戸田城聖とは (トダジョウセイとは) [単語記事]

戸田城聖とは、創価学会第二代会長である。

人物
戸田城聖
基本情報
生年月日	1900年 2月11日
生誕地	石川県加賀市
没年月日	1958年 4月2日
死没地	東京都千代田区
職業・肩書	教育家・宗教家

備考・その他

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概要

1900年に石川県で生まれる。この時は甚一という名前であったが、のちに人生の中で数度改名し『城聖』となる。

1920年に牧口常三郎（のちの創価学会初代会長）のもとを訪ねる。その8年後の1928年に牧口が折伏され日蓮正宗に入信、翌月に牧口が戸田を折伏したことで戸田も日蓮正宗に入信した。1930年に牧口と戸田は『創価教育体系』という教育書を発行し、現在の創価学会創立記念日となる。

時代は流れ日本は太平洋戦争に入り、軍部政府の暴走により神札の受け取りを強制される中で1943年 6月に牧口と戸田は総本山大石寺に呼び出される。日恭（当時の法主）立ち会いのもとで「学会でも一応受け取ってはどうですか？」と大石寺から正式に助言をしたが、それでも二人は日蓮仏法の精神を貫いて神札の受け取りを拒否する。翌月には治安維持法違反・不敬罪により検挙。その後豊多摩刑務所に収監され、大石寺からも登山停止処分を下された。2年経った1945年 7月3日に出獄。のちにこの日は「戸田城聖先生出獄記念日」として、会内の記念日の一つとなっている。

戦後、当時壊滅しかけていた創価教育学会を再興し、法華経講義で日蓮仏法の弘通に力を入れ始める。
この頃のちの第三代目会長となる池田大作が入信。その一年後に二人が出会い、感銘を受けた池田が戸田に従事するようになったことで二人に深い師弟関係が結ばれたのである。

1958年、池田に創価学会の一切を託し死去。

戸田城聖にまつわる施設

創価学会戸田記念墓地公園（北海道石狩市）
1977年に開園した創価学会専用墓地公園。1901年に戸田家が現在の石狩市厚田区に移ったことに由来する。開園までの長きにわたる石狩の膨大な気象データをもとに、かつて札幌以北では不可能とされていたソメイヨシノの植樹を行い、開園後約10年がかりで8000本の桜を満開にさせることに成功した。いまでは石狩屈指の桜の名所となっている。
戸田旅館（北海道石狩市）
戸田城聖の親戚が運営する旅館。外装から客室に至るまで昔ながらの味が醸し出されており、口コミでも評判が高い。なおこの旅館は池田大作著『新・人間革命』第26巻でも登場し、作品のファンにも人気のスポットとなっている。
総本山大石寺（静岡県富士宮市）
戸田城聖の墓所。創価学会運営墓地にも墓碑があり戸田のもとへお参りできるようになっているが、遺骨そのものは大石寺に葬られている。ちなみに墓石建立者名は『日蓮正宗創価學會』となっている。