狼牙風風拳とは、鳥山明原作の漫画『DRAGON BALL』およびそれを原作とするアニメシリーズなどに登場する、ヤムチャの必殺技である。
スペルは「ROUGA-WHO-WHO-KEN」。
ヤムチャの代名詞とも言うべき、『ドラゴンボール』では数少ない名称ありの打撃技である。
初出は幼少期の孫悟空との戦いにて。
狼を連想しながら超高速の牙に見立てた拳を両手で突き出し、とどめに重い一撃を食らわせるという必殺技。
上位互換技としては新狼牙風風拳がある。
登場当時は実力が拮抗しており、悟空がまだ武天老師(亀仙人)の指導を受けてないこともあってか高い実力を如何なく発揮することができたものの、それ以降は戦う相手が悪すぎた(ジャッキー・チュン、天津飯とその大会の優勝者や地球の神様など)のか、いつの間にか影の薄い技になってしまった。
ただし、高速で連続技を繰り出すだけのものと思われがちだが、同じ実力の相手だとこの技のスピードは他に見ない速度であり、インフレしていく実力のせいで相対的に弱く見えるだけである。
対天津飯戦にて新狼牙風風拳を披露。
以前の狼牙風風拳より速度が増した、早い話がパワーアップ版である。
ただし、この時点では天津飯はヤムチャより遥か上の実力であったため、完膚なきまでに叩きのめされる始末になる。最後に使用されたのは対神様戦で、この時は速度には関心を持たれたものの、足元がお留守であったためあっさり破られてしまった。
余談ではあるが、ヤムチャのキャラクターソング「ウルフハリケーン」の歌詞にもこの技名は織り込まれている。
カラオケで歌うときは気持ちいいぐらいの大きな声で叫ぼう。
なおアニメ本編の挿入歌「めざせ天下一」でも歌詞の中に登場してるなど、破格の扱いである。
しかし、こちらの場合は「ヤムチャが また 狼牙風風拳」とマンネリ化を指摘されている(「また」を「相変わらず」の意味とするか、「更に・加えて・他の面々に続いて」と受け取るかで正反対のニュアンスにはなるが、劇中におけるヤムチャの立ち位置の変遷を考えると前者の解釈をされても仕方が無いような気がする)。ヤムチャしやがって・・・。
作品各々によっていろいろと異なっている。
また、どういうわけかゲームの場合ではある程度の性能を持つという原作とは真逆の状態となっている、どうしたヤムチャ。
明確には表記されてはいないが、ゲームシステムの関係上神龍の謎のヤムチャは強く、狼牙風風拳と思われるモーションには手を焼いたプレイヤーは少なくはないだろう。
PS2時代に入ると『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズが登場。
この作品でのヤムチャが使う狼牙風風拳はとにかく凄い性能を持っている。
無印時代はゲームシステムの関係上、大型>怯まないキャラ>ラッシュ技持ち>・・・というパワーバランスになっている。大型キャラはそもそもほんのわずかしかおらず、怯まないキャラとあわせても数が少ないため、ラッシュ技持ちではないキャラクターに対しては無類の強さを誇る。そのためラッシュ技を持つキャラクターはよほどの上級者相手以外だと高性能である。
その中でひときわ目立つキャラクターとしてヤムチャがいて、当然その性能を如何なく発揮していた。
『Sparking!』シリーズが進むにつれ、ラッシュ技の回避手段は日に日に増えていってしまったため、ラッシュ技至上主義ではなくなった(それでも十分強いけど)ものの、低燃費(気力ゲージ2本、通常のラッシュは3本だったり4本だったり)になったため、繰気弾の性能向上もあってヤムチャを愛用したプレイヤーは少なくない・・・はず。
このように、原作での扱いはすこぶる酷いとはいえ、ゲームでは優遇されている。
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最終更新:2024/04/25(木) 23:00
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