野口茂樹とは (ノグチシゲキとは) [単語記事]

野口茂樹（のぐち　しげき、1974年 5月13日-）とは、愛媛県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
野口茂樹
基本情報
国籍	日本
出身地	愛媛県東予市（現：西条市）
生年月日	1974年 5月13日
身長体重	179cm 88kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	1992年ドラフト3位
引退	2011年
経歴
選手歴愛媛県立丹原高等学校中日ドラゴンズ(1993年-2005年) 読売ジャイアンツ(2006年-2008年) 三重スリーアローズ(2011年) NPOルーキーズコーチ歴 NPOルーキーズ
プロ野球選手テンプレート

愛媛県立丹原高等学校では、2年時には夏の県大会で大会新記録となる40奪三振を記録。3年時には春の県大会で1試合19奪三振やノーヒットノーランを達成するなど四国No.1左腕として名を馳せ、『四国のドクターK』と呼ばれるなどプロからも注目を集めた。しかし、県大会ベスト4が最高成績で、甲子園大会出場はなかった。

1995年に背番号を47に変更。30試合に登板し3勝10敗2セーブだった。

1999年には19勝を挙げ、リーグ優勝に貢献。セ・リーグ MVPにも選ばれた。

2001年は12勝9敗、防御率2.42を記録し、2度目の最優秀防御率獲得となった。

2002年は怪我で5試合の登板に留まった。

2003年は29試合に登板し9勝11敗だった。

2004年は17試合の登板で4勝8敗。オフに岩隈久志との交換要員として新規球団の東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍すると報じられたこともあったが、残留した。

2005年は13試合の先発登板で3勝6敗だった。

2006年は左肩痛で1試合の登板に留まった。

2007年は中継ぎのみで31試合に登板。1勝1敗4ホールドだった。

2008年は一軍登板なしに終わり、戦力外通告を受けた。

東北楽天ゴールデンイーグルスの入団テストを受けたが不合格。トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結ぶと思われたが、メディカルチェックで左肘に異変が見つかったため破談となった。

2017年からはタミヤ電機株式会社に就職した。

力強い直球と切れ味抜群のスライダーを武器に活躍した左腕。

中村武志と相性が良く、バッテリーを組むことが多かった。ヒーローインタビューでは必ずと言っていい程「中村さんのおかげです」というコメントを残していた。

1998年 8月30日のヤクルトスワローズ戦で200球を投じているが、この試合以降、NPBで1試合200球以上を投じた投手は現れていない。

普段は温厚で無口な正確であった。

実況パワフルプロ野球では全盛期に変化量7のHスライダーを決め球としていたが、Hスライダー以外の変化球が球質の似ているSスライダーしか無いため、対人戦では能力値ほど力を発揮できない選手となっていた。

通算:14年	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB	281	214	37	15	81	79	2	4	.506	1405.2	528	1122	638	577	3.69