池辺巌とは (イケベイワオとは) [単語記事]

池辺巌（いけべいわお）とは、元プロ野球選手である。

概要

OB
池辺巌
基本情報
国籍	日本
出身地	長崎県長崎市
生年月日	1944年 1月18日
身長体重	178 cm 77kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	外野手、内野手
プロ入り	1962年
引退	1979年
経歴
選手歴海星高等学校毎日大映オリオンズ東京オリオンズロッテオリオンズ(1962年-1974年) 阪神タイガース(1975年-1978年) 近鉄バファローズ(1979年) 監督・コーチ歴近鉄バファローズ(1984年-1987年) 南海ホークス福岡ダイエーホークス(1988年-1989年) 横浜大洋ホエールズ(1990年-1992年) 千葉ロッテマリーンズ(1993年-1994年,1996年)
プロ野球選手テンプレート

海星高等学校に進学。エースとして活躍し、3年時には春夏連続で甲子園大会に出場しているが、ともに1回戦で敗退している。

1962年、毎日大映オリオンズに入団。高校時代と同じく投手としての入団であった。

入団初年度の1962年、投手としては1試合に登板して3回を無失点に抑えている。ただ、投手としてのキャリアはこの年のみであり、1963年には内野手に転向している。

1963年、19試合に出場。ただ、21打数で14三振、打率.095と打撃面で課題を感じさせた。

1964年、外野手に転向。同年93試合に出場するなど一軍に定着し、打率.242とある程度打撃面を改善。

1965年は打率1割台と苦しんだが、1966年、打率.227と低打率ながら、10本塁打を放つなど、長打力がついた。

1967年、外野のレギュラーに定着し、オールスターゲームにも初出場を果たした。128 試合に出場して、打率.286、6本塁打、44打点、10盗塁という成績を残し、27二塁打はパ・リーグ最多の成績であった。

1967年～1972年にかけて6年連続で規定打席に到達し、その内5シーズンで2桁本塁打と2桁盗塁を記録するなど、チームの中心選手として活躍を続けた。1969年にはパ・リーグ3位となる打率.322を記録。1970年には22本塁打を放つ一方で27犠打を記録するなど、大技小技織り交ぜて活躍。

1972年には主に5番打者として起用され、打率.268、21本塁打、70打点、11盗塁を記録した他、ダイヤモンドグラブ賞にも選ばれるなど、充実のシーズンを送った。

1973年以降は、弘田澄男や得津高宏らの台頭や、金田正一監督との対立もあり出場機会が減少。それでも、1974年シーズンは、干され気味ではあったものの、ジョージ・アルトマンの離脱に伴い出場機会を増やすと、主に1番打者として起用され、打率.281と穴埋め役をきっちりとこなし、チームのパ・リーグ制覇に貢献している。