新しい村とは、その名の通り新しく作られた村である。ここではSFCのRPG「新桃太郎伝説」に登場する同名の村について説明する。
人間と、改心した鬼たちが共同で作った新しい村。だが、桃太郎が訪れた時点で既に鬼の幹部・カルラが村を占拠している。その後月におつかいに行かされるがなんやかんやでカルラを追い払うことに成功する。
だがその後、本性を現し始めたカルラによって村は毒の海に沈められる。村人たちの断末魔の悲鳴が鳴り響いた後、村は壊滅。それまでのどかだった新桃のストーリーが一気にシリアスになるターニングポイントである。
作品中盤、「鬼のつめあと」と呼ばれる、川や山が入り組んで迷路のようになっているフィールドを抜けると「新しい村」へと到着する。だが村のBGMが不穏かと思いきや、既にカルラが先回りしており、城に残してきた仲間の誰か2人が磔になっている。カルラは村を燃やそうとするが、それをやめさせる条件として夜叉姫も人質として磔にすることを要求し、かつ月にある「たそがれの夢」という珍しい石を取ってくるように命令。それと引き換えに他の仲間たちを解放すると言う。
この為、「鬼の牢獄」という塔を登り月へとワープする桃太郎一行。だが月の「夢の村」で「たそがれの夢」について聞いても住民たちは誰も全く知らない。そこに現れたアジャセ王子の助言も受け、疑念を抱いた一行は新しい村へと引き返す。
そう、たそがれの夢とは文字通り存在しないたそがれの存在なのだった。戻って来たカルラは磔に火をつけ、中ボスとの連戦が始まるが、それを終えるとアジャセ王子が登場して火を消してくれる。この前の「雷神の洞窟」辺りからカルラは汚い欲望にまみれた本性を垣間見せはじめて卑劣な罠などを繰り返すようになり、その言動は鬼の片隅にもおけない悪の権化となってゆき、アジャセもそれを危惧する。(しかしこの時点でのカルラは桃太郎が戻ってくるまでは一応律儀に火をつけずに待ってくれている)
新しい村を去ったカルラは鬼の牢獄の頂上に降り立つと毒の雨を降らせ、サルカニの村へと続く地域に大きな赤い毒の沼地が生まれてしまう。このままでは世界中が毒の沼地になりかねないと、桃太郎たちは船作りのいるサルカニの村へと出立することになる。
と、ここまではトラブルがありつつもまだ村には平和が保たれていた。だが……。
桃太郎たちが鬼の牢獄を通り抜け、サルカニの村に続くエリアへと辿り着くと、牢獄の頂上のカルラが「もっと面白いものを見せてやる」と、新しい村に雷撃を落とす。そして人も鬼もみな真っ赤な毒の海に沈みながら、桃太郎に助けを求める断末魔をあげて死亡していくという作中屈指の鬱シーンが展開される。おそらく新桃プレイヤーにとってはみんなのトラウマであろう。
一方カルラは地獄最奥部から動かない鬼の王・伐折羅王(ばさらおう)にこれまでも虚言を報告して桃太郎が悪人であると騙してきたが、ここでも舌先を発揮。「桃太郎が夜叉姫を火炙りにした」「自分がそれを間一髪助けた」等とのたわって、悪人・桃太郎を止めるには水軍が必要だと主張。伐折羅王から水軍指揮官の座を与えられることになる。
この後、サルカニの村で本作屈指の難所である風神・雷神戦を突破すれば、彼らが癒しの雨を降らしてくれて毒の沼地は消滅するが、新しい村は復興することはなくフィールドから最後まで消え去ったままとなる(滅亡時点でひえんの術の行き先から消滅する)。ちなみに新しい村があった場所に城を着陸させるとひえんの候補に新しい村が再登場し、ひえんを唱えるとバグマップに侵入してしまう。
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最終更新:2024/12/22(日) 01:00
最終更新:2024/12/22(日) 00:00
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