天久鷹央の推理カルテ 単語

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その病気ナゾ、私が診断してやろう――。

天久鷹央の推理カルテとは、知念実希人による医療ミステリー小説である。イラストは『灼眼のシャナ』や『涼宮ハルヒの憂鬱』でお染みのいとうのいぢ氏が担当している。

公式略称および推奨ハッシュタッグは「あめく」。

概要

天才的な診断医としての頭を持つ央がその力を駆使して、「診断困難」とされた病気や不可解な事件の数々を解き明かす、というのが基本のストーリー

現役の医師でもある原作者の知念は「シャーロック・ホームズが現代日本に、そして、医師として存在したら……」という着想から本作を生み出した。従来の医療ミステリー外科医を中心として医局内の権力闘争を描くものが多いが、本作は主人公央がホームズ役となり、ワトソン役となる小鳥と共に診断医としての力と知識を駆使して事件を解決に導くことが特徴となっている。

新潮社から出版されており、雑誌『小説新潮」での連載が2013年6月からスタート
2014年10月からは新潮文庫nexにより文庫版が刊行された。文庫版は雑誌掲載の短編をまとめたナンバリングシリーズと、小説書き下ろしによる長編作品シリーズ(『央の事件カルテシリーズ)の2パターンが存在する。既刊13巻。
2023年10月からは実業之日本社による完全版が刊行された。こちらは新潮社版を加筆修正し、さらに書き下ろしの編と新作長編が追加されている。既刊16巻。
シリーズ累計発行部数は2024年4月の時点で300万部を突破。

2016年6月2018年5月までは『コミックバンチ』による漫画版も連載されていた。内容は新潮文庫nex版の1巻と2巻になっている。作画は緒原博綺。単行本も全4巻が刊行。
2024年9月6日発売の『good!アフタヌーン2024年10号より原作小説4巻の内容を漫画化した『天久鷹央の推理カルテ スフィアの死天使』が連載。『かんなぎ』の作者として知られる武えりが漫画を担当。

2024年4月3日にはアニメ化が発表された。2025年1月より放送。

あらすじ

その病気ナゾ、私が診断してやろう――。

医会総合病院、統括診断部。ここには他の医師が「診療困難」とした患者たちが集められる。

さらには、警察すら手に負えない原因不明の「殺人」や「」も……。

天才医師央が解き明かす、摩訶不思議な「病」に秘められた驚愕真実とは……!

主要登場人物

央(あめく たかお)- CV.佐倉綾音
本作の主人公。一族経営である医会総合病院の副院長兼統括診断部部長。理事長の次女。
27歳だが小柄かつ童顔高校生以下によく間違われる。
アスペルガー症候群を抱えており他者の気持ちをみ取れず、に衣着せぬ言動で周囲から反発を招くことも多いが、人的な頭の持ちで、院内で「診断困難」とされた病気警察などの外部から持ち込まれた不可解な事件を診断によって幾度どなく解決に導いている。
尊大で自信な性格だが、推理が外れたりスランプに陥ると豆腐メンタルっぷりが顔を出す。
なお、の他に原作者の別作品に彼女が登場するが、反りが合わずに疎遠になっている。
小鳥遊 優(たかなし ゆう)- CV.小野賢章
本作のもう一人の主人公で語り手。統括診断部に所属している内科医見習い。29歳。
央という『』がいるからお前は遊べない」という理由で央からは「小鳥」と呼ばれ、下としてこき使われている。
お人好しでがつけない性格で、それを利用して犯人をおびき出す囮にされることもしばしば。また、大学時代に空手部所属だったため、そちらの腕もたびたび利用される。
院内の看護師たちに粉をかけているが、央や舞による横を入れられてことごとく失敗している。
鴻ノ池 舞(こうのいけ まい)- CV.石見舞菜香
研修医。診断医として卓越した頭を持つ央を尊敬している。
央と小鳥遊の仲のデマを院内に広めたり、統括診断部に事件を持ち込んで二人をくっつけようと論んだりする、小鳥遊にとっては央と並ぶ疫病神。小鳥遊く「彼女ができないのはだいたいこいつのせい」。
子供の頃に合気道を習っており、犯人を取り押さえる際に役立っている。
(あめく まづる)- CV.水樹奈々
医会総合病院事務長で央の。色香のある大人女性小鳥遊の好みでもある。
他の医師たちから疎まれて孤立しがちな央にとっては数少ない理解者の一人。だが、く「怒らせるとめちゃくちゃ怖い」らしく恐れられている。
仕事上は旧姓を名乗っているが既婚者であり、後からそれを知った小鳥遊ショックを受けた。
久 大(あめく おおわし)- CV.立木文彦
医会総合病院の院長で央と叔父
合理義者であり、病院運営方針を巡って央と対立している。

テレビアニメ

2024年4月3日テレビアニメ化が発表。2025年1月に放送予定。監督をいわたかずやが務め、シリーズ構成澤悟、脚本を澤と柿原優子が共同で担当。アニメーション制作project No.9が手がける。

第1話と第2話では、原作知念実希人書き下ろし全新作エピソードが描かれる。

なお、主人公の“央”と高尾山の“高尾”という“TAKAO”繋がりで高尾登山とのコラボが決定。スタンプラリーケーブルカーの期間限定ヘッドマークなどが実施された。

スタッフ

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最終更新:2024/11/27(水) 17:00

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