連射王とは、2007年1月にメディアワークス(現、アスキー・メディアワークス)より刊行された川上稔の長編小説である。上下巻組。同作者の作品世界における「FORTHシリーズ」に当たる。
2013年2月9日、電撃文庫より連射王〈上〉が発売。
同年3月10日、電撃文庫より連射王〈下〉が発売。
ハードカバー版と文庫版の内容は基本的に同じで、追加エピソードや文庫版のための後書きなどは無い。
ただし、一部の解説は変更、もしくは修正が行われている。
元々は作者が自分のウェブサイト内で発表していたネット小説だった。
「それは、もはやタイトルという枠を超えた一つの称号ね。あらゆるゲームの中で、難度の高いシューティングゲームを縦横にプレイ出来る者だけが持てる最高の攻撃手の称号であり、そしてゲームが出来ない人々を絶対に楽しませることが可能な、……ゲームセンター最強の守り手の呼び名」
「連射王。--と、そう呼ぶべきかしら」
連射王<下>p050より抜粋
次世代ゲーム機が普及し始めた頃の現代を舞台に、ある一人の高校生がシューティングゲームへの挑戦を通じて己の本質と向き合っていく姿を描いた作品。
同作者の他の作品とは異なり、英雄同士の派手な戦闘シーンは無く、多様な異種族が登場することも無い。限りなく現実に近い物語である。しかし、『大人と子供』、『挫折と再起』といった物語を構成する要素の数々は、紛れもなく同作者の作品である事を実感させてくれるだろう。
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最終更新:2025/12/29(月) 17:00
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