江北町ってどこ?って思われる人が多いと思われるが、肥前山口駅があった町と言えば場所を理解してくれる人が多いだろう。
1932年(昭和7年)に小田村・山口村・佐留志村が合併して江北村として成立した(1952年(昭和27年)に町制)。町名の由来については明確な理由は不明だが、六角川より北側に位置する町だからと言うことであろう。
ちなみに佐賀県の町で読みが「まち」なのは江北町だけであり、2022年現在存在する他の町は「ちょう」と読む。
佐賀県の真ん中にある町で「佐賀のへそ」を自称している。が、何か全国的に有名なものがあるかと言えばそうでもない。歴史的建築物が残る長崎街道小田宿や関川家住宅、孔子像がある白木聖廟など観光地はあるのだが。結果として町名の知名度が低く、中心にある肥前山口駅が乗り換え駅・行き先の駅ならびに長年最長片道切符の終点だった駅として知られていたため、駅名のほうが知名度が高かった状況。
なので町の知名度を上げるために町制施行70周年となる2022年に肥前山口駅を江北駅に改称した。特急停車駅なので駅名は多く見られることになるだろうが果たしてどうなるか。
(ちなみにこの駅名改称は西九州新幹線開通に合わせたものだが、かつて江北町は町長が西九州新幹線開通反対派であった。しかし、町議会が西九州新幹線(フリーゲージトレインで計画されていた時期)の停車駅とするように要望しており町としては捻れている状態だった。2016年に町長が変わってからは目立った話は無くなっている)
江北駅が長崎本線と佐世保線の分岐点である(乗り換えは少ないので一部通過する特急があるが)。他に、国道34号と国道207号が分岐する場所でもあり交通の要衝である。分岐する箇所に踏切があって渋滞するのを解消するために、国道34号江北バイパスが2004年(平成16年)までに開通した。
この江北バイパス沿いにイオンを始めとしてロードサイド型店舗が数多くオープンしたので住民の買い物は便利になった。その代わり駅前には目立った店は無かったが、2022年に駅前にコンテナショップ「エキ・キタ」がオープンし、駅近くでも買い物ができるようになった。駅からバイパスまで歩いていける距離ではあるので、駅前に店が無くてもあまり困らなかったと言うのもあるが。
他の地域は大体田んぼであるが、北西部にちょっとした工業団地があり、半導体用シリコンウェハを製造するSUMCO、サトウの切り餅で知られるサトウ食品の工場がある。
その近くには町営の花山球場があり、佐賀県の社会人野球チームである「佐賀魂」が練習に使っている。ただ、アクセスが悪いことや収容人数の少なさもあって、実際に試合する時は佐賀市にある佐賀県立森林公園野球場(さがみどりの森球場)が使われることが多い。
宿泊施設については皆無であり、周辺観光するなら近隣の市町に泊まったほうがいいと言う状況であったが、2022年に「HOTEL R9 The Yard 江北」がバイパス沿いにオープンした。コンテナで作られたホテルであり、災害発生時は移動させて避難所として使用することも可能になっている。
マスコットキャラクターはへそが特徴のカエルの親子で、父親の「ビッキー」、母親の「ピンキー」、息子の「チビッキー」がいる。町としてはカエルが身近な生き物であることや、へその町であることをアピールするために誕生した。
元々は佐賀県の方言でカエルを意味する「ビッキ」から「ビッキー」だけが生まれたのだが、「ピンキー」が追加された後に結婚。そして第一子として「チビッキー」が追加されたと言う経緯がある。
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最終更新:2024/11/08(金) 15:00
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