平成25年台風第30号 単語

ヘイセイニジュウゴネンタイフウダイサンジュウゴウ

1.7千文字の記事

 平成25年台風第30号とは、平成25年2013年11月4日9時日本時間)に発生したこの年30番台風である。
 アジア名は「ハイエン(Haiyan)」、中国による提案で意味は[1]

 日本気象庁における表記は「平成25年台風第30号」、
 海外では「TyphooHaiyan (2013)」や「Super Typhoon Haiyan (2013)」などとされる。

 フィリピン中部を中心に、高潮など甚大な被害をもたらした台風となった。


 ニコニコ動画においては「平成25年台風第30号(ハイエン)exit_nicovideo」がタグとして普及しているので、or検索を記載しておく。

  「平成25年台風第30号or平成25年台風第30号(ハイエン)」でキーワード検索exit_nicovideo
  「平成25年台風第30号or平成25年台風第30号(ハイエン)」でタグ検索exit_nicovideo

 また単純に「台風30号exit_nicovideo」としている場合もあるので、こちらも注意する必要がある。

概要

台風30号の発達過程は以下の通り。 ※記載内容は気象庁発表の速報値 日時は日本時間

台風の進路となったパラオフィリピンベトナム中国台湾で人的及び物的被害が出たが、
特に甚大な被害ったのは最盛期で台風の直撃を受けたフィリピン中部であった。

レイテを中心に強による屋の倒壊や6mを越えたとされる高潮被害により、
死者6,201名 行方不明者1,785名 負傷者28,626名 被害総額は日本円にして約854億円に達した。


なおこの台風に関しては台風発生翌日の5日から上陸した8日にかけて、
地上約400kmを周回している国際宇宙ステーションから中心付近の様子が運良く捉えられている。

35,786kmで観測を続けている気象衛星ひまわり(当時は定期バックアップ運用中にて「ひまわり6号」撮
高度850km付近を飛ぶNOAAなどの極軌衛星を考えると、
画像解像度に難ありとはいえ台風の発生期から最盛期を間近にみる重な映像といえるかもしれない。


また「平成26年台風第19号」でも話題にしているが一部メディア等において、
台風』や『スーパー台風』など気用語的に不適格な言葉を多くみた台風でもあった。

スーパー台風」に関しては上記大百科を参照して頂くとして...
台風30号においてその被害の大きさから「」という表現が見受けられたが、
本来この言葉は強域の半径が800km以上の台風すものであって
用語的に被害の大小を示す言葉ではない。(参照 ニコニコ大百科 「台風」 強さ・大きさ

台風30号に当てはめると存続期間中に強域半径が500kmを越えた間は一度もく、
そういう意味では「大台風」にすらなってはいなかった事になる。
 

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脚注

  1. *気象庁によるアジア解説 台風の番号と名前 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.htmlexit
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