ロキ(ファイアーエムブレム)とは (ロキとは) [単語記事]

ロキとは、ゲーム『ファイアーエムブレムヒーローズ』登場するキャラクターのことである。

概要

第2部のムスペル王国の軍師として登場したが、その後も作中様々な所で暗躍する謎の女性。悪戯や人を誘惑することが好き。
エンブラ帝国の皇女であるヴェロニカに協力をしているようだが、時と場合によってはヴァイス・ブレイブに助言をしたりもする。
ロキが完全な味方ではないことを理解した上で行動を共にするヴェロニカやアスク王国の救世主として召喚された召喚師など、一部の人物に対して興味がある又は気に入っているなどの発言をし、前述の通り助言を行うなどしているがその真意は定かではない。

人に化けることができる能力を持っており、初登場から様々なキャラクターの姿で登場してアルフォンス達を撹乱をしてくる。

一見すると人間のようだが、インバースからは『ギムレーのような人ではない背筋が凍るような感覚を感じる』と言われ、ヴェロニカからは『首を引き抜いても殺せない』と言われている（本人は肯定も否定もしていない）。

ユニット性能

悪戯好きロキ

ストーリー上（2部以降）で登場する姿と同じ姿のロキ。第2回英雄総選挙にて上位に食い込んだ為、ウードやクリフなどと共に英雄総選挙特別枠として実装された。なおヴァイス・ブレイブに召喚されるロキは異界のロキとなっている。
兵種は杖歩兵。
イラストは前嶋重機氏が担当している。

春祭りの戯れロキ

外伝で実装されたイースターの装いに身を包んだ異界のロキ。
なお、外伝ストーリーの内容からストーリー中は本編のロキと同一人物である可能性が高い。
兵種は無色弓飛行兵。
イラストは草木原俊行氏が担当している。

作中での活躍

異伝２の際に初登場。謎の男に化けており、ヴェロニカに戦渦の知識を与えた際にヴェロニカから偽物であることを指摘、様々な姿に化けることができる能力を持っていたロキは以後アンナの姿で行動する。
ヴェロニカに頼み【魔書ナグルファル】の写本を入手、儀式の成果なのかムスペル王国がアスク王国への進軍を開始した。

第2部第1章にてアンナと遭遇したことをきっかけにその後のストーリーでも登場する姿を見せる。

（ネタバレ、クリックすると内容が表示されます）

第2部にてエンブラ帝国とムスペル王国が同盟を組んだ後、アスク王国の民すらも焼き殺そうとするスルトに反発するヴェロニカを手に掛けようとしたスルトに対して炎の儀の贄にすることを提案する。他にもレーギャルンらの敗北を察知してスルトにスリーズの確保に向かわせるなど軍師らしい活躍を見せる
また、ヴェロニカ同様炎の儀の贄として捕らわれているユルグに化け、ヴァイス・ブレイブの行動をムスペル王国に流すなどヴァイス・ブレイブを疑心暗鬼にさせるなど敵らしい行動をする
…かと思いきや、自身が負けたらあっさりとスルトの目的である炎の儀の情報を漏らし、それどころか侵入経路まで教えてくる。そのことからもわかる通り、ムスペル王国の軍師という立場ではあるもののスルトに対する忠誠心がなく、スルトが死の国に堕ちる様もロキは傍観していた。

第3部ではエンブラ帝国に再び姿を現す。無論第2部のこともありヴェロニカからは警戒されているが、死の国がエンブラ帝国の脅威でもあることを察したヴェロニカにアスク王国だけの力では叶わないこと教え、また死の国への渡り方も教えた。
第3部終了後を描いた異伝では天上の神であるトールと共にいる姿が描かれる。
異伝以前にもイベント冒頭会話等でトールとのやり取りが何度か行われており、その内容から明言はされていないもののトール同様万物の創造主であるアルフォズルの下僕の一人であり、彼女もその神の一人である可能性が高いことが判明する。

第4部ではアスク王国辺境麦の穂の村の異変を調査しに向かっていたヴァイス・ブレイブと遭遇する。その後ラスト手前まで姿を見せなかったものの話のあらましを知っているような口ぶりをしている。

第5部ではアスク王国に攻め込んだ後、牢屋に投獄されたニザヴェリル王国の王であるファフニールの前に現れる。突然現れたロキに最初は反発していたファフニールにであったが彼の妹弟の悲しむの姿を見せ、ファフニールの心を揺さぶる。開放する代わりにファフニールに何かを頼みたいようだが…

前述の通り外伝でも姿を見せる。
ロキ曰く【我らが王の船を漕ぎ出す準備と南海に虹の橋をかける】という目的を果たした外伝13以降は白夜王国の古文書を調べたり(外伝23)、幼いアクアの欲求に合わせた英雄を呼び出す代わりに何かを要求しようとしたり(外伝27)、初代アスク王リーヴが開いた異界へのヴェロニカを案内したり(外伝45)、なにかしら意味を持つような行動をしたかと思えばヴェロニカをブルーノを餌に連れ出し春祭りに参加させる(外伝32)など単なる戯れにすぎないような行動もする。