TS学園の日常とは (ティーエスガクエンノニチジョウとは) [単語記事]

TS学園の日常（てぃーえすがくえんのにちじょう）とは、カネコナオヤによる漫画である。

概要

作者の漫画家『カネコナオヤ』のTwitterに掲載していたTSF 漫画が、商業化した形となっている。

2019年より電子書籍雑誌ヤングアンリアルコミックス JIN GAI（キルタイムコミュニケーションズ刊）において連載中。単行本は既刊3巻（2021年 1月現在。）単行本レーベルはヤングアンリアルコミックス。

単話有料配信としても先行発売されており、単行本コミックス（書籍・電子）はそれらをまとめ描きおろしを十数ページ以上加筆したものとなっている（第1巻は1-4話に加え描きおろし特別編を収録）。

ニコニコ漫画においても一時期4話まで無料配信し連載していたが、2020年 4月現在は第1話（無料）以外は非公開となっている。

あらすじ

　この春、敷島コータたち新中学一年生が入学した私立天聖学園中等部は少し変わっている。それは数年前に思春期の男子に現れる女子に変化する現象『OTMS』が現れる確率が高いこと。日常的に同級生が変化したり、そして戻ったりしている。一緒に入学した幼馴染のナギサもいつものようにコータがからかっていると女子に変化してしまう。

登場人物

敷島コータ（しきしま - ）: 語り部。性格はお調子者で幼馴染のナギサをよくからかっている。同じように女子にもHな言葉を投げかけていたため嫌われていた。OTMSは不明。1年B組所属
高町ナギサ（たかまち - ）: 　コータの幼馴染でよくつるんでいたが、ある時コータがエッチな言葉を落書きして見せたことによりOTMSが発現して女の子になってしまう。その後Hな単語を見せられたり、そちらの方面で少しでも興奮すると女子化してしまうためコータによく女子化させられている。性格は真面目。
チヒロ: 　不随意に女子化するOTMS。期間は丸1日。コータとナギサのクラスメートで友人だが、榊先生と組んで何かを企んでいる様子も見せる。昔のアニメに詳しい。
長谷川ツバサ（はせがわ - ）: 　一見不良に見えるが普通の生徒。性格は短気だが手を出すようなことはしない。OTMSはイライラすると女子化する。
方杉ハルカ（かたすぎ - ）: 　所属は3年C組でメガネ風紀委員長。風紀を守るため注意して回っているがコータの校則違反を注意していた際にあまりのストレスによりOTMSが発現してしまう。ストレスが解消されるとしばらくして解除される。かなりの真面目さでカラオケでも校歌を歌うほど。
沖田ユウ　（おきた - ）: 　所属は1年B組の新人風紀委員でコータたちと同じクラスメイト。方杉と一緒に行動している。街中で突然OTMSが解除されて元の男に戻ったハルカに自身がOTMSによって女子化することによって男子制服を提供した。 OTMSは自分が女子になりたいと思うとなれる任意性が高い。
嶋タクミ（しま - ）: 　美術部部長の2年生。OTMSは描きたいモチーフがあると女子化する。ツバサとひょんなことで出会いツバサをモデルに絵を描こうとする。
榊先生（さかき - ）: 　男子中等部の女性保健医。OTMSの現象として女子化したナギサに現象について説明するほかOTMSについての講義も担当している。どのような手段かは不明だが、OTMSを発現する生徒を増やそうと画策している節があり、上司も存在している様子。男子更衣室にエロ本をおいたりとOTMSを発現した生徒の反応を観察しているが、プライバシー無視な行動を起こすなどエスカレートしている。

世界観

OTMS（読みがな：オトメス）: 正式名称はOcc asio nary Transformed Mult iple Studen ts（正式名称の頭文字をとってOTMS）。作中で最近数年で見られるようになった突然思春期の男子が女子に変化する体質および現象。変化する理由や変化期間は個人差がある。なお変化するにあたり体内で多くのエネルギーを使うので女子化する際または元に戻ることを繰り返すとと強い疲労感が生じる。
私立天聖学園男子中等部（しりつてんせいがくえんだんしちゅうとうぶ）: 　男子校だがOTMSの発現する生徒が多い。調査のため様々な施策を打っており教師や生徒も現象については日常風景となっている。OTMSを発現した生徒には小冊子のほか女子用制服が支給されている。男子更衣室とOTMS専用の更衣室に分けられていたり、同様にトイレや保健室のベッドもそれぞれ分けられている。