都市の国 ニュードンク・シティとは、任天堂から発売されたゲーム『スーパーマリオオデッセイ』に登場するステージの一つである。
見渡す限り高層ビルが立ち並ぶ、最先端をひた走る都市の国。
パワームーンの力で発電しており、自然物は無いため宣伝や情報を主要産業としている。
住人はニュードンカーというスーツ姿のフォトリアルな人間であり、英文翻訳調の丁寧語で話す。
また、『ドンキーコング』で攫われていたポリーンが市長を務めており、市民から人気がある。
大都会らしく派手な看板が立ち並び、街中では現実の都会さながらに人やタクシーが往来しているが、空は晴れ晴れとしており、公園では縄跳びをしたり、ミニカーに興じたり、劇場では『スーパーマリオブラザーズ』が上映されていたりと穏やかな空気が流れている。クレイジーキャップの本店もここにある。
また、常にどこかが工事中であり工事用の電線や剥き出しの鉄骨、ブルーシートなどが街中に置かれているが、それで立ち入り禁止や通行止めになるということはない。工事用の電線にキャプチャーすればビルの上まで上がることができる。
初めに来た際はクッパに完全に乗っ取られて停電しており、停電の原因であるメカハナチャンを撃退する所から始めなければならない。メカハナチャン撃破後は街の復興のため、伝統の「フェスティバル」を開くべくポリーンの依頼をこなしていくことになる。ポリーンはフェスティバルの際にはボーカルとして『Jump Up, Super Star!』を披露してくれる。
近代的な大都会にリアル頭身の人間という、「これまでのマリオらしさから逸脱する」というコンセプトを最も良く表した国であり、パッケージの写真もこの国が大きく写っている。
発売前の1stトレイラーで大きく紹介され、一見フォトリアルに見える都市からマリオが登場する姿は全世界に衝撃を与えた。
この国の誕生のきっかけは「都市をモデルにしたステージを出そう」というアイデアから始まっており、摩天楼のようなビル群が最初はイメージされており、ビルとビルの間でジャンプしたいというイメージがあったようだ。
また、リアル頭身の人間キャラは『スーパーマリオサンシャイン』で出すべきか否か議論になり最終的にお蔵入りになったものを、当時デザイナーで今作ではディレクターである元倉健太氏の提案により今作で15年越しに実現させたものである。そして都市が舞台だった作品としてマリオデビュー作の『ドンキーコング』が開発内で連想され、当時のヒロイン扱いであったポリーンを登場させることになり、今回のニュードンク・シティが誕生した。
ちなみに、『ドンキーコング』の要素が加わる事になった縁でか、街のあちこちで見られる店・通りの名前はほぼ全て後のレア社が手掛けた『スーパードンキーコングシリーズ』に登場したキャラクターが由来になっている。
ちなみに、宮本茂氏は都市やリアル頭身の人間を扱うことを心配していたが、発売前の時点でそのフィクション性が人々に受け入れられていると確認したとしている。また、彼が最初に手掛けたゲームである『ドンキーコング』の要素を扱う事も気にしていたものの、そちらはそのまま進んだらしい。
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最終更新:2024/10/13(日) 09:00
最終更新:2024/10/13(日) 09:00
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