名探偵コナン沈黙の15分とは (メイタンテイコナンチンモクノクォーターとは) [単語記事]

この記事は、映画のネタバレ（主に犯人の正体）を含んでいます。
閲覧は自己責任でお願いします。

『名探偵コナン沈黙の15分』（ちんもくのクォーター）とは、劇場版名探偵コナンの第十五作である。

概要

監督は静野孔文、脚本は古内一成。主題歌はB'zの「Don't Wanna Lie」。

2011年 4月16日公開。興行収入は興行収入は31億5000万円。

あらすじ

12月のある日、再選を果たした朝倉優一郎都知事に脅迫状が届いた。翌日、都知事が開通式に出席した地下鉄のトンネルが爆破される。爆弾に気づいたコナンの活躍で大惨事は食い止められた。
朝倉都知事が建設したダムが鍵だと睨んだコナンは、蘭や少年探偵団たちと共に「新潟県北ノ沢村」を訪れる。そこで、8年ぶりに集まったという幼なじみの5人に出会う。
その翌日、一人の少年が目を覚ました。彼は崖から転落し、8年間意識を失っていた少年だった・・・。

登場人物

山尾渓介（やまおけいすけ）（ドラッグ反転で名前表示）
- 本作の犯人。北ノ沢村に8年ぶりに集まった幼なじみ5人組の1人。轢き逃げ事故を起こし、刑務所に服役していた。ダム建設によって沈んだ自宅にある盗んだ宝石を取り戻すため、爆破事件を起こしのたのが15周年記念作品とは思えない前作以上にショボイ動機。
遠野みずき（とおのみずき）（ドラッグ反転で名前表示）
- 本作のキーワードである8年前の事件の切っ掛けを作った人物。北ノ沢村に8年ぶりに集まった幼なじみ5人組の1人。夢の為に村を出ようとする妹とのいざこざの際に過って轢き逃げ事故を起こしてしまう。その時に目撃した少年(当時7歳)が昏睡状態から目を覚ました事で、記憶が戻る事への恐怖心から髪型変更や眼鏡をコンタクトレンズにするまでは良かったが、猟銃を使って記憶を戻させないという行為にまで発展してしまう。

備考など

劇場版名探偵コナン15周年記念作品。サブタイトルの「15分（クォーター）」とは、人間が雪崩に巻き込まれた際に生存出来る時間であり、本編でも「15分」（あるいは「15秒」）という時間がクローズアップされた。
これまでのシリーズは公開される時期に合わせて本編の季節が春～夏であったが、本作では初めて冬となっており、舞台も新潟県となっている。また、ダムは富山県の黒部ダムがモデルになっている。
本作から、総監督である山本泰一郎と、山本監督の指揮の下で監督として静野孔文の2人置かれている。監督が2人置かれたのは『迷宮の十字路』以来。
コナンたちが所属する1年B組の担任・小林澄子が初登場。
ゲスト声優として、戦場カメラマンの渡部陽一が刑事役、宮根誠司がジャーナリスト役として出演している。
B'zが劇場版主題歌を担当するのは本作で4回目で、歴代1位となった。また、アニメシリーズ本編のOPとしても採用された。これは倉木麻衣の「alwa ys」以来である。