小寺政職

「小寺政職」（こでら・まさもと 1525 ～ 1582）とは、黒田重隆・黒田職隆・黒田官兵衛の黒田三代を最初に登用して衰退した赤松家復興に尽力したものの、勢力拡大にあわせて赤松家と対立し、織田信長の参加に入るが痛恨のルート選択ミスをおかして全てを失った姫路城主経験者な戦国武将。

※名前の読みは「おでら・まさもと」とも。

概要

赤松家臣・小寺則職の子に生まれ、赤松義村が浦上村宗に殺されると、赤松義村の子・赤松晴政を伴って細川晴元を頼った。

浦上村宗を討つ事に成功して赤松家を復活させると共に、目薬屋の黒田重隆やその子・黒田職隆を登用して播磨に勢力を築き、実力を持ちすぎたがゆえに赤松家と対立することになった。

※黒田重隆・黒田職隆は家老につけた他、「小寺」の姓を与えて姫路城の城代に任命した。

黒田職隆の子・黒田孝高（黒田官兵衛）が元服すると、姪と結婚させて「小寺」の姓を名のらせて最初の主君となった。

その後は、足利義昭と通じて織田信長と対抗して攻撃を退けたりしていたが、黒田孝高の意見を聞き入れて織田信長と誼を通じることに路線変更し、次男を人質に送って織田信長に降った。

※この頃、宇喜多直家に追放された浦上宗景が小寺政職を頼ったらしい。（「美希の天下創世」の展開とはまるで逆）

織田信長の下で、毛利家と戦っていたが、同じく誼を通じていた別所長治が、荒木村重の反乱に追従して織田信長から離反すると。小寺政職も黒田孝高の説得に耳を貸さずに織田信長から離反するという選択ミスを犯してしまう。

※この後、荒木村重を説得に行った黒田孝高は、土牢に閉じ込められる事になり、竹中半兵衛のナイスアシストがなければ黒田家が断絶した可能性があった。

そして羽柴秀吉や織田信忠の攻撃を受けた小寺政職は毛利家を頼って逃亡した。

※結果的に織田信長の元に残った黒田孝高は、織田信長の命により小寺姓から黒田姓に苗字を戻されている。

毛利家を頼った小寺政職だったが、吉川元春に拒まれて備後にて寂しい最期を迎えたらしい。

※その他「小寺政職」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

関連動画

コーエーの「信長の野望」シリーズでは、革新や天下創世の「太ましい眉毛」に定評のある顔グラをしている。

・・・烈風伝・・・見なかったことに・・・

▼戦国時代を生き残る為に星井家を利用してでも赤松家を守ろうとする忠臣として登場する「美希の天下創世」

※星井家を利用してでも生き残るべきだと主張したので腹黒いとする視聴者もいたが、戦国時代ならそう判断するのが当然だと擁護する意見も多かった。そんな小寺政職の最期は、まさに忠臣の最期となった。 

補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける小寺政職の能力一覧。

軍事能力

内政能力

戦国群雄伝(S1)

戦闘

－

政治

－

魅力

－

野望

－

武将風雲録(S1)

戦闘

－

政治

－

魅力

－

野望

－

教養

－

覇王伝

采配

66

戦闘

57

智謀

32

政治

59

野望

63

天翔記

戦才

114(B)

智才

64(C)

政才

128(B)

魅力

61

野望

65

将星録

戦闘

51

智謀

42

政治

64

烈風伝

采配

47

戦闘

39

智謀

51

政治

48

嵐世記

采配

35

智謀

43

政治

39

野望

66

蒼天録

統率

56

知略

47

政治

65

天下創世

統率

54

知略

49

政治

64

教養

54

革新

統率

61

武勇

57

知略

55

政治

72

天道

統率

61

武勇

57

知略

55

政治

72

創造

統率

58

武勇

58

知略

56

政治

71

関連コミュニティ

関連項目

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• 赤松晴政
• 赤松政秀
• 黒田重隆
• 黒田職隆
• 黒田官兵衛（黒田孝高／黒田如水）
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