現代・アバンテ 単語

ヒョンデアバンテ

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現代・アバンテとは、韓国自動車会社である現代自動車1995年から生産/販売している準中クラスに属する乗用車である。

概要

エラトラの後継モデルとして1995年に発売。

韓国内ではアバンテの名称で販売されていたが、他地域では先代モデルと同様エラトラ(一部地域ではラントラ)の名称で販売されていた。

XD以降は起亜自動車の準中セダンとプラットフォームを共有している。

歴史

初代(J2型、1995年~2000年)

アバンテ(1995年~1998年)

1995年3月16日発売。
エンジン1500cc αエンジン/1800cc β エンジンの2種を設定。

1995年9月18日にはステーションゴンの「アバンテツーリング」を追加。

1996年には現代グループ50周年を記念した特別グレード「スぺシャルエディション」を追加。
翌年には最上グレードの「GOLD」を追加した。

1998年にはフェイスリフトを実施、名を「オールニューアバンテ」に変更した。

オールニューアバンテ(1998年~2000年)

1998年2月20日発売。

外装デザインが大幅に変更されたが、前期モデルべアクが強いデザインとなったため賛否両論であったという。

エンジンは前期モデルから変更はないが、1998年後半には1500cc リーンバーンエンジンが追加された。
このリーンバーンエンジンは「ソウル-釜山間を給油で往復できる」ことをセールスポイントとし、当時IMF管理下に置かれていた韓国経済状況がうかがい知れる。

1999年1月にはリーンバーンモデルオートマチックを追加、同年3月には運転席エアバッグを一部グレードに標準化した。

2000年にはモデルチェンジを実施。

2代目(XD型、2000年~2006年)

アバンテXD(2000年~2003年)

2000年4月18日発売。
ボディタイプセダンのみとなり、先代に設定されていたステーションゴン止された。

このモデルでは当時のソナタグレンジャーと同じく開発コードサブネームとして付けられ、「アバンテXD」という名称で販売されていた。

エンジン1500cc/1500cc リーンバーン/2000ccの3種を設定。

2000年11月7日には5ドアハッチバックを追加、このモデル若者ターゲットとしていた。

2002年8月には一部改良を実施。
2000ccエンジンに可変バルブ機構(VVT)を搭載。

2003年にはフェイスリフトを実施。

ニューアバンテXD(2003年~2006年)

2003年5月14日発売。

外装デザインが変更されたほか、可変バルブ機構(VVT)が1500ccエンジンにも適用された。

2004年には自動車税制の変更に伴い1600ccエンジン搭載を追加。

2005年には1500ccディーゼルを追加。

2006年には生産を終了。

3代目(HD型、2006年~2010年,LPiハイブリッドは2009年~2013年)

アバンテ(2006年~2010年)

2006年4月27日発売。

このモデルパフォーマンス面での評判は良かったものの、外装デザインの評価はあまり良いものではなかった。

エンジン1600cc ガソリン/2000cc ガソリン/1600cc VGTディーゼルを搭載。

2008年には2000ccエンジン搭載モデル止した。

2009年にはフェイスリフトを実施。
ヘッドライトブラックアウト化、グリルデザインの変更、ディーゼルエンジン止等が行われた。

2010年にはモデルチェンジを実施。

アバンテLPiハイブリッド(2009年~2013年)

2009年7月8日発売。

世界初のLPG電気を燃料とするハイブリッドシステムを搭載。

一般販売もされていたものの、納入は官庁、企業が多かったという。

2003年に生産を終了。

4代目(MD型、2010年~2015年)

アバンテ(2010年~2013年)

2010年8月2日発売。

同時期に販売されていたYFソナタと同じくクーペスタイルセダンとなり、現代デザイン理論「Fluidic Sculpture」に基づいてデザインされた。

エンジン1600cc GDiを設定、同年10月には1600cc LPiエンジンを追加した。

2013年にはフェイスリフトを実施。

このモデルでは多くの品質問題や欠陥が摘されている。
なものは以下の通り。
フィッシュテール(高速走行時の不安定な挙動)
エンジンの欠陥(直噴ガソリンエンジンにおけるオイル消費問題)
MDPS(電動パワーステアリング)の挙動

ザ・ニューアバンテ(2013年~2015年)

2013年8月13日発売。
外装デザインに変更は入っているものの、細かな変更のみとなっている。

エンジンに既存の2種のほか1600cc VGTディーゼルを追加した。

2015年には生産を終了。

アバンテクーペ(2013年~2015年)

2013年4月2日発売。

アバンテ初の2ドアクーモデルで、外装デザインは4ドア版のアバンテとあまり変わらない。
エンジン1600cc/2000ccガソリンを搭載。

差別化に失敗したため売り上げは低迷、2015年には生産を終了した。

5代目(AD型、2015年~現在)

アバンテ(2015年~2018年)

2015年9月発売。

エンジン1600cc GDiガソリン/1600cc VGTディーゼル/1600cc LPiの3種を設定。
同年11月には2000cc CVVTガソリンが追加された。

2016年4月には新グレード「スポーツ」を発売。
ンジンに1600cc T-GDi(ターGDi)を設定、外装デザインを変更し既存のアバンテとの差別化を図っている。 
トランスミッションは6速マニュアルのほかにヴぇロスターに搭載されている7速DCTも設定。

2018年9月にはフェイスリフトを実施。

ザ・ニューアバンテ(2018年~)

2018年9月発売。

外装デザインが変更され、リアナンバープレートの位置がトランクフード内からリアバンパー内に変更された。

2018年10月には「スポーツ」を追加。
フェイスリフト前とは異なり外装デザインの変更が少なくなっている。

日本での販売

2001年日本進出時にローンモデルとしてXDの販売を開始。
ボディタイプは本と同じ4ドアセダン/5ドアハッチバックユーロ)を設定、エンジン1800cc/2000ccの2種を設定した。

2003年にはフェイスリフトを実施、5ドアハッチバック止。

2008年には販売を終了、後継モデルとしてi30の販売を開始した。

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