藪恵壹とは (ヤブケイイチとは) [単語記事]

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藪恵壹（やぶ　けいいち、1968年 9月28日-）とは、三重県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
藪恵壹
基本情報
国籍	日本
出身地	三重県南牟婁郡
生年月日	1968年 9月28日
身長体重	185 cm 98kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1993年ドラフト 1位
引退	2010年
経歴
選手歴新宮高等学校東京経済大学朝日生命阪神タイガース(1994年-2004年) オークランド・アスレチックス(2005年) ティファナ・ポトロス(2006年) サンフランシスコ・ジャイアンツ(2008年) 東北楽天ゴールデンイーグルス(2010年) 監督・コーチ歴阪神タイガース(2011年-2013年)
プロ野球選手テンプレート

小学校から野球を始める。

全国大会に出るために地元三重県の高校ではなく、和歌山県の新宮高等学校に入学。ところが1年秋に部内の暴力事件が発覚し1年間対外試合禁止となった。甲子園大会出場はなかった。

1浪した後に東京経済大学に進学し、2部リーグに出場した。

朝日生命に就職し、2年目に熊谷組の補強選手として都市対抗野球大会に出場した。

1993年ドラフト 1位で阪神タイガースに入団した。背番号は18。

阪神時代

阪神の暗黒時代を支えるエースだった。火曜日の登板が多く「火曜日の男」と呼ばれた。

2004年は背番号を投手としては珍しい4に変更する。

阪神時代の象徴的な記録として、どんなに前半好投していても、6回あたりから四球や連打などで途端に崩れて炎上してしまうパターンが多く、一部では「SYBS（Suddenly Yabu Burning Syndrome＝突発性藪炎上症候群）」「藪病」などと呼ばれている。また清原和博には3個死球を与えてしまい、指を3本出してすごんでこられたが、全く動じなかった。
貧打の暗黒阪神打線による無援護っぷりに泣かされた投手の代表でもある。月間防御率0点台ということが幾度とあったにもかかわらず、勝ち星に恵まれなかった。

アスレチックス時代

2005年からはメジャーリーグに渡り、アスレチックスに入団。中継ぎとして40試合に登板し4勝を挙げた。

アスレチックス退団後

2006年は球団が契約オプションを行使しなかったため無所属となった。2007年はメキシカンリーグのティファナ・ポトロスに所属。

ジャイアンツ時代

2008年にはサンフランシスコ・ジャイアンツに入団。しかし、その翌年の2009年は不調によりメジャー登板もなく、マイナー降格などを経て、7月中旬からは無所属となる。

2010年には千葉ロッテマリーンズの入団テストを受けるが、年齢などがネックとなり獲得は見送られた。

楽天時代

2010年 7月31日に移籍期限ギリギリで東北楽天ゴールデンイーグルスにテスト入団、そのまま支配下登録された。背番号は64。
8月10日の埼玉西武ライオンズ戦に7回表5点ビハインドの場面で移籍後初登板。しかし1/3回4失点、防御率 108.00と大炎上。この試合は楽天のホームゲームだったためニコ生でも中継されており、藪の炎上からこのイニングが終了するまで、「藪ンゴｗｗｗ」「竹藪焼けた」などのコメントで埋め尽くされた。

その後は好投を続け、特にビジターゲームでは8試合に投げて防御率は0.00だった。ところが9月16日に左ふくらはぎ痛により登録抹消。この年は中継ぎとして11試合に登板し、勝敗なしの防御率4.91という成績を残したが、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。

その後、阪神タイガースから投手コーチ就任の要請を受け、この時は現役続行にこだわっていたため保留していたが、最終的に契約して現役を引退した。

引退後

2011年より2013年まで阪神の二軍投手コーチを務めた。

2014年からはスポーツクラブの講師を務める傍ら、野球解説者ともなっている。

人物

顔は俳優の織田裕二に似ているとか。
阪神時代に清原和博にインコース攻めを積極的に行い、清原にシーズン3個目の死球をぶつけた際は「3回目やぞ」と激高された。これは阪神のスコアラーから清原が右肩脱臼の影響で内角を捌けなくなってると指示されたためである。

成績

通算投手成績

通算:14年	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB:12年	279	245	39	13	84	106	0	2	.442	1655.2	475	1035	726	658	3.58
MLB:2年	100	0	0	0	7	6	1	10	.538	126.0	58	92	67	56	4.00

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