黒き森のウィッチ 単語

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クロキモリノウィッチ

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黒き森のウィッチ

黒き森のウィッチとは、遊戯王OCGカードである。
長らく禁止カードだったが、テキストエラッタ(変更)によって制限復帰することになった。

概要

遊戯王OCG初期のパック「Vol.6」(1999年11月18日発売)で登場した効果モンスター

2017年3月24日から(新テキスト)

効果モンスター
4/闇属性/魔法使い族/ATK 1100/DEF 1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから守備1500以下のモンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード
及びその同名カードの発動ができない。

※「Vジャンプ2017年5月付録小冊子「遊戯王VRAINS SPECIAL LINK」8ページによる

守備1500以下のモンスターを手札に加える(サーチする)ことができるが、そのターン中のサーチしたカードと同名カードの発動が封じられる。攻撃1500以下を手札に加える「クリッター」とは対になる存在。

発動自体はフィールドから墓地へ送るだけでよく、強制効果ゆえにタイミングも逃さないので、相手からの除去だけでなく、リリースシンクロ素材など、自分で墓地へ送っても発動できる。

類似効果の「クリッター」と違い、サーチ先の制限は守備なので、「ダーク・アームド・ドラゴン」やのような高攻撃のアタッカーでも守備が低ければサーチできるのが大きな違い。魔法使い族・闇属性なので、「黒魔族復活の棺」との相性も良い。

しかし、サーチしたカードは発動が封じられるので、基本的には次のターンに備えるために使うこととなる。ただし、効果の発動ができないだけなので、素材にするなどの使いならばすぐに使うことができる。

近年は特定カテゴリ内で専用のサーチカードを持っていることもあり、そういったデッキではわざわざこのカードを使うまでもなく完結してしまう。そのため、全盛期のような必須カードとまではいかないかもしれないが、サーチの充実していないテーマを使う場合や特に相性の良いデッキでは十分に活躍できるだろう。


「手札に加えたカードの発動ができない」とは、モンスター効果の発動とペンデュラムモンスター魔法カードとしての発動ができないという意味である。永続効果などが効化されることはないし、「ダーク・アームド・ドラゴン」のようなチェーンブロックを作らない特殊召喚(条件による特殊召喚)は妨げない。各種素材リリースの制約もない。

2017年3月23日まで(旧テキスト)

2017年エラッタ以前は以下のようなテキストだった。

効果モンスター
4/闇属性/魔法使い族/ATK 1100/DEF 1200
このカードフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから守備1500以下のモンスター1体を手札に加える。

※「BIGINNER'S EDITION 2」(2011年発売)収録のカード(BE02-JP050)による

現行テキストとの違いは、1ターンに1度の制限がなかったことと、サーチしたカードの発動に制限がなかったこと。

登場当時は、メインデッキからこのカードでアタッカーをサーチして戦うのが基本であった。上級モンスターの「人造人間-サイコ・ショッカー」に対応していたのも大きい。ほとんどのデッキにおける必須カードとみなされていた。

第3期になると「混沌帝龍 -終焉の使者-」、「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」の2体のカオスが登場し、さらに「クリッター」の範囲外だがこのカードでサーチできる「魔導戦士 ブレイカー」、「同族感染ウィルス」などの優秀なカードが数多く登場。カオスコストになり、かつそれらの優秀なカードをサーチできるこのカードの重要性も増した。

このカード1枚ですぐに強なアタッカーを呼び寄せられる汎用性の高さは強と判断され、2001年1月15日に準制限カード2002年5月1日に制限カードとなった。2004年9月1日にはカオス規制の意味もあってか禁止カード定された。その後、2017年4月1日訂でエラッタされて制限カードに復帰することとなる。


このカードと対になる「クリッター」は、このカードと同時に禁止定を受けたが、半年後に制限復帰、その後2013年3月1日に再び禁止定を受け、2016年4月1日にこのカードと同様の制約をかける形でエラッタされ制限復帰した。

対になる「クリッター」にべて、このカードは長らく禁止定を受け、エラッタによる復帰も1年ほど遅く、厳しい規制を受けている。これは、このカードは対が守備1500以下であるために攻撃の高いモンスターがサーチ可であるのに対し、「クリッター」は対が攻撃1500以下であるため、直接に攻撃の高いエースモンスターをサーチできないためでないかと考えられている。

しかし、攻撃が低くとも効果が優秀なモンスターはたくさんいるし、シンクロ召喚エクシーズ召喚の登場で、「クリッター」でも間接的に高攻撃モンスターを呼び出せるようになってしまった。また、「クリッター」禁止の直接の原因とも言われる「魔界発現世行きデスガイド」など、レベルや攻守などの違いから受けられるサポートにも違いが多くなり、一概にどちらが優れるとは言い切れなくなっている。

雑記

初期のテキストでは、「クリッター」共々フィールド以外から墓地へ送られても効果が発動できた。そのため、エクゾディアデッキで「天使の施し」でこのカードや「クリッター」を墓地へ捨てることで効果を発動し、高速でエクゾディアパーツえるというコンボが流行した。
そのため、フィールド以外では発動できないようにテキストエラッタされた。その後、2017年にふたたびエラッタが行われたため、効果を変更するエラッタを2度も経験したことになる。

2度にわたってエラッタがなされているが、どのテキストカードも当然ながら最新テキストと同じものとして扱う。

音楽家帝王」、「クリチー」、「髑髏のヤスシ」(公式使用不可)の融合素材
長らくこのカードが禁止定を受けていたため、これらのモンスターは正規の素材融合することができなかった。特に「クリチー」の素材の片割れである「クリッター」はこのカードとともに禁止定を受けていた時期もあり、その頃は「クリチー」が素材が1体もわず融合召喚不可能モンスターになっていた(「幻想召喚師」の効果などで出すことは可)。

クリッター」もこのカードが3つある。その第3のでサーチするのだろうか。


余談だが、ドイツには「」(シュヴァルツヴァルト)が存在する。は植されたもみの木がで、それがく見えることからこのような名前がつけられたそうだ。

その他の作品において

アニメDMでは様々なデュエリストが使用している。

ステップ・ジョニーは召喚した後「音楽家帝王」の融合素材に使用したが、なぜか効果は発動しなかった。

レベッカは2度このカードを使用しており、1回VS遊戯戦では「キャノンソルジャー」でこのカードを射出することで墓地カードを溜めて「シャドウグール」の攻撃上昇に一役買った。

2回VSレオン戦では通常召喚されてレオンの「かぼちゃ」を攻撃。その後、「シンデレラ」に戦闘破壊されて効果を発動、「ルビードラゴン」を手札に加えた。「シンデレラ」の「ガラスの靴」を部に食らう姿はとても痛そうである。
このときのこカードの攻撃方法は、とび膝蹴り(のようにみえる。少なくとも体当たり)。意外とらしい。いつの世もマジシャンはいるものである。

レベッカの祖アーサー双六回想シーンの中でこのカードを使用している。

ラストデュエル「戦いの儀」では(表)遊戯が使用している。このカードを生け贄にげて「デーモンの召喚」を生け贄召喚し、効果を発動するという戦術を披露、「マシュマロン」を手札に加えた。

アニメ5D'sではボルガーがこのカードやジュラルミケースいっぱいのカードを担保に融資してもらおうと取引をしていた。本人初版物、とのことだが、実際のOCG初版(Vol.6のもの)はノーマルであり、ここで登場したのはレア

OCG準拠のゲームDMシリーズでは効果のモンスターとして登場。そこでのテキストは「深くに住んでいる魔女 額の真実を見抜く」。
また、ゲームDM4では「仙人」なるカードも登場しているが、このカードとの関連性は不明。

関連動画

 
 

このカードニコニコ動画誕生以前から禁止カードであった1枚。

関連静画

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