エドワードの本気とは、エドワード(Edward)さんが本気を出すことである。
この記事ではその中でも特に「きかんしゃトーマス」に登場する青色のテンダー機関車、エドワードについて解説する。
ソドー島では古参の機関車、エドワード。ゴードンやジェームスからはよく「老いぼれの役立たず」と罵られる。確かに、彼は1896年製造の古い機関車で、出力も低い。
・・・しかし、しかしである。本当にエドワードは役立たずなのであろうか。彼の本気とは一体どの程度のものなのだろうか。当記事タイトル「エドワードの本気」タグがついている動画で検証していこう。
この物語では暴走したジェームスをエドワードが驚異的な地獄耳と速度で追跡し、救出する。
冒頭で、いきなりエドワードはジェームスに「ダメなヤツ」呼ばわりされる。直接言ったわけでないにしろ、非常に失礼な行為。
しかし、その後子供たちの悪戯でジェームスが暴走したとき、エドワードはなんと全力(=本気)でジェームスを助けに向うのである。
「いや、職務だから当たり前だろJK」
と言うかもしれない。しかし、それでもジェームスが助かって本当に嬉しそうなエドワードを見ると、先程ジェームスに馬鹿にされたようには思えないのである。馬鹿にされた相手を助けて、しかもニコニコしていられると言うのはエドワードが相当の人格者である証拠だろう。
これがエドワードの本気なのである。
この物語では観光列車を引率していたエドワードのクランクピンが折れてしまう。あわや立ち往生かと思われたところ、エドワードが本気を出して、何とか列車を動かし、終点まで辿り着いた。
この話の冒頭で、エドワードは重い観光列車を牽いてなかなか発車できなかった。その為、ゴードンやジェームスに馬鹿にされる。
「博物館に行くべきだ」
などという言葉は蒸気機関車にとっては死刑宣告と同義である。ダックとボコがエドワードを庇うが、この2台の言い分は正しい。
その後、エドワードの列車の観光客達は陶土掘りの作業場を見学。その帰りの道中である。エドワードの動輪から鋭い音が聞こえた。クランクピンが折れたのである。これは人間で言えば殆んど片足を失った状況に近い。心配する観光客。しかし、心配は必要なかった。
エドワードは機関士、機関助士と協力し、動かないと思われた列車を不屈の闘志で動かし始めたのだ。列車はエドワードの頑張りにより、とうとう終点に到着。終点ナップフォード駅は歓声に包まれる。
この話ですごいのは、最初エドワードを馬鹿にしていたゴードン等が、「エドワードは偉い」と改心するところである。何も言わずに行動だけで改心させるのはエドワードが聖人君子たる証拠だろう。
これがエドワードの本気なのである。
時速200kmを誇るスペンサーと競争することになったエドワード。最初からぶっちぎりで差をつけられる。スペンサーはエドワードを完全に下に見て、休み休み道のりを行く。
それに対してエドワードは遅いながらも着実にゴールの公爵夫妻の別荘へ急ぐ。どんなに疲れていても、休憩は取らなかった。疲労困憊で休みたいはずなのに、休憩を取らない。
休み休み進んだスペンサーは失態を犯す。公爵夫妻が写真を撮りに行く間、彼はグーグーと昼寝を始めてしまったのだ。スペンサーが気付いたときにはもう遅い。ノロノロと調度品を積んだ貨車を引いたエドワードが通り過ぎていった。
スペンサーに勝利したことで「僕はソドー鉄道の誇りだ!」と叫ぶエドワード。全くその通りである。
どれだけ絶望的になったとしても、諦めない。これは、エドワードがまるで神子のような存在である証拠だろう。
これがエドワードの本気なのである。
エドワードはいつでも優しくて親切な機関車だ。落ち込んでいるヘンリーを励まし、スクラップ寸前のトレバーを助け出すし、そのトレバーが困っているときは、広告列車のアイデアを出して助ける。
ダグラスを庇い、ダックを庇い、女王陛下の列車の露払いを任され、二つの列車の後押しもする。
エドワードはいつでも本気の機関車なのだ。本気で役に立ちたいと思って、毎日乗客や仲間に接する。そんな素晴らしい機関車エドワード。
そう、つまりこれがエドワードの本気なのである。しかし、黒ワードは知らない。
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最終更新:2025/12/06(土) 23:00
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