バイオヴォルケーノとは (バイオヴォルケーノとは) [単語記事]

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バイオヴォルケーノとは、『ZOIDS』シリーズに登場するメガラプトル型バイオゾイドである。

キットは内部にコア部の発光と音声ギミックのみを搭載したフレームに恐竜の骨格のようなパーツを取り付けて作る“バイオゾイド”というカテゴリーに入り、このバイオヴォルケーノはバイオメガラプトルのフレームをベースにギミック数と一部関節の改修が施されてある。

機体解説

バイオヴォルケーノ BIO VOLCANO
基本情報
型式	GB-008
所属	不明
モチーフ	メガラプトル型
スペック
全長	33.8 m
全高	14.8 m
全幅	不明
重量	92 t
最高速度	380.0 km/h
武装
バイオ粒子砲ブレイズハッキングクロー×2 ブレイズスパイク×2 テイルアックスバーニングジェット×6 クリムゾンヘルアーマークリスタルスパイン×28 バイオゾイドコア
ゾイドテンプレート

どこかの勢力が開発したと思しきメガラプトル型バイオゾイド。

GB-1バイオメガラプトルをベースとしてその機体性能を最大限に引き出し、さらに全身をクリムゾンヘルアーマー、その各部には紫水晶を思わせる結晶体のクリスタルスパインで覆い、もはや恐竜というよりも怪物のような姿と化している。

前身だったバイオメガラプトル由来の戦闘能力と武装の攻撃力は飛躍的に向上、そしてその全身に纏う真紅色のクリムゾンアーマーとクリスタルスパインはあのメタルZi製武器の攻撃に耐えうる防御力を示し、なおかつクリスタルスパインは鋭利なブレードとなって近づいた敵ゾイドを斬り裂く武器にもなる。

本機最大の武器として腹部にはGB-2バイオティラノにも装備された超兵器“バイオ粒子砲”を装備。
あらゆる物質を分子レベルで分解、破壊してしまうこのバイオ粒子砲の威力はあのバイオティラノのそれとほぼ同等と言われている。

さらに腰部のバーニングジェットは6門に増えているため最高速度も上昇し、その凄まじい機動能力と相まって全バイオゾイドの中でも最高クラスの戦闘力を獲得している。

劇中での活躍

バトルストーリー

バイオヴォルケーノにはバトルストーリーは存在しないため公式の所属等については不明である。

アニメ

『ゾイドジェネシス』に登場。
本作では強硬な軍事国家ディガルド武国の開発した新兵器という設定にされている。
ある意味で『ゾイド -ZOIDS-』のジェノブレイカーや『ゾイドフューザーズ』の凱龍輝と同じ位置にあるライバル役ゾイドであり、最後にはラスボス相手に主人公と共闘するという点も共通している。

『ジェネシス』では主人公ルージのライバルであるザイリン・ド・ザルツのバイオメガラプトルに代わる新たな乗機。
本作では火器としてバイオ粒子砲の他にもキット設定にはない口からの火炎ナパーム攻撃が追加されている。

霧の川での戦いでルージのムラサメライガーに敗北し、バイオメガラプトルを失ったザイリンにディガルド軍大将ジーンが与えたものである。

最初の試運転でもバイオメガラプトルを凌ぐ性能を示し、さらにそのテスト中に偶然出くわしたムラサメライガーも以前とは比較ならない力で圧倒、さらにはゾイド一機分の自爆攻撃を至近距離で受けても傷一つ負わないほどの強度を見せつけている。

その後もルージ達ディガルド討伐軍とは幾度か交戦していくが、ザイリンはその度に強い負担を受け、打倒ムラサメライガーはなかなか叶う事はなかったが、実はバイオヴォルケーノには搭乗者の生命力を吸収して性能を引き上げるシステムと自機が危機に陥ると自動でバイオ粒子砲を放とうとするシステムが内蔵されており、そのためザイリンにとって操縦性とは別の所で扱い難い機体であった。

そしてソラシティへ向かうギルドラゴン甲板での戦いにてムラサメライガーの太刀を浴びて敗退、ザイリンとヴォルケーノは討伐軍に鹵獲されてそのままソラシティに運ばれ、そこで修理と改修を受けて上記のシステムは全てオミットされた事でようやくザイリンにとっても使いやすい機体に生まれ変わった。

討伐軍が地上へと戻るとザイリンもまたディガルドに帰還するが、その直後にザイリンとジーンが機械兵の真実を巡って完全に対立、ジーンのバイオティラノに挑むもののとても敵わずあえなく退散を余儀なくされ、これ以降ザイリンはディガルドを抜けて討伐軍に加入し、それに伴ってバイオヴォルケーノも討伐軍の戦力となった。

自由の丘におけるディガルドとの最終決戦ではジーンのバイオティラノが放つバイオ粒子砲に自分のバイオ粒子砲をぶつける事で敵の砲門を焼きつかせて封じるという活躍を見せるが、やはり白兵戦では分が悪くまたしても敗北を喫するも、大破は免れており、ジーンがムラサメライガーの復活の隙を突いてガラガのデッドリーコングと共にバイオティラノを拘束し、さらにバイオティラノのコアを守る胸殻に穴を開けてムラサメライガーの最後の攻撃が通るようサポートした。