SCP-392 単語


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アタマガナルキ

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SCP-392とは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『A Plant Now Found in Site-103, and Formerly Found in the Households of Nobility (昔は貴族の館で、今はサイト-103で見られる植物)』。

概要

人の頭が成る木。なんでも古代文明ダエーバイト奇跡論的魔術で生み出された人工的植物種で、に類似するが、の子房から果実を生産する代わりに、同じDNAをもつ同じ顔のヒト男性の頭を大量に生産する。この男性の頭は、SCP-392を作った紀元前800年頃のダエーバイトのワク氏族の女族長ワク (以下、ワクワクさん)の男性側室のものである。このダエーバイトでも、ワクワクさんの行為は社会規範からみて常軌を逸した行為だったようだが、ダエーバイトでは族長は絶対なので栽培は許容され、ワク氏族の子孫に受け継がれ、中央アジア、新疆、中国で広まっていった。

この頭部の生理ヒトのそれと同等だが、瞼はなく、前頭前皮質にはSCP-392の種子が存在する。また、反射行動によって頭部は外部刺に反応し、特に女性ヒト実体がいるとき、眼球運動神経活動の割合が高くなる。キスをされると舌を突っ込もうとさえする。変態だこいつ。自然落下するか摘み取るとこの頭部は動かなくなり、やがて大気とに触れることで自然腐敗し種子の有機肥料となる。

どうやらかつて中国兵士が、ダエーバイト都市からければ戦国時代には略奪したものとされる。この頭部は栽培されてからその皮をむかれ、頭蓋を敵対する勢力の兵士の首級として上官に提示されていた模様。その後、そういったことをしていた兵士は出世し、格も上がった。中には一部王皇帝位についた者さえいたという。こうして、SCP-392は貴族で見られる繁栄の徴とされた。そして隋王朝のころに煬帝小野妹子にこのSCP-392の種子を下賜し、日本に持ち込まれた。第二次世界大戦中は日本でも国家繁栄の儀式として栽培が奨励された。財団はSCP-392をダエーバイトった中央アジアでもなければ、中国でもなく、京都離宮で発見し、収容に至った。

現在、財団はSCP-2733 (頭入りキャビネット)の収容に使えるのではないかと研究を進めている。

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