かれたが、小百合は当初は単なるクラスメートにしか思っていなかった。
しかし、回を重ねて陸と接していくうちに段々と彼に惹かれていき、最終的には告白して恋人同士となったが、彼が直後に「きらめき高校」（『ときめきメモリアル』の舞台）に転校してしまったため、遠距離恋愛となった模様である。
なお、最終回で陸に教えるまで、小百合のメールアドレスはあやめしか知らなかったことである。