サクラチレとは、2010年3月27日に投稿された、デッドボールPによる楽曲である。
概要
サクラチレはデP普通の曲（ミクさん）シリーズの第9弾である。
桜の花が咲く頃に枯れていく沈丁花にスポットを当てた曲である。
この曲はデPの本領であるアレな曲では無い物の、数多くのネタが仕込んであると推測できる。
モデルとなった沈丁花は中国南部原産の植物で、特徴としては雌雄異株であり日本にはほぼ雄株しか存在しない。この為デPのミクは男の娘ではないか？と言う推測が行われたが、実はその程度の生易しいものではない。歌詞の中で沈丁花特有の沈香と言う物に触れられているが、これはおしべから発せられるもので雄株特有のものである。しかし逆に毒を持った実についても歌詞中で触れられている。勿論実をつけるのはめしべが存在する雌株のみである。そう日本に多く存在する沈丁花は実をつけないのである。つまりデPのミクは男の娘では無く、ふたなりである。余談になるが日本に雄株ばかりが広まった理由は雄株のみが良い香りを放ち、雌株の実には毒があるからである。尚、沈丁花は挿し木で増やせる為、雄株だけでの栽培は可能である。
この事から、デPの曲を聴く際はどんなに綺麗な曲に見えても考察を忘れてないようにしよう（しきたり）
2010年11月26日に10万再生を達成し、VOCALOID殿堂入りを果たす。
歌詞
私の目の前の この邪魔な桜の樹が
また満開の花を咲かす頃 私は枯れる
何も好きなモノが無いから 誰も愛せないから
夢も希望も無いから サクラサクの？
自分以外が汚いから 何時でも一番がいいから
全部見えないフリして サクラサクの？
春を告げる雨で 花は散るけれど
窓の隙間から 香り届け あなたの元に
「私の名前は沈丁花（じんちょうげ）」
あなたを含めた全員が 桜の花を見上げてる中
私の花びら土の中 静かに屍（し）を数えるだけ
花見の盃（さかずき）の中身に 混じった香り飲み干しなさい
桜の根元で朽ちながら あなたの蕾（つぼみ）を蝕（むしば）むの
どうせだめだと思ってるから 自由な時間無いから
始める切欠が無いから サクラサクの？
小さな空に囲まれて 人を褒めてばかり
そんな自分が嫌いで サクラサクの？
どうか道行く人 気付いて下さい
花の無い私の 卒塔婆（そとば）の様な愛の言葉
「私の名前は沈丁花（じんちょうげ）」
桜の死に行く箱の中 幸せそうに謡（うた）うのは誰？
土の中から願うだけじゃ この世界は変えられない
夢に人見し屍体の山 一体何処に眠っているの？
桜の根元で朽ちながら あなたとまた一つになるの
もしもこの世界に 桜の樹が無かったら
その時こそ前が見えるのかな？ 桜よ、散れ
私の腐った花びらよ その沈香（じんこう）で誘（いざな）いたまえ
散り逝き益々芳（かぐわ）しく その身に毒の種を宿せ
人の不幸を願うこと それは本当に罪なのですか？
桜の根元で朽ちながら あなたに私の子を託す
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