安全のしおりとは、各航空会社の機内安全ビデオにつけられるタグである。
安全のしおりには機内での禁止事項や避難経路、酸素マスクや救命胴衣の使い方などが載っている。
機内安全ビデオはそれらを分かりやすく動画で説明したものであり、離陸前に座席の液晶画面や前方のスクリーンにて放映される。
近年ではこの機内安全ビデオをより注目してもらおうと、各航空会社が様々な志向を凝らしたものを製作している。かつて「見せる」映像だった存在も、時代の変遷と共に「魅せる」映像へと進化を遂げた。
一例としては、乗務員がボディペイントで制服を拵えたり、映画『ホビット』とコラボレーションし無駄に壮大な作品に仕立てたりと毎回キャストやロケーションが豪華で手の込んだ作品を作るニュージーランド航空が有名。
コレに追随する形で他社も高クオリティな機内安全ビデオを製作するようになり、ストイックながらも洗練された格好良さを持つデルタ航空、映像自体が一種のMVとなっているヴァージン・アメリカ航空やファッションブランドのジュリアン・マクドナルドとコラボしたエティハド航空など、機内安全ビデオというより一種の映画とも言える濃密さである。
他にも「LEGO®ムービー」とコラボしたターキッシュ・エアラインズや、中国の最新3DCG技術をふんだんに活かした海南航空、優雅な雰囲気を醸し出す音楽と映像で乗客を釘付けにするシンガポール航空にベトナム航空など…これらの動画はYouTubeの航空会社公式チャンネルで視聴できるものも多いので確認してみよう。
国内では子安武人を起用したり、ジャズラウンジ風や3DCGによるロボットによるアナウンスなどスタイリッシュな作風が好評のスターフライヤーが代表的存在。大手の全日本空輸も最新版では歌舞伎風にしたりと、海外に負けじと「魅せる」映像作品を輩出している。なお日本航空のように異業種にネタにされたものも存在する。
その一方で、これらのエンタメ性を取り入れた機内安全ビデオが、マーケティングツール化している、安全性を蔑ろにしているなどとの批判を受ける事があり、2024年の羽田空港地上衝突事故の発生後、批判が高まる事となった。特に日本航空では1985年の日本航空123便墜落事故を機に講じている徹底した安全対策の観点から、これらのエンタメ性やユニークさを一切排除し、想定されるリスクを視覚的に交えつつ、あえてより強い口調とする事で、危険性の周知徹底を図っている。特に「脱出時に荷物は持たないで下さい!!」と、荷物を持って緊急脱出しようとする乗客に向けては語気を荒げており、これが前述の羽田事故でJAL側の死者ゼロという結果につながっている。
掲示板
12 ななしのよっしん
2022/08/19(金) 07:59:41 ID: jS1evh3YzB
ANAの歌舞伎とかいうクソの塊がようやく終わったようで
正しく情報が伝わらないというリスクしかないのに物珍しさだけで擁護してるバカが多かったのにもウンザリしてたんだわ
13 ななしのよっしん
2024/08/18(日) 17:32:21 ID: d9aDPUbvBJ
https://
こういうのを待ってたんだよ!
JALもはようウルトラマンと組んで対抗せい
14 ななしのよっしん
2025/06/15(日) 21:17:23 ID: QsCI0qcswe
>>13
それらをやらないJALは羽田事故で結果を出したことを忘れてはいけない
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/16(火) 21:00
最終更新:2025/12/16(火) 20:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。