航空宇宙軍史

『航空宇宙軍史』とは、谷甲州によるハードSF著作群である。

概要

航空宇宙軍の発足から、木星や土星の衛星国家による「外惑星連合」との二度にわたる争い（外惑星動乱）、汎銀河連合との恒星間戦争に至るまでの人類文明史を描いたハードSF小説である。2014年現在「新・航空宇宙軍史シリーズ」がSFマガジンで断続的に掲載されている。

シリーズ一覧

書籍はハヤカワ文庫から刊行されているが、現在は『惑星CB-8越冬隊』を除いて絶版になっている。『カリスト―開戦前夜』『タナトス戦闘団』『火星鉄道一九』『巡洋艦サラマンダー』の四作は中央公論新社から電子書籍版が改稿の上刊行されており、PCやスマートフォン上で読むことができる。

• 『惑星CB-8越冬隊』
• 『仮装巡洋艦バシリスク』
• 『星の墓標』
• 『カリスト―開戦前夜』
• 『火星鉄道一九』
• 『エリヌス―戒厳令』
• 『タナトス戦闘団』
• 『巡洋艦サラマンダー』
• 『最後の戦闘航海』
• 『終わりなき索敵』

なお、『惑星CB-8越冬隊』は遠未来が舞台であり、シリーズ名の由来ともなっている航空宇宙軍が直接登場することはない。

読む順番

基本的に刊行順が推奨されるが、前述の『惑星CB-8越冬隊』のみ時代がかなり離れているので後回しにしてもそれほど問題はない。

新・航空宇宙軍史（未単行本化）

• 「ザナドゥ高地」（SFマガジン2010年2月号）
• 「イシカリ平原」（SFマガジン2014年4月号）
• 「サラゴッサ・マーケット」（SFマガジン2014年7月号）
• 「ジュピター・サーカス」（SFマガジン2014年10月号）

関連商品

関連項目

• SF