キョウジ・カッシュとは、ネオジャパン出身の技術者である。声・堀秀行
アルティメットガンダムの開発者の一人にして、ドモン・カッシュの兄でもある。
年齢は不詳だがドモンとはそれなりに差があるようだ。
概要
父とともに、強力なモビルファイター、アルティメットガンダムの開発に携わっていた。
だが、ある日突如として豹変し、母を殺してガンダムを強奪、地球に降下する。
やがてデビルガンダムと化したそれを操って地球に潜伏し、破壊や殺人を繰り返していた。
その最中、デビルガンダム細胞(DG細胞)を使って、尖兵を生み出している。
そういった行為の報いか、ドモンと再会した頃にはデビルガンダムに飲み込まれた彼からは正気が失われ、狂ったように笑うだけの狂人になってしまっている。
ドモンは家族の汚名を晴らすため、そして父の処罰を解くために、兄であるキョウジへの復讐を企てている……。
それはウルベとミカムラ博士のでっちあげだ!
半分は事実だが、半分は劇中で実際に仕組まれた嘘。
実際はウルベとミカムラ博士がアルティメットガンダムを強奪しようとしたのを阻止するため、自らアルティメットガンダムに搭乗して地球へと逃げ延びている。
しかし、落下のショックで暴走したアルティメットガンダムもといデビルガンダムによって取り込まれ、不運にもキョウジは生体ユニットとして活動することとなる。
取り込まれた当初はまだ正気があり、暴走するデビルガンダムに襲われ死亡したネオドイツのガンダムファイター『シュバルツ・ブルーダー』を母体としたクローン生み出すなどの行動をしている。
また、意識があるうちには東方不敗マスター・アジアに救われかけていたようで、東方不敗にデビルガンダム事件のことを話したことで、東方不敗が野心を抱くきっかけになってしまったとされている。
やがて正気を失ったキョウジは狂ったように笑うだけのゾンビ同然の状態にまでに悪化するが、ギアナ高地でドモンに一度倒されたことで今度は肉体すらもボロボロになってしまっていた。
クローンであるシュバルツは、あくまでキョウジとシュバルツ・ブルーダーは別物だという口調で会話している。実際、シュバルツは「意識を失いかける直前までのキョウジの記憶」しか持っていないのである(体調などはシンクロする)。
死ぬ間際には正気を取り戻しつつあったようで、最期は涙ながらに介錯することを決意したドモンに感謝の言葉をかけながら、ゴッドガンダムの石破天驚拳の中に消えた。
ちなみにドモンが幼少期の時点で劇中とほぼ変わらない姿にあったことから、ドモンとの年齢差は結構あるようだ。恐らくは10歳差程度(つまり30歳程度)はあるものと思われるが、劇中でははっきりと明かされていない。そして同時に、そんな彼よりも明らかに老けているアルゴ・ガルスキー(26歳)の方を見ないでいただきたい。
なお、技術者だがネオジャパンの警察を殴り倒すなど、力にも自信があるようなシーンもある。
そのため、シュバルツ・ブルーダーのあの珍奇な身体能力は、もしやキョウジの能力そのものでは?と言われることも。
ゲームでの扱い
スーパーロボット大戦シリーズやジージェネレーションシリーズ等に登場。
もちろんデビルガンダムに搭乗している。
『ふふふ……ははははははははははははは!』
という劇中の高笑いがいろんな意味で話題になることが多い。
当然ゲームでは敵キャラであることから、自分で操作出来ることは少ない。
テレビ放映と同時進行だったSFC版では、キョウジが普通に喋り何かを企んでいるかのように見えるシーンが存在する。
スーパーロボット大戦シリーズでは新・スーパーロボット大戦から参戦、以後多くの作品に登場。スーパーロボット大戦IMPACTなど一部の作品では、奇跡的に一命をとりとめるパターンも用意されている。
兄さんファンにはたまらないゲームであろう。
関連動画
関連項目
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