混沌帝龍 -終焉の使者- 単語

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カオスエンペラードラゴンシュウエンノシシャ

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混沌帝龍 -終焉の使者- (カオスエンペラードラゴン しゅうえんのししゃ)は、遊戯王OCGカードである。

概要

2003年4月24日に発売されたパック「混沌を制す者」で登場。

2015年1月1日以降の新テキスト

テキストは以下の通り。

特殊召喚・効果モンスター
8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から属性と闇属性モンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
お互いの手札・フィールドカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。

容易な召喚条件と、強な除去効果を持つが、このカードの効果を発動するターンのほかの効果発動が一切不可という重いデメリットを持つ。

属性・闇属性ともに汎用性の高いカードっているため、特別に意識をせずとも条件は満たしやすい。簡単に攻撃3000が得られるだけでも十分魅があるだろう。

かつては除去後にほかのモンスターの効果を利用するコンボが猛威をふるった(後述)が、現在はそのようなことはできないため、全なリセット効果となる。破壊ではないので、「スターライト・ロード」をはじめとする防御カードの多くは意味を成さない。
とはいえ、手札まで根こそぎ墓地へ送れるため、劣勢であろうと何であろうと手札・フィールドを壊滅状態にでき、そのダメージ量も馬鹿にならない。終盤ならばそのままとどめをさせるだろうし、バトルフェイズに関する制限もないため、攻撃を行った後のメインフェイズ2に使用することもできる(ただし、効果発動の制約には注意)。

インフェルノイドのような発動しない効果や召喚条件によって特殊召喚されるモンスターならば、このカードによる制約を受けないため、このカードで全体除去した後に攻め込むことも可になる。

とどめを刺しきれない場合、相手が先に1枚ドローすることになるため、下級モンスターの直接攻撃や上級モンスター蘇生墓地発動の効果などで押し切られる恐れもあるが、墓地を除けばお互い0からの立て直しなので、泥沼に持ち込める可性もある。

今では「エフェクト・ヴェーラー」などに妨される恐れもあるが、そのリスクを差し引いても強な効果。例え効果が使えずとも、3000のアタッカーとして十分に働いてくれる。

効果を発動しなければ重い制約は受けないため、アタッカーエクシーズ素材にする手もある。この場合は制約なしで効果を利用できる「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」も存在するが、ドラゴン族であることが利点となる。

エラッタによる復帰の際は制限カードとされたが、その後も規制するほどの強カードではないと判断されたのか、2015年10月1日には制限解除されている。


エラッタによる制限復帰に合わせて、「Vジャンプ2015年3月号の付録カードに、新テキスト版のこのカードが再録されることとなった。

2014年12月31日までの旧テキスト

初出時の効果は下記のようなものであった。

効果モンスター
8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
1000ライフポイントを払う事で、
お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカード墓地に送る。
この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフ300ポイントダメージを与える。

※「混沌を制す者」収録のカード306-056)による

現行テキストとのな違いは、ほかの効果を発動できないデメリットがないことと、蘇生制限を満たせば(一度正規の方法で特殊召喚すれば)、墓地からの特殊召喚ができたこと。

特にほかの効果とのコンボができたことが大きい。
この効果で墓地へ送るカードに「クリッター」か「黒き森のウィッチ」を入れておくことで、効果を使用した後にデッキから「八汰烏」を手札に加え、それを通常召喚して直接攻撃を決めれば、相手は手札・フィールドが0の状態でドロー不可になるため実質勝利が確定する(こちらのデッキ枚数が少なすぎる場合はデッキ切れの恐れがあるが)。

墓地へ送る」という防御が難しい除去方法であるうえに、昔は現在ほど防御手段が豊富でなかったため、このカードの効果を防げるのは「スキルドレイン」など、限られていた。また、マスタールール2以前ではモンスターの起動効果を召喚成功時に使用できたため、召喚成功時の「奈落の落とし穴」で防ぐことはできなかった(現在は可)。

あまりにも強すぎる効果ゆえに登場直後の2003年7月1日に、制限カード定される。それでも猛威を振るい続け、2004年9月1日にはとうとう、禁止カード定された。2015年1月1日に制限復帰したが、これはテキストエラッタ(書き換え)で直接に弱体化したためであり、この旧テキストカード永久に禁止のままとも言える。


このカードの登場から禁止定を受けるまでは496日と、当時としては最速だった。そこからもこのカードがいかに強であったかがわかるだろう。長年この記録は破られなかったが、約5年後、この記録は「ダーク・ダイブ・ボンバー」によって破られ、さらに2013年現在、なんと登場から169日という異例のスピードで禁止となった「炎征竜バーナー」と「征竜ライトニング」が登場。それに続き「魔導書の神判」が197日、「征竜ストリーム」と「地征竜リアクタン」が198日で禁止となっている(征竜最初の二枚は、2013年3月16日に登場し、同年9月1日で禁止化)。
ダーク・ダイブ・ボンバー」はこのカードより先にエラッタされて制限復帰しており、このカードも後を追う形となった。

同じ召喚条件を持つ対となるモンスターカオス・ソルジャー -開闢の使者-」と共にカオスと呼ばれ、当時のデュエル環境において猛威を振るった。「インチキ効果もいい加減にしろ!」の言葉が最も似合うモンスターの一体だといえる。ちなみに、その片割れは先にエラッタなしで制限復帰を果たしている。

アニメでは

アニメオリジナルKCグランプリ編」の海馬VSジーク戦で海馬が使用(旧テキスト版)。墓地の「青眼の白龍」と「漆黒の闘」をゲームから除外して特殊召喚。モンスター効果を利用しフィールドリセットした。
後に「解放」によって除外され、「次元融合」で「青眼の白龍」らと共に再びフィールドに呼び戻され、その後攻撃の高さを生かして「ワルキューレブリュンヒルデ」と相打ちとなった。
相手の耐性効果によって破壊はできなかったが、自分フィールドモンスターの数を減らすことで、フィールドモンスター数に応じて攻撃が上昇する「ワルキューレブリュンヒルデ」の攻撃を下げ、「青眼の白龍」3体での連続攻撃につないだ。作画突っ込んだら負け
効果名は「セメタリー・オブファイヤー」。

アニメGXで「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」が登場した際、三沢大地このカードについて解説している。それによればGXの世界でも禁止カード定されているらしい。

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