サガフロンティア2 単語


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サガフロンティアツー

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サガフロンティア2とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年に発売したプレイステーション用RPGである。サガシリーズとしては8作目に当たる。

概要

firefox3ではりつけメカ等のSF要素が多かった前作サガフロンティアから一転、再び純ファンタジー世界観となった。

万物に宿る「アニマ」を使い、術を使うのが当たり前の世界に生まれた術不能者「ギュスターヴ13世」と、その時代の影で暗躍するエッグという存在に立ち向かうディガー「ウィリアム・ナイツ」。二人の主人公、及びその意志を継ぐ者達によって描かれる、約100年に及ぶ物語を垣間見ることになる。

BGMが伊藤賢治から浜渦正志氏に変更になり、激しいイトケンBGMから、落ち着いた曲調のBGMに一変した。この変更には不満も出たが、現在では本作のサウンドに高い評価をつけるファンも存在する。

同じメロディが場面によって様々にアレンジされると言う独特なサウンドは、浜渦氏の「場面転換ごとに全く違う曲が必要なのか?」と言う既存ゲームサウンドに対する疑問への、一つの回答である。盛り上がる場面で印象的に回帰するメインメロディに心揺さぶられるファンも多い。

グラフィックも、3Dポリゴン化が進むRPGにおいて淡い水彩画のような色調を持った2Dグラフィックを採用しており、グラフィック面でも評価は高い。が、反面前作サガフロンティアにあったような、派手な戦闘演出が軒並み抑えられてしまい、地味、とする者もいる。

この為、熱烈なファンが存在する一方、苦手とする人も少なくない。熱烈なファンからも人を選ぶ、と言われる賛否両論の作品であるが、根強いファンを獲得している事も確かである。

システム

シナリオ選択式となっており、シナリオをクリアする事で新たなシナリオが出現、最終シナリオを目指していく。中には戦闘のない、イベントを見るだけのシナリオも多数ある。シナリオはギュスターヴ編、ナイツ編の2編が絡み合って進行する形になり、条件によっては他編のシナリオクリアが出現条件になるシナリオも存在する。

シナリオによっては、宿屋に行けない、買い物が出来ない等の制限がかかることが多く、また機会を逃すとレベル上げ用の敵とも戦えなくなってしまう可能性があり、ラスボス戦で詰むプレイヤーが続出した。

また、軍隊戦を再現した簡易シミュレーション「コンバット」と言う形式のシナリオもあるのだが、この最終戦(サウスマウンドトップの戦い)のみが高難易度であった為、これで詰む人も続出した。

バトルシステムとしては、前述の通り「術」が「アニマ」を用いて使うモノとなった。この為、装備品や、フィールドなどのアニマを引き出し、場合によっては戦闘中に複数のアニマを組み合わせて術を開発する事も出来る。

また、敵と一対一で戦う「デュエル」と言うバトル方式が選択できるシーンもあり、この場合、「切る」「突く」「ためる」「払う」「防御」等のデュエル用コマンドを組み合わせて行動する。この際、特定のコマンドを組み合わせることによっても、技をひらめく事が出来るようになった。

武器には耐久度が設定されており、一定回数以上戦闘で使用すると壊れる旧サガシリーズの要素が取り入れられた。耐久性に優れる鋼鉄製品と、膨大なアニマを蓄える宝物「クヴェル」は耐久度が無限であるが、鋼鉄製品を装備するとアニマの流れを阻害し、術の威力が下がってしまう。(ただし、敵からの術ダメージも下がる)

主な登場人物

  • ギュスターヴ13世
    万物に宿ると言われるアニマが全く存在しないという、特異体質の為、追放された大国の王子。
    このため、術を使用する事が出来ず、かけられた術の効果を半減してしまう。(術を上手く使えない術弱者は一般的に存在する世界であるが、13世のような特異体質者は極めて異例である)
    後に、自身と同じく術を妨げる金属「鉄」に興味を持ち、鋼鉄の武具を用いて一大帝国を作り上げる、通称「鋼の13世」
    公式には後継者を残さなかった事から、死後後継者争いが勃発する事になる。
    13世自身が後述するもう一人の主人公ウィル・ナイツと会ったのは一度きりで、彼ら自身にはそれ程接点は無かった。
  • ウィリアム・ナイツ(ウィル)
    アニマが大量に蓄積された宝物「クヴェル」を発掘する冒険家、ディガーの青年。13世と違って代々アニマを感じる素養に優れ、ウィルは術や、棒術を得意とする。幼少期に両親を失っており、叔父夫婦の下で育てられた。
  • 「エッグ」と言うクヴェルに因縁があり、初登場時15歳の少年だったウィルは、実に86歳の老人となってまでエッグと戦い続ける事になった。
    後に、クヴェル探索の功績を認められ、優れたディガーの称号「タイクーン」を得る。その後の通称は「タイクーン・ウィル」で、ギュスターヴ13世にもその名声は伝わっており、あくまで一般市民でありながら、大国の王となった13世の協力を取り付けた事もある。
    平時は真面目で穏やかな人物なのだが、エッグによって大切な人を何人も失ってきた事から、エッグに関わる事になると偏執的とも言える執念を燃やすようになる。
  • リチャード・ナイツ(リッチ)
    ウィルの一人息子。偉大な父と比較されるのが嫌で家出し、冒険者をやっていた青年。才能は高く、特に剣の腕では父を凌ぐ素養がある。
    生真面目なウィルに比べて陽気な女好き。「名前はリッチだけど金持ちじゃない」と言う冗談が口癖。
    しかしナイツ家にまつわるエッグの因縁からは逃れる事が出来ず、エッグの持ち主との死闘の末、最終的にはナイツの誇りを持って命を落とす。
  • ヴァージニア・ナイツ(ジニー)
    リッチの忘れ形見となった一人娘。名付け親は祖父のウィル。
    14歳と幼い少女ながら冒険心旺盛で、亡き父や祖父のような立派なディガーになる夢があり、祖父の目を盗んで密航を試みる……が、肝心の船を間違えてしまい、さらには密航がバレてしまう等、年相応な所もある。だが、これがきっかけとなり、多くの仲間に恵まれ、父の死の真相を知り、そしてナイツ家とエッグの因縁に決着をつけることになる。
  • エッグ
    持ち主に絶大な力を与える反面、その持ち主を操ってしまうという呪われたクヴェル。
    ウィルの身の周りの人々の多くが犠牲になった他、様々な人間の手に渡り、後にはギュスターヴ13世の後継者争いにも便乗する形で、大陸に数多くの悲劇と戦乱を巻き起こす事になった。
  • その名前が現す通り、掌大の卵形をしており、最終形態もまんま卵である。様々な状態異常を得意とするほか、条件によって強さが変動する為、十分な対策が無いと阿鼻叫喚の地獄絵図を撒き散らす当シリーズらしい強敵。

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関連項目

  • サガフロンティア
  • サガシリーズ
  • 浜渦正志
  • Feldschlacht
  • Rosenkranz
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