『航空宇宙軍史』とは、谷甲州によるハードSF著作群である。
航空宇宙軍の発足から、木星や土星の衛星国家による「外惑星連合」との二度にわたる争い(外惑星動乱)、汎銀河連合との恒星間戦争に至るまでの人類文明史を描いたハードSF小説である。2014年より「新・航空宇宙軍史シリーズ」がSFマガジンで断続的に掲載されている。
紙媒体はすべて絶版で、後述の完全版に切り替わっている。電子書籍版は『カリスト―開戦前夜』『タナトス戦闘団』『火星鉄道一九』『巡洋艦サラマンダー』の四作のみ中央公論新社から発売中。なお、『惑星CB-8越冬隊』は遠未来が舞台であり、シリーズ名の由来ともなっている航空宇宙軍が直接登場することはない。
2016年8月より「完全版」が新たに刊行されている。以前刊行されていた単行本2冊分が1冊にまとめられている他、刊行の順番も変更されるようである。
※第36回日本SF大賞において谷氏が『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』で大賞を受賞した。
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最終更新:2025/12/15(月) 20:00
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