文学少女シリーズとは (ブンガクショウジョシリーズとは) [単語記事]

概要

文芸部の部長である天野遠子と部員の井上心葉を中心に織りなされるファンタジーミステリ。太宰治や宮沢賢治、エミリー・ブロンテなどが書いた実在の小説を題材としており、物語中にもその題材の小説について多く言及されていたりする。

「このライトノベルがすごい！2009」では本編完結の勢いそのままに、大差で作品部門1位に輝き、その他にもヒロイン部門(遠子)、イラストレーター部門(竹岡美穂)でも1位を獲得した。

文学少女シリーズの本編は8巻の"神に臨む作家"で完結したが、FBOnlineで連載していたものをまとめた短編集や、文学少女の外伝作品がその後も刊行された。外伝の方も『見習い』3巻や『半熟作家』で完結した。

	巻数	タイトル	出版日
本編	1	“文学少女”と死にたがりの道化（ピエロ）	2006年 5月10日
	2	“文学少女”と飢え渇く幽霊（ゴースト）	2006年 9月11日
	3	“文学少女”と繋がれた愚者（フール）	2007年 1月4日
	4	“文学少女”と穢名の天使（アンジュ）	2007年 5月10日
	5	“文学少女”と慟哭の巡礼者（パルミエーレ）	2007年 9月11日
	6	“文学少女”と月花を孕(だ)く水妖（ウンディーネ）	2008年 1月4日
	7	“文学少女”と神に臨む作家（ロマンシエ）上	2008年 5月9日
	8	“文学少女”と神に臨む作家（ロマンシエ）下	2008年9月11日
短編	1	“文学少女”と恋する挿話集（エピソード）１	2009年 1月7日
	2	“文学少女”と恋する挿話集（エピソード）２	2009年 9月10日
	3	“文学少女”と恋する挿話集（エピソード）３	2010年 5月11日
	4	“文学少女”と恋する挿話集（エピソード）４	2010年 12月25日
外伝	1	“文学少女”見習いの、初戀（はつこい）。	2009年 5月11日
	2	“文学少女”見習いの、傷心（しょうしん）。	2010年 1月7日
	3	“文学少女”見習いの、卒業（そつぎょう）。	2010年 9月10日
		半熟作家と“文学少女”な編集者(ミューズ)	2011年 5月11日

劇場版“文学少女”のBlu-rayとDVDが2010年 8月27日に発売。
平行して2010年 6月～12月の間に、OVAが3タイトル発売される。
それぞれ、天野遠子・朝倉美羽・琴吹ななせを主人公とした短編アニメで、発売に先立って2010年 5月～6月に劇場版とセットでの特別上映が一部映画館で実施された。
また、「“文学少女”見習いの、傷心（しょうしん）。」の特装版（限定版）に特典として、約15分のアニメ「“文学少女” 今日のおやつ～はつ恋～」が収録されたＤＶＤが付いている。

タイトル	メディア	発売日	ニコニコ市場
劇場版“文学少女”	Blu-ray DVD	2010年 8月27日	BD 初回限定版 DVD 初回限定版 DVDスタンダート版
“文学少女”メモワールI-夢見る少女の前奏曲(プレリュード)-	DVD	2010年 6月25日	初回限定版スタンダート版
“文学少女”メモワールII-ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)-	DVD	2010年 10月29日	初回限定版スタンダート版
“文学少女”メモワールIII-恋する乙女の狂想曲(ラプソディ)-	DVD	2010年 12月24日	初回限定版スタンダート版

「“文学少女”と死にたがりの道化」（漫画：高坂りと）が「ガンガンJOKER」2009年 11月号まで連載された。コミックスは全3巻。
また、「“文学少女”と美味しい噺（レシピ）」（漫画：日吉丸晃）が「ビーンズエース　vol.17」（角川書店）にて連載開始し、Rec ipe4より同出版社の「月刊Asuka」へ移動、2010年 4月号まで連載された。コミックスは全2巻。
「月刊Asuka」では「“文学少女”と恋する詩人（ポエット）」（漫画：日吉丸晃）が連載された。コミックスは全4巻。

劇場版と同じキャストによるドラマCDがランティスより発売されている。
キャストの発表は「死にたがりの道化【前篇】」の制作発表と同時に行われた。また、死にたがりの道化【前篇】」発売当初、朝倉美羽のみキャストが非公開となっており、後日正式に発表された。