黒田職隆とは (クロダモトタカとは) [単語記事]

「黒田職隆」（くろだ・もとたか 1522 ～ 1585）とは、戦国時代の武将で、西播磨の小寺氏の重臣を務めた人物であり、縁の下の力持ちに定評あるお父さんである。

別名は「小寺職隆」

「信長の野望」における存在意義は、第一に召抱えておくと息子「黒田孝高（黒田官兵衛）」がついてくる事であり、「信長の野望天下創世PK」を使用したiM@S架空戦記シリーズ「美希の天下創世」では、星井家の危機に登場する度に「お前の息子を今すぐ元服させろ」と言われてしまう事に定評がある。

概要

「玲珠膏」と名付けた目薬を売って財力を蓄えた黒田重隆の子に生まれる。

目薬を売って得た財力を使って西播磨に勢力を張る小寺氏・小寺政職に出仕して、小寺氏の仇敵であった香山重道を討ち取った戦功により、小寺政職の養女を娶って「小寺」の姓と「職」の一字と家老の地位と姫路城をゲットした。

※当時の姫路城は、池田輝政による白鷺城となる前のものである。

その後、浦上政宗の息子・浦上清宗に娘を嫁がせる事になったが、婚礼の当日に赤松政秀の奇襲をうけて浦上政宗・浦上清宗親子ともども娘を殺されてしまい、復讐に燃える黒田職隆は、別所安治と組んだ赤松政秀と前面衝突し、息子・黒田官兵衛の知略によって赤松政秀から西播磨の覇権を取り戻した。

そして、小寺政職が織田信長に反逆したはいいが衆寡敵せず逃亡した後は織田信長に仕え、息子・黒田官兵衛が結婚すると、まだ40歳代で隠居して家督を黒田官兵衛に譲り、姫路城の留守を守ったり、息子が捕らわれて水牢にいれられた際に、裏切ったと誤解した織田信長に対処し、弟を羽柴秀吉に人質に送る等して、姫路城と黒田家を守り、黒田官兵衛を影から支えた。

※黒田官兵衛が水牢に幽閉されていた際も、裏切り疑惑に対処するために黒田家の当主に復帰せずに姫路城は家臣の合議制で運営することで、黒田官兵衛の復帰に対してスタンバイした。

その後も息子を支え続けて62歳で死去した。

「信長の野望」では、なんでもこなすチート武将の黒田官兵衛（黒田孝高）の父親ということで、中国地方の弱小大名からは黒田孝高を元服時にゲットするために、まずは黒田職隆をゲットするといった「黒田パパ」としての存在意義が大きい。といっても息子と比べると涙目だが、内政を任せるには十分な政治力を保有している。（裏方に定評のある黒田パパって事ですね）