エアフォース・ワン(AIR FORCE ONE)とは、以下の物事のことである。
テロリストに自分のヒコーキを奪われた俺たちのハリソン・フォード大統領が、ジョーンズ教授のごときアクションを見せたかと思えばソロ艇長さながら操縦桿を握り、デッカード顔負けに駆けまわってライアン博士のように家族を守る姿を、妙に人間味のあるテロリスト達と大統領専用機特有の様々なギミック、それにミグとの航空戦とインターナショナルの合唱とあざとカッコいいキメ台詞とジェリー・ゴールドスミスの素晴らしいテーマ曲その他もろもろ満載でウォルフガング・ペーターゼン監督が送るアメリカ映画。
大統領専用機(当時はボーイング VC-25A)といえば機密保持の塊であり、制作スタッフはテレビ映像や公開された写真類をかき集めて撮影セットを作っていった。
最終的には当時のビル・クリントン大統領の休暇中に実機取材が認められたが、参加者はペーターゼン(監督)、ハリソン・フォード、ウィリアム・サンデル(美術監督)、ミヒャエル・バルハウス(撮影監督)のわずか4名に限られ、見学は機内の一部のみ、写真撮影も禁止という厳重なスタイルだったとされる。休暇中のクリントンのパーティーの場でフォードが直に交渉して許可を得たという逸話もある(フォードとクリントンは友人同士であることでも知られる)。
撮影用機材としては、アメリカン・インターナショナル航空所有のボーイング747-100貨物改造機N703CK(製造番号19727/54)が貸し出されてリペイントされた。この機体は日本航空が1970年に初導入したB747の1機で、1992年まで日本航空と日本アジア航空でJA8103の機体記号で運用されていた。
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最終更新:2025/12/13(土) 19:00
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