人生は一度きり
勝つ日もあれば 負ける日もある
負けを恥じず 勝って驕らず
すなわち レッツエンジョイ!!
徳松長次郎とは、アニメ「遊戯王ARC-V」の登場人物である。CVは咲野俊介。
シンクロ次元の強制収容所の囚人達を統べる、10年間無敗のデュエリスト。江戸時代や任侠の世界を彷彿させる、張った顎に無精髭、年季の入った小粋な着流しが特徴的な容姿をしている。シンクロ次元では珍しい、日本人名の人物。
デュエルによって囚人達から《幽鬼うさぎ》を始めとしたかなりの数のレアカードを巻き上げており、そのレアカードで看守を買収しては豪華な椅子に豪華な食事と、収容所内とは思えないような悠々自適の贅沢生活を送っている。
下層階級「コモンズ」の出身であり、かつては勝ち負けを二の次として楽しくデュエル!を信条とする「エンジョイ長次郎」という二つ名を持っていた。どんな劣勢でもデュエルを楽しみ、土壇場の「奇跡のドロー」で逆転するその様は、コモンズの人々の憧れとして尊敬を集めた。子供達にデュエルを教えるといった事もしており、幼少期のクロウ・ホーガンらも世話になっていたらしい。
だが、トップスのデュエリストへデュエルを挑んだ際、金に物を言わせて集めたレアカードで構成されたデッキに複数人数によるデュエルを利用した狙い撃ち、という理不尽な状況へ追いやられ、自分を応援していた歓声もやがて罵声やブーイングへと変わっていった事で「歓声を受けてもいずれ罵声に変わるならば、最初から歓声などいらない」という考えへと変わっていく。そして再起を賭けたデュエルで長次郎は「負けられない」という焦りと勝利への執着からイカサマに手を染めてしまい、その罪で収容所へと投獄されてしまった。
なお、ここで彼が逮捕されて以降コモンズの若者が荒んでいき、それを和らげるために「コモンズ」と「トップス」の融和を謳った「フレンドシップカップ」が開催されるようになったという。
獄中生活に入ってからは、ドローをも捨てた必勝コンボを編み出し、この戦術で10年間デュエル無敗の伝説を打ち立て囚人達の頂点に立った。倒した相手を悉く涙雨で濡らす事から、秋雨の長次郎と呼ばれ恐れられるようになる。
やがて、榊遊矢とその仲間達が入所してくると遊矢達からもカードを巻き上げようとするが、遊矢達がこれを拒否したため遊矢とデュエルを行う。
前述の必勝コンボで遊矢を苦戦させるが、デュエルを諦めなかった結果必勝コンボを乗り越えた遊矢の姿を見て心境に変化が生じ、長年封印してきたドローを解禁すると同時に「エンジョイ長次郎」として復活を果たした。
結果で見れば遊矢には敗れたが、遊矢達とは和解し、以降遊矢達の仲間として行動を共にするようになる。
その後脱獄騒ぎの中で、かつての取り巻きの意思を汲み脱獄を決め込むが、ランサーズと一緒に捕縛されかけ、寸でのところで救われた末に先述の大会「フレンドシップカップ」への参加が決定。奇しくも「フレンドシップカップ」のきっかけとなった男が同大会に出場することになった。遊矢にとっては人生の先輩であり、情報を仕入れた際自らのやり方で遊矢のもとに向かい情報を伝えたり、感情が暴走しそうになる遊矢を制したりしている、頼れる大人である。
デュエルでは花札をモチーフにした【花札衛(カーディアン)】デッキを操り、《花札衛-猪鹿蝶-》をエースとする。
《超こいこい》でドローしたモンスターを大量展開して《花札衛-猪鹿蝶-》をシンクロ召喚する。この《超こいこい》は前述の「奇跡のドロー」の象徴であり、10年前のイカサマ以来遊矢とのデュエルで「エンジョイ長次郎」として復活するまで引く事ができなかった。なお、秋雨の長次郎としては、自分のドローを放棄してドローした相手に大ダメージを与える《花札衛-雨四光-》と、手札から特殊召喚された相手モンスターを手札に戻す《イカサマ御法度》が中核をなしていた。
ちなみに、『花札衛』は元になった花札を遊戯王のカードで再現したイラストになっていて、《花札衛-萩に猪-》の場合は猪が《ボア・ソルジャー》になっているほか、レベルも対応した花札の月と同じ数字になっている等、かなり作り込まれている。
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最終更新:2024/04/25(木) 18:00
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