この項目は、スーパーマリオ シリーズのネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
ラストクレーターとは、「スーパーマリオオデッセイ」に出てくる最後の国の名所である。
正式名称は「月の国 もっと裏 ラストクレーター」。謎の巨大隕石の衝突によって月の裏の文化の発展が途絶えた跡地という、いわくのありすぎる「国」である。
この場所の解説に入る前に、歴代のマリオの「エンディング後や隠されている要素」について振り返る。
初代スーパーマリオブラザーズから既にエンディング後は一部の敵が変化している「裏面」が実装されており、 スーパーマリオブラザーズ2ではワールド9やアナザーワールドといったコースの形状そのものが全く違う文字通りの「裏面」が登場。 この時に既に「アリガトウ」の文字がコース中に登場している。マリオ3はワールドマップを実装、コースの構造そのものが変化してしまったためにこれらのクリア後要素は無くなってしまったが、マリオワールドではその構造を逆手に取った「スペシャルコース」が8つ用意された。その最後のコースでは久々にスタッフからのメッセージが用意された。
スーパーマリオ64 | パワースターを120枚集めれば城の上に登れる大砲のロックが解除 エンディングの変化ではないが、120枚集めていると最後のクッパが驚いてくれる |
スーパーマリオサンシャイン | エンディング後にヘリポートに戻れる、シャイン120枚コンプでアロハ服&エンディングに変化 |
スーパーマリオギャラクシー | エンディング後はパワースター120枚を目指す、120枚集めて最後のクッパを倒すとルイージ編スタート ルイージ編も120枚集めると「グランドフィナーレギャラクシー」(中身はOPのキノコ王国)が開放 |
スーパーマリオギャラクシー2 | エンディング後「スペシャルワールド」開放、パワースター120枚を目指す 120枚集めて最後のクッパを倒すとエンディングに変化、グリーンスターが120枚襲来 グリーンスターも120枚集めるとゲキムズの「チャンピオンシップギャラクシー」が開放 クリア後彗星メダルコンプ&スターピース預け9999個でいたずらコメット「マスターオブギャラクシー」が飛来 ゲキムズなコースをライフ1でクリアするという超難関である |
スーパーマリオ 3Dランド | エンディング後はそれまでの表面に対して裏面の性質を持つ「スペシャルワールド」開放 スペシャルワールド8-城をクリア後に通常8-城2のクッパがパワーアップし、クリア後のエンディングも変化 ファイル画面の☆を5つにする事でスペシャルワールド8にゲキムズコース「S8-王冠」が出現 王冠コースに用意された久々の「THANK YOU」メッセージは3Dワールドでも受け継がれる |
スーパーマリオ 3Dワールド | エンディング後にスペシャルワールド「スター」が開放、スターワールドの最奥までクリアすると ボーナスワールド「キノコ」が開放、 キノコワールドとの地続きでボーナスワールド「フラワー」がある そこまでのワールドのグリーンスター・ゴールデンフラッグ・ハンコを コンプリートすると「王冠ワールド」が出現 同時にクリアリストに誰でクリアしたかのマークが追加 王冠ワールドの中にはもちろんゲキムズコース「ファイナル!チャンピオンシップロード」がある |
以上が、3Dマリオで辿ってきた「クリア後」要素と「コンプリート」要素である。
それでは本題であるスーパーマリオオデッセイの「クリア後」と「コンプリート」要素の解説を交えつつ、
このラストクレーターについて以下の項目で解説する。さらに言えば、前述のクリア後要素の歴史を
参考にして要素が組まれている事にも着目してほしい。
オデッセイではパワームーンというものを集めるのだが、その必要数は最低でも124個。多いように見えてあっさり取れてしまうので、RTAでは発売直後の時点ですでに1時間半台というめっちゃ早い記録が残っている。
エンディングを迎えた後はOPにも登場した「キノコ王国 ピーチ城」を、スーパーマリオ64の記憶をちょっとだけ辿って遊ぶ事ができる。また城内ではキノピコが実績のように渡すパワームーンを管理しているため、キノコ王国のパワームーンリストの総数はなんと104。 さらに各国で平和になっている時に壊すことができる「月の石」によってパワームーンはさらに大量に散らばる。これらの収集に飽きが来ないようにと「ミュージックリスト」が追加され、ゲームに収録されている好きなBGMを流しながら遊ぶことが可能になる。そしてエンディング後では店売りのパワームーンの在庫が切れなくなり、買うだけでオデッセイ号に表示されている数のカンストを目指す事が可能になる。
そして、このゲームではさらにいくつもの「区切り」が用意されているのである。
幾度と立ち塞がる雇われのウェディングプランナー「ブルーダルズ」の本拠地。4人をノーミスで撃ち破り、最後に待ち構える謎の神輿をも撃ち破るといくつかのヒミツコースが開放、その内訳は「バイクで走っていたPスイッチ押して出す足場を生身で走り抜ける」だの「溶岩に沈む島に散らばるフルーツを、ヨッシーを操って食べきる」だの殺意が高すぎるコース構成となっている。 ついでに他の国の特定地点でヒップドロップにて掘り当てる必要があるムーンの「お宝地図」も10枚ある。 さらに王冠と王子服が貰えるので気分は王族って具合である。
ではこの場所はなんなのかというと、前述の「チャンピオンシップギャラクシー」から長きに渡って通称「王冠コース」として受け継がれているゲキムズコースなのである。足を踏み入れるとポリーンが熱唱、様々な国の人々が応援している中を進みゲキムズコースに足を踏み入れる。中はとてつもなく長い道程、かつミスしてしまったら最初の地点から、も伝統である。健闘を祈る。
そしてそして、パワームーンリストをコンプリートするとオデッセイ号の帆が金色に輝き、結婚式場に新しい絵が追加される。その正体は「強化された最後のクッパ」であり、その後の流れも一回目のエンディングを目指した時と特に変化はない。ただし、着てきた衣装によってはクッパが変わったコメントを残してくれる。この流れでエンディングまで辿りつくと、最後に集合写真が一枚流れてくる。
このゲームにはコンプリート要素として「パワームーン」「ローカルコイン」「ぼうし」「ふく」「おみやげ」「ミュージック」「キャプチャー」の7種類が用意されており、全部に☆を付けるとファイル画面に☆が付く。中にはこの場所、ラストクレーターのクリア特典になっている「透明帽」や値段最大の9999コインを誇る「骨の服」、ラジカセを帽子で叩かないと聞けない「ハニークレーター:脱出(日本版)」、そしてクリアに必須ではないキャプチャーなのに変身する条件が岩を食わせた隙に帽子をかぶせる、という「どくパックン」「ファイアパックン」等があるのでコンプリートには細心の注意を図ろう。
そしてそしてそして、店売りにある「在庫の切れないパワームーン」を駆使してオデッセイ号のパワームーンのカウントを999個にすると、キノコ王国のピーチ城がなんとシルクハットを被る。そのシルクハットに登って真ん中のでっぱりにキャッピーをホールドすると、花火が上がる。何度でもできる。
カエルをキャプチャーして動く足場を経由して洞窟の中へ。音楽は「ダイナフォー」に変化。まず、最初に目に飛び込んでくるのは大量のクリボーと、それをどんどん出す厄介者。こいつらをいきなり相手取らないといけないのかと考えた人はちょっと落ち着いてマップを開き、パワームーンリストを見てほしい。このラストクレーターで手に入れられるのはゴール地点のグランドムーンのみ。この厄介者を倒したところで体力が増加するハートが手に入るだけである。最序盤でこいつを相手取って増加ハートを取りに行くというのなら、ここ以外の国で50コインでも支払ってきた方が手っ取り早い。まともに相手取るだけ時間の無駄なのでさっさと行ってしまおう。
お次はマグマの上にたたずむポールをジャンプで飛び移るエリア。最初は壁に遮られた縦の太いポールをカベキックも駆使して飛び移って行く。細くて赤いポールが見えたらマグマから浮かび上がってきたところを一気にジャンプジャンプ。
今度は高さの違う鉄の波を、三段ジャンプを駆使してリズミカルに飛び越える。着地点近くにハートが含まれたブロックがあるので必要ならば帽子を当てておく。その後はバブルのキャプチャースキルが試される。トゲに当たらないタイミングで助走を付けて向こうの穴に飛び移る必要があるのだが、特にYでダッシュする必要はない。壁にぶつからないスピードでの助走が安定する。バブルでお鍋の大砲に入って打ち出されると音楽が「アッチーニャ」に変わり次のエリアへ。
飛び移った先にはセノビーがいるのでキャプチャーする。トゲトゲの鬱陶しい敵を背伸びの力でやり過ごし、道中の板を延ばしきれば届くハート入りのブロックなどもチェックして右に進もう。部屋の中の水は雪国仕様の極寒水であり、チョロボンを如何に避けるかという手段においては水の中でもたもたはしていられない。
極寒水地帯を抜けるとヨッシーにキャプチャーできる。舌をのばしてベルトコンベア状の左右の壁を行ったり来たりし、これまたチョロボンに当たらないよう注意して上がる。上がりきった先で音楽が「スチームガーデン」に変わる。
ヨッシーのままでPスイッチを押して草の足場を出し、道なりに進む。月の国 裏で散々揉まれた人にとっては衝撃波も出さずにブロックを飛び越えられるはずである。飛び越えた先で待ち構えるスフィン・クイズの問題に正解すると体力増加ハートが貰えるので、やっておこう。
続いてはかかしのスイッチが待ち受ける。キャッピーに頼らず、次々出てくる鉄の出っ張りを飛び移って行く。上手く飛び移りきったら右へダッシュ。さもないとどんどん出っ張りが引っ込んでいってしまう。
天井でカックーをキャプチャーして竜巻を目指しながら滑空し続ける。この時に音楽が「ロス島」に変わる。大量の敵に当たらないよう注意する必要があるが、高度が低くなりすぎても駄目である。ジョイコンを振ると高度の下降を抑えることができる。携帯モードの場合は本体ごと振ればよい。恥ずかしくないなら。
カックーで飛び越えてエリアに着地すると音楽が「ボルボーノ」に変化。ちょっとした分岐はあるものの、わずかに三回くらいボルボーノ人を利用してマグマを飛び越えていく。土管が見えるので中に入ろう。
土管を抜けた先は「クッパ城」の音楽になる。このエリアは対処方法によっては最難関と化す。リフトに乗ってトゲトゲの飛び跳ねる鬱陶しい敵を帽子で振り払い進むのがセオリーだが、リフトの中央には衝撃波発生装置があり、うっかり触ると周りの装置まで巻き込んでの衝撃波乱舞の大惨事が発生する可能性がある。リフトの隅っこに陣取って真っ直ぐ帽子を投げる、を繰り返して慎重に対処する必要がある。
リフトから降りた先にツックンが待ち構え、当然キャプチャーする必要がある。振り子のように移動する白い壁にくちばしを突き刺し、二回までは目の前で止まった時に弾かれる反動でジャンプしてまた突き刺す。三回目は目の前で止まってくれず、ちょうど中央辺りに来た時に弾かれジャンプを行い、空中で白い壁を突き刺す。頭上にハートが見えてもぐっとこらえて、大きな白い壁まで待ってから弾かれジャンプ&突き刺しで登ろう。多くの場合、ハートを取った後にリカバリが効かず墜落する運命が待っている。
ツックンで登った先にカクカク土管があり、円形の地形を突き進んでペラペラドンキーを倒しにいく。タルは円形地形なので避けづらく、リフトで上に登るチャンスとタルが落下してくるピンチとが同居してしまっているのでタイミングを計ろう。ブロックを4つ叩いて落とすと道が開き、土管をくぐった先にある絵に飛び込むと…
月の国にて披露された「キャプチャークッパ」を使って進んでいく。この時に体力が6まで増加するのでほぼ楽勝ムードである。落っこちることなく余計なダメージを受けずにトンネルまで差し掛かると、後ろから迫ってくる岩を撃ちのめしながら目の前の岩壁をブッ崩しまくるという忙しい局面に挑むことになる。それを乗り越えた先は高台にある穴めがけて飛びこむ。すると…
単に電線を伝って突き進むのみ、ある意味ウイニングランである。とあるメッセージが隠れているが、かかしに帽子を引っかけるとじっくり見る事ができる。撮影してもいいのよ。 土管に入ると、いよいよ…
再びカエルをキャプチャーし、ビルを登って行く。合間にキャッピーの台詞が聞こえてくる。一字一句聞き逃さず、焦らずに登ろう。栄光のゴールはすぐそこである―――。
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最終更新:2024/11/08(金) 07:00
最終更新:2024/11/08(金) 07:00
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