すべてをしるものとは (スベテヲシルモノとは) [単語記事]

すべてをしるものとは、「ファイナルファンタジーV」に登場するボスモンスターである。「全てを知る者」であって、決して全てを汁物ではない。
第三世界のフォークタワーの左の塔（魔の塔）の最上階におり、黒魔法フレアの封印を守っている。

特徴

HP16999、MP30000
風属性が弱点
戦闘開始時からプロテス、シェル、リジェネがかかっている状態
なおディスペルによる解除が可能
魔法以外の行動を受けた場合、リターンをかけて戦闘開始時の状態に戻す

1ターン目から白・黒・時空魔法を放ってくる。解析によると8ターン1サイクルで行動し、各ターンで3つの魔法のうち1つを選択して使用する。
HPが4000を切ると（発狂状態）ファイガ、ブリザガ、サンダガのどれかを放つようになる。HPがゼロになるとファイナルアタックでフレアを放ってくる。

このように、名前に恥じぬ全ての魔法を使いこなすが如く強敵として君臨するボス。のはずだったのだが、FF5のゲームシステムを上手く利用した攻略法が無数といってもいいほどあり、慣れたプレイヤーの前では呆気なく果ててしまうのであった。攻略法次第ではこちらも楽に倒せてしまう力の塔のボスのミノタウロスのほうもその意味では同類である。

攻略法

ここに挙げた攻略法はほんの一部です。

バーサクをかけて魔法自体を使えなくさせる。かのNTT出版の攻略本にも書かれている必勝法である。
なおすべてのしるものは素の攻撃力が100ある（力の塔のボスのミノタウロスより強い）のでゴーレムによる防御もすぐに無効化されてしまい、何も考えずにこの方法を試し無事散っていったプレイヤーは多数いると思われる。ぶっちゃけ力の塔のボスと替わったほうがいいような。
沈黙に耐性がないため、魔法剣サイレスで毎ターン攻撃する。白魔法サイレスやメイジマッシャーの追加効果だと、すべてをしるものが持つボス系耐性という特性によりすぐに効果が切れてしまうが、魔法剣サイレスの場合はこの特性を無視してしまうため向こうの魔法を封じたまま一方的に殴れるのである。
パーティーにリフレクトリングを装備させる。これで普段使ってくる魔法はもちろん死に際のフレアも跳ね返せるが、発狂前に使ってくるドレインだけはリフレクを貫通するので注意。
MPをゼロにする。素のMPが30000あるので削るのは大変と思いきや、エーテルなどMP回復アイテムをかけてあげるとMPが9999になるという仕様があるため（注意：ピクセルリマスター版ではできなくなっている）、青魔法マジックハンマーや調合のダークエーテルなどでMPを削りまくりゼロにしてやれば、死に際のフレアも封じることができる。
ストップをかけて行動を封じている間にエアロガなど風系魔法を連発する。もちろん死に際のフレア対策は忘れずに。かのNTT出版の攻略本にも書かれている必勝法である。最初からこれだけ書いとけ

その他

フォークタワーは二つの魔法を同時に取らないと大爆発を起こすという設定であり、力の塔のボスのミノタウロス戦が終わった後、魔の塔のすべてをしるもの戦に挑むことになる。すべてをしるもの戦を前にしてモタモタしていると、本当に塔が爆発してゲームオーバーになるので注意。正確にはメニューを開いている間を除いた、10秒間がリミット。
レア枠で貴重なアイテム「コルナゴの壺」が盗める。「ぬすむ」はカウンターリターンの対象に当たらないので、これではなく通常枠のポーションを盗んでしまったらわざと殴ってリターンをかけさせることで、目的を達成するまで相手してくれるというアイテムコレクターに優しい御仁である。
ファイナルファンタジーレコードキーパーにも登場するが、こちらは普通に強い。