弟より小さい兄

弟より小さい兄とは、弟より体の成長が乏しい兄のことである。

概要

人間は一次性徴・二次性徴を経て大人の身体になる。成長期であれば年齢を重ねるごとに成長するため、年齢の高い兄は弟よりも早く体格が大きくなる傾向にある。

だが、成長のスピードや最終的な伸び代はたとえ兄弟でも千差万別であり、「弟より小さい兄」「弟より若く見える兄」は現実・創作問わず散見される。

創作においては、弟に体格で負けている様子がぱっと見の頼りなさ・コンプレックス的なやりとりを生み出しつつ、その上で兄が時折見せる人間的な「大きさ」をアピールするためのエッセンスにもなる。

例（五十音順）

実在

池添謙一

「癖馬マイスター」として知られる騎手。

弟・池添学調教師は兄よりどころか池添家の中で最も体が大きくなってしまい、早々に騎手への道を断念して調教師を目指していた。

なお、謙一騎手といえばドリームジャーニー・オルフェーヴル兄弟、こちらも兄の方が小柄なことで有名だが、これはドリームジャーニーが母オリエンタルアートの初仔であり、初仔は小さくなりやすいのでよくあること。

昴生

兄弟漫才師「ミキ(お笑いコンビ)」のツッコミ担当。

初期の芸風では、弟・亜生の「身長・顔面ともに兄より勝っているが、兄に頼り切り」なキャラが人気を博していた。

こっちのけんと

『はいよろこんで』で有名なシンガーソングライター。三兄弟の次男。

俳優の三男・菅生新樹とは10cm以上の身長差がある。なお、同じく俳優の長男・菅田将暉は三兄弟の中で最も高身長。

武豊

言わずと知れた競馬界のレジェンド。

自身も170cmと騎手としては大柄なのだが、弟の武幸四郎元騎手は177cmとさらに大柄であり、減量に苦労したのもあって調教師に転向している。

中川剛

兄弟漫才・コント師「中川家」のボケ担当。

肉体・メンタル的な面や、芸風・バラエティにおけるキャラクターで剛がやや消極的であることが多く、グイグイ行く弟・礼二が兄だと勘違いされることも多い。

創作

エドワード・エルリック

漫画『鋼の錬金術師』の主人公。

肉体を失った弟・アルフォンス・エルリックの媒介先として大きな鎧を選んだため、エドより数段デカくなっている。なお、実際のアルの体格はエドと同程度。

Sans

ゲーム『UNDERTALE』のキャラクター。

弟・Papyrusは体格の割にかなり幼稚な性格をしており、普段は怠け者のSansだが、危なっかしい弟を兄として気にかける一面もある。

ジャギ

漫画『北斗の拳』のキャラクター。

三男・ジャギの身長179cmに対し、四男・ケンシロウの身長は185cm。ジャギにとって身長は優劣の基準に入らなかったようだ。

戸愚呂兄

漫画『幽☆遊☆白書』のキャラクター。

強大な力を持つ弟を、兄は自身の能力を以て頼りにしているが、弟は下劣な性格の兄を見下しており、その関係性は上記の「兄を慕う弟」の全く逆。

マリオ

ゲーム『スーパーマリオ』シリーズのキャラクター。

弟・ルイージは元々マリオの色変えキャラとして登場したため、体格はマリオと全く一緒だったが、映画『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦！』でルイージの方が細身で高身長という設定がつけられて以降、ゲームでも同様の体格差がつけられるようになった。

関連動画

 

関連静画

 

関連項目

• 兄
• 弟
• 妹より小さい姉