SCP-1598-JPとは (エスシーピーイチゴーキュウハチジェイピーとは) [単語記事]

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SCP-1598-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

概要

基本情報
SCP-1598-JP
OC	Safe
著者	yzkrt^[1]
作成日	2019年 6月3日
タグ	リサイクル 2019 ループ伝染性場所強制力観測
リンク	SCP-1598-JP
SCPテンプレート

SCP-1598-JPは新潟県長岡市立██中学校の屋上に出現する人型実体群である。出現する人型実体は-1から-5までのナンバリングがなされており、この実体群は毎日 12時28分に全て決まった行動を取る。この外見的特徴はこの中学校の生徒だった5人の少年に一致している。

ナンバリング	特徴
SCP-1598-JP-1	外見的特徴：中学時代の塩野悠氏 20██年に中学校の屋上から落下死したことになっている
SCP-1598-JP-2	外見的特徴：中学時代の兼山修介氏今野氏・芝崎氏・葛西氏にとってリーダー格。 2015年に交通事故で今野氏、芝崎氏と共に死亡
SCP-1598-JP-3	外見的特徴：中学時代の今野肇氏 2015年に交通事故で兼山氏、芝崎氏と共に死亡
SCP-1598-JP-4	外見的特徴：中学時代の芝崎啓太氏 2015年に交通事故で兼山氏、今野氏と共に死亡
SCP-1598-JP-5	外見的特徴：中学時代の葛西 ██氏存命

この5人のイベントは、-2が-1に屋上のフェンスの外側に立つようにいい、その後一通りいつもやっているように「自殺ごっこ」をするように命じる。-1がフェンスの外側で目を閉じて恐怖に怯えているのを他の4人が笑ってみているが、ひょんなことから-1が足を踏み外して落下する。そして地面に着く直前で5つの実体は消滅するのだ。

見ての通りいじめと、そのために起きた事故であるわけだが、この5人の実体群が実在人物であったことから、財団はそのなかで「唯一」存命だった葛西氏に目をつけ、インタビューを行うこととした。イベントの内容に葛西氏が実際に関わっていた塩野氏へのいじめと寸分狂わず違いはなかった。塩野氏はバスの席はいつも同じ席に座る、筆箱の中身の順番が決まっているというような「いつもと同じ」に神経質なまでにこだわるタイプであり、体が小さいことや、(少なくとも彼らから見て)知的ハンディがあるようにみえるタイプだったこともあり、いじめのターゲットとなってしまったわけである。

そしてある日、屋上で彼らは塩野氏に自殺ごっこを命じるが、塩野氏は不幸にも足を踏み外してそのまま転落死してしまう。彼らは知らぬ存ぜぬを突き通し、彼らのいじめも教師たちには発覚していなかったため、表向きには塩野氏はいじめ事件ではなく、屋上の不備による事故として処理された。

葛西氏は深く後悔しており、塩野氏を助けられるのであればなんでもすると語った。とはいえ、財団は別に法の執行者でもなんでもないし、そもそも塩野氏を助けるのが仕事ではない。世の中の異常を確保・収容・保護するのが仕事である。故に、葛西氏には記憶処理をほどこしてただ帰した。

しかしこのあと――

20██/05/13 補遺3: 異常性の調査を行うため、現在SCP-1598-JP群において唯一存命の葛西氏にインタビューが行われました。インタビューからは新たな情報が得られなかったため、インタビュー後、葛西氏にはクラスA記憶処理を施して解放しました。

SCP-1598-JP - SCP財団より,2022/12/14閲覧

20██/05/14 補遺4: 異常性の調査を行うため、現在SCP-1598-JP群において唯一存命の葛西氏にインタビューが行われました。インタビューからは新たな情報が得られなかったため、インタビュー後、葛西氏にはクラスA記憶処理を施して解放しました。

SCP-1598-JP - SCP財団より,2022/12/14閲覧