犬耳(イヌ耳、イヌミミ)とは、動物の犬の耳、もしくはその形を模した「獣耳」のひとつである。
人間にとって馴染みの深い生き物である犬の耳の形をした獣耳。獣耳のなかでは比較的メジャーである。他の獣耳にもいえることだが、尻尾と組み合わせられることも多い。特に犬は尻尾を振る動作が印象的なこともあり、より尻尾も強調される。耳とあわせてモフモフしたくなることこのうえない。
獣耳はキャラクターの性質を表すことがあるが、犬耳のついたキャラクターは、犬の持つ「真面目」「主人に対して忠実・従順」「時に攻撃的」などのキャラクター性を持ちうる。無論これは一例であり、そうでないケースも多くある。
犬の耳はその時の精神状態などによってよく動く。警戒時のぴんと立った耳、服従を示すときやしゅんとしているときの下がった耳、そういった感情表現は犬耳においてもされることがあり、これがまた見るものの心を引きつけるのである。
形状は多くは猫耳とそう変わらない。ぱっと見ただけでは猫耳と見分けがつかないことがあり、そういった場合は、キャラクターモチーフや尻尾などで見分けることになる。また、実在する犬の品種に似せた犬耳も見受けられる。
犬耳独自の形状に「たれ犬耳」がある。犬耳というとこちらを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。ピンと立っている猫耳様のものと違い、耳が付け根辺りで折れ曲がるようにして前方に垂れているのが特徴。パグやブルドッグのように短いこともあれば、ノーフォーク・テリアのような一定の長さをもったたれ犬耳もある。
犬の中には前述のパグやノーフォーク・テリアのようにたれ耳の犬種がいることや、犬がおとなしくしている時や服従の姿勢を見せている時の、耳を下げた状態などから、このようなたれ犬耳のイメージが生まれたと思われる。どちらかといえば自由闊達なイメージを持つ猫耳と対照的に、たれ犬耳は従順さやおとなしさといった静的なかわいらしさを強調し、見る者の保護欲をそそる獣耳であるといえよう。
なおはじめて萌え要素としてのたれ犬耳が登場したのは1987年、桜玉吉の『しあわせのかたち』の本田べるのとされる。
他にたれ耳をバリエーションに持つ獣耳としてはウサ耳があり、「ロップイヤー」と呼ばれる。
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最終更新:2024/10/06(日) 19:00
最終更新:2024/10/06(日) 18:00
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