「花の新婚!カンピューター作戦」とは、関西テレビ放送が制作した上岡龍太郎司会の視聴者参加型クイズ・トークバラエティ番組である。近畿地方では1978年10月1日から1991年3月31日までの12年半にわたり、毎週日曜昼12時から12時55分まで放送された。
芸能人解答者4名(組)が、一般視聴者から募られた新婚夫婦5組の組み合わせを、上岡による妻へのインタビューや解答者からの質問を通して推理し、5組全ての組み合わせを当てることを目指すというもの。妻は解答者を指名し、指名解答者が的中させた組み合わせの数に応じて出場夫婦は最高20万円の賞金を獲得できた。
妻と夫は別々に登場し、夫は1人にせものが混じった6人が登場するため、にせものを見破った上で5組の組み合わせを当てなければならなかった。
本番組の最大の特徴は番組前半を中心に展開される夫婦のおのろけ話の披露である。
昼間に放送される番組ながら、あけすけな新婚カップルの夜の営みの話や、質問の流れで結婚前に子供が生まれていることがわかると、それらに上岡や解答者達がちゃちゃを入れたり仰天するというのが定番。当時は「できちゃった婚」といった言葉もなく、まだまだ秘め事のような扱いだった。
そのため、一般参加者から放送できない言葉が飛び出すこともあったのだが、映像上の話の流れを切らないようにカットはせず、その部分の声を消したり違う音で被せてやり過ごすという手法を取っていた。現在では一般的なバラエティ演出の手法であるが、それを取り入れたパイオニア的存在ともされている。
80年代から90年代初めの近畿地方の日曜昼は12時から本番組、さらに当時は12時45分から朝日放送の「新婚さんいらっしゃい!」が放送されており、新婚夫婦が出演する視聴者参加番組が連続かつ一部被って放送されている状態であったが、発言の過激さは本番組の方が上だった。
出演する解答者はほとんどが関西で活躍する芸能人や文化人で、番組の作りもコテコテの関西ローカルだったにもかかわらず(ただし毎週の賞金総額が最高100万円という点は当時の大阪制作の番組としては頑張っている方)、同時ネット局が数局あったほか、番組販売によりフジ系を中心にかなり多くの地域で遅れネットされていたという。
本番組が放送されていた頃の関西テレビは土曜正午に横山ノックと上岡が司会のトーク番組「ノックは無用!」があり、また本番組に横山ノックはレギュラー解答者としても出演していたため、上岡・ノックはまさに土日の昼の関テレの顔であった。
番組最終盤期に上岡は東京でレギュラー番組を持つようになっており、フジテレビで本番組と同時間帯の生番組「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」の司会をしていたため、東京と大阪で同時刻の別々の番組に出演していたことになる。(「カンピューター作戦」は収録番組。両番組は相手の地方では独立U局で番販されており、被りはなかった)
「花の新婚!カンピューター作戦のテーマ」という曲で作曲は浪花のモーツァルトことキダ・タロー。歌詞ありとインストゥルメンタルの2バージョンがあったが、どちらも使われていた。キダの作品を収めたCD『キダ・タローの(ほんまに)すべて』に収録されている。
朝日放送の深夜ラジオ番組「ABCヤングリクエスト」のテーマ曲や同じ朝日放送の夕方のワイドニュース番組「たいむ6」のテーマ曲と曲調やメロディがよく似ていると言われるが全部キダの作曲なので問題ない。
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最終更新:2025/12/11(木) 06:00
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