「60兆個の微小なパーツを使って人間を模した機械を作った場合、それと人間の違いは何ですか、という話になる。」
「高度な数学を使って肉声を模した音声を作った場合、それと肉声の違いは何ですか、という話になる。」
生物と機械の区別が何なのか、それははっきりとしていない。つまり生きている=命をもつということがどういうことなのか、はっきりしていないのだ。現代科学では自己増殖や恒常性の維持などの特徴を持ったものを生物だと定義している。しかし、コンピューター上で増殖を続け消滅・変異を行う人工生命は既に存在する。ある一定の規則に従わせることで、あたかも命をもっているように見せかけることは可能だ。だとすれば『命をもっている』とはどんな状態なのか。命をもっているように見える何かを創ったとしても『命をもっている』というのがどういう状況なのかは不明瞭なままだ。
どうして人間には意識が存在するのか、これもよくわかっていない。脳において発生する化学反応のみによって意識が成立できるのだとしたら、その化学反応を完全に再現した機械は意識を持つということになる。『意識を持つ機械』の発想は直感的もしくは生理的に嫌悪の対象である場合が多く、人間は往々にして霊だとか魂というものの存在を主張する。仮に霊魂が存在していたとしてもそれを検証することはできない。
我々は実に拠り所のない存在である。この宇宙で発生する全ての現象の本質を解明することができないのだから。人はどこからきてどこへいくのか。答えの出ない問いを見ないようにして存在している。そもそも存在するということがどういうことなのか明確な回答を得られないままに。
ここで新しい命題の登場である。合成音声は心をもつか?
ぼかりすなどの技術によって自然な音声の特徴が解明されれば、全く自然な合成音声のゼロからの創出は可能になるだろう。VOCALOIDの音声は肉声から作られたデータベースによって成り立っているが、そのデータベースさえゼロから作ってしまえば完全に人工である音声は合成可能だろう。
完全に人工であり、なおかつ自然な歌声を放つそれは『人らしさ』を持つことになる。しかしその時点での『人らしさ』つまり心はプロデューサーによって外部から与えられるものである。
ではVOCALOIDが歌詞の意味を理解し、そこに付与されるべき適切な感情を推定し、発音の調節まで自力で行えるようになったとしたら。
荒唐無稽に聞こえるかもしれないが、歌詞とメロディーに対応する感情を膨大なデータベースとしてまとめれば自力で人らしく歌うVOCALOIDは現実のものとなる。
そうなったときに、『人らしさ』とは何か、という問題が浮遊する。譜面と歌詞を与えられれば何のそつなく自力で歌う機械が完成したときに、それでも人間が歌う理由はどこにあるのだろうか。人間とは何か。意識が作り出す自分らしさとは何か。
合成音声とは何かを語るというのはすなわち、人間とは何かを語ることである。
まあ小難しい話はさておいて、だ。SF-A2 開発コード mikiたんはすはす。
概要
哲学かぶれの変態。ニコ動の深部に生息中。
主に音MADを好む。頭がパーンする動画や野獣と化した先輩が暴れる動画をよく見ている。マイナーな素材も好き。
ブラウザOperaに惚れている。しかし初心者には薦めない。マイナーなブラウザなので何らかの問題が発生しても自力で解決するしかないからだ。どこまでもカスタマイズできるので真の性能を引き出せば最強伝説の名の通りの快適なブラウジング環境が約束される。
アニメはあまり見ない。25分間も一個の動画を見るのは面倒だと言う根性なしな理由からである。しかし自分が見たいアニメは見る。話題性が高かったりネタ度が高かったりするとすぐに食いつく。そういうポイントではミーハーでありマイナーなものを好むとは言い難い性質を見せる。ミルキィホームズとかカブトボーグとかMUSASHI-GUN道-とか好き。ストライクウィッチーズは大好き。
VOCALOIDでは前述のとおりmikiが好き。一番好き。飛びぬけて好き。もっとmikiの人気は上がってもいいと思うんだ。ただこのマイナーな感じも好きである理由の一つと言えばそうなのだが。次点でVY1の透き通った声が好き。
キャラクターだけじゃなく音楽的なムーブメントとしてのVOCALOIDも面白い。UTAUも好き。隠れた名曲を発掘するのを至高の喜びとしている。
Easyすらクリアできない体たらくにも関わらず東方Projectにも入れ込んでいる。稗田阿求が登場するシューティングはまだでしょうか神主。求聞史紀と香霖堂と幺樂団の歴史だけでは阿求分が圧倒的に足りない。
どうでもいいけど「ニコ動」ってどういうイントネーションが正しいんですかね。
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特定のジャンルにとどまらないのできっとオススメされても困りますよね。
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