バルザック（ドラゴンクエスト）とは (バルザックとは) [単語記事]

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登場作品
バルザック
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち（ボス）ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストのモンスターテンプレート

バルザックとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するキャラクター及びモンスターである。

概要

初登場はDQ4。

元々は人間でモンバーバラの姉妹の父親のエドガンに師事していたが、進化の秘法に魅力を感じ、秘法の存在に異を唱えたエドガンを殺害。
そしてキングレオの王となり、若い女性を進化の秘法の実験台にし、その力で魔物となった。

モンスターとしてのバルザック

魔物となった彼とは、第4章と第5章で2回戦うことになる。

4章(バルザックビースト)

第4章では章の最後にキングレオ城にて待ち構えるボスとしてモンバーバラの姉妹やエドガンのもう一人の弟子であるオーリンと戦う。こちらではオックスベアの色違いで、後にイルルカで登場した際に『バルザックビースト』と命名された。

主な攻撃方法は通常攻撃のギラ、ひのたま、ベホマを使用する。特に魔法面ではベホマで体力を全回復してしまうので、コーミズ西の洞窟で手に入る「せいじゃくのたま」で呪文を封じないと非常に危険。
ちなみに、FC版に限るが「せいじゃくのたま」を使用するとゾーマの如く体色が変化するギミックが存在する。

戦闘に勝利した後は止めを刺そうとするのだが、その際にキングレオが立ちはだかってしまい、決着は持ち越しになってしまう。

5章(バルザック+)

第5章では2章のラストでもぬけの殻になってしまったサントハイム城を乗っ取り王となっている。
進化の秘宝の効力も増しているのか、見た目がおにこんぼう系統に変わっている。こちらの名前はゲーム中では表示されないが『バルザック＋』という名義が使われている。どうやら彼によると「神に近い」「デスピサロよりも強い」とのこと。

BGMはFC版では他のボス同様に通常戦闘と同じ楽曲が使われていたが、リメイク版では戦闘曲は「ジプシーダンス」に変更。より「宿敵との決闘」という意味合いが強くなっている。

魔物として以前より更なる進化を果たしているらしく、攻撃手段も2回行動、ヒャダルコ、こおりつく息と非常に激しい物で構成されている。
中でもヒャダルコはダメージ量が多い上に使用頻度が高い。仲間の体力を高めにキープするためにもマホステやきせきのつるぎといった手段で対策をした方が賢明。
また、その見た目から想像できる様に攻撃力も非常に高く、2回攻撃によるダメージはかなりの物。リメイク版では「めいれいさせろ」の実装でマニュアル操作が解禁されているので、スクルトを覚えるクリフトを是非パーティに加えたいところだ。

彼を倒し宿命の決着を付けた後は、どこからともなくピサロの配下のミニデーモンが現れる。彼によると、バルザックによる進化の秘法は未完成に過ぎないらしいが…
なお、彼を倒した後はサントハイム城の宝物庫も解放される。宝物庫では「マグマの杖」と「あやかしの笛」の2つが宝箱から手に入るが、どちらも今作のシナリオを進めるのに対して必須となる。
すなわち彼を倒さなければ物語は先へと進まず。以降も彼と同等の技を持つ敵とわんさか戦う事になる点から、彼は5章におけるゲートキーパー的な立ち位置にあると見られている。

4以降の本編作品でのバルザック

DQ10ではさまよえる錬金術師のはなしに登場。かつてはオフラインモードのつづきで戦えたが、現在は廃止となっている。

外伝作品での登場

ドラゴンクエストモンスターズシリーズ

ゲームボーイ時代（テリーのワンダーランド～ルカの旅立ち/イルの冒険）

ドラゴンクエストモンスターズシリーズではGBC『テリーのワンダーランド』よりバルザック+の姿として登場。どうみても悪魔なのだが、種族は物質系モンスター。

上述の通り、原作では主に氷系統の技を使用していたのだが、同作では何故かイオ、デイン、グランドクロスと、何故か氷とは程遠い技を覚える様になっている。

本編におけるボスキャラらしく、彼を配合で作り出すには【血統】ひょうがまじんorようがんまじん+【相手】悪魔系モンスター、【血統】物質系モンスター+【相手】???系モンスターという組み合わせが必要となる。しかし前者は血統側が非常に強力、後者の相手側の???系モンスターは各シリーズ作品における魔王で構成されている事から1体につき製作の難易度は高い。一方でエリアによっては野生個体とエンカウント出来るので、無理して配合で作らず、野生個体をスカウトした方が賢明である。

彼自身を配合素材として使用した際の固有の組み合わせは、彼自身を【血統】として使用した物については存在していない。
一方、彼を【相手】サイドとして使用した場合は、【血統】『ストロングアニマル』→『パオーム』、【血統】パオーム→『キングレオ』の2種が存在する。
配合の際に彼の上司であるキングレオが作れてしまうのは少々皮肉ではあるが、本人の見た目通りパワーを重視したモンスターの素材として活用する事が出来たりする。なお、どちらも他のモンスターの組み合わせで凄く簡単に作れてしまうのはナイショ。