ドツクゾーンとは、『ふたりはプリキュア』その続編『ふたりはプリキュアMaxheart』に登場する悪の組織である。
概要
邪悪なエネルギーによって生み出された闇の世界。あらゆる世界を闇で食いつぶし永遠の闇の支配を目的としている。ジャアクキングを支配者としており、彼に仕える下部たちはいずれも闇による完全支配のためならば手段を選ばず、傲慢な主張も辞さない態度をとる。
構成員
ダークファイブ
無印第1部(26話まで)に登場した5人の闇の戦士。光の園から奪い取ったプリズムストーンをクリスタルに変えて所持しており、それを首から下げている(ゲキドラーゴは除く)。
ピーサード
歌舞伎役者の様な化粧肌と髪型を特徴とした男性幹部。ダークファイブの1番手であり、なぎさとほのかが最初に戦った相手でもある。プライドが高く、ジャアクキングへの忠誠心も厚いと同時に、ベローネ学院に潜入しては先生やクラスメイトを盾にする狡猾さも持ち合わせている。人間に化けることが可能で、肌もそれに近い色となり、髪は灰色かがった短い銀髪になる。第5話でプリキュアと捨て身の直接対決に臨むも、プリキュアのマーブル・スクリューの前に敗れ去り、エメラルドのプリズムストーンを残して闇に帰った。メンバーの中では最も登場期間が少ない不遇のキャラクターである。
ゲキドラーゴ
モヒカン刈りで常に白目をむいている巨漢の男性幹部。語尾に「ウガ」をつける。怪力を生かした攻撃を得意としているが頭は悪く、風邪を引いたメップルをあっさり返してしまったり、宝石の山からプリズムストーンを探し出す程のアホの子である。また、ザケンナーを使役して動物(熊)や人間(米槻教頭)を操った唯一の人物でもある(後者はこれが原因で米槻教頭は自分の愚痴をブチまけ、ある意味では後年の『ハートキャッチプリキュア!』のデザトリアンの先駆けとなった)。この他にも、第8話で木と融合してプリキュアを襲い掛かるも喧嘩中の二人の邪魔をしてマーブル・スクリューで吹っ飛ばされたり、第9話では人体模型のザケンナーに踏みつぶされたりと不遇な面もある。第11話では持てる力を出し切ろうと水族館で鮫、マンタ、ウツボ等の魚類と融合してパワーアップしたおぞましい(なぎさ・ほのか曰く「キモい」)姿となってプリキュアに挑み掛かるが、亮太を傷つけたことに怒りに燃えるなぎさ=キュアブラックの猛反撃を受けた末、マーブル・スクリューで止めを刺され、アクアマリンのプリズムストーンを残して闇に帰った。
ポイズニー
ダークファイブの紅一点でキリヤの姉。変化自在の能力を駆使してなぎさとほのかに怪しまれることなく潜入しては策を弄してプリズムストーンとコミューンを奪い取ることを何度も図る。一方で第15話では旅館のタンスに詰め込まれているところを見られたり、可愛い中居さんに化けたりといった萌えキャラぶりも披露している。第20話ではほのかに化けてメップルを奪い取ろうとするしたが間違えて「ミップル」を呼んでしまっこと、なぎさの靴下は臭いことを知っている本物のほのかに見破られたことで実力行使に移る。マーブルスクリューをよけた上、長い髪を触手の様に伸ばして捕らえて苦しめるが、今度はそこからマーブルスクリューを撃ち込まれ、逃亡を図るも失敗して敗北、トパーズのプリズムストーンを残して闇に帰った。
キリヤ
ダークファイブ唯一の少年幹部でポイスニーの弟。生意気な性格で最年少者でもある故に他のメンバーからは軽く見られがちが、プリキュアと対等に戦えるほどの戦闘力はあり、ピーサードとポイズニーと同様に人間に化けることが可能である(そのときは眉毛が入る)。第13話で「入澤キリヤ」と名乗ってベローネ学院男子等部に潜入、プリキュアと接触してプリズムストーンを奪う機会を伺っていたが、ほのかと接していくうちに人間の優しさを覚え、自分の存在意義に疑問を持つようになる。第21話では姉が倒されたことを契機にほのかに自分の素性を告白、早朝の河川敷でプリキュアとの決戦に挑むが、説得を受けて戦いを打ち切り、シトリンのプリズムストーンをほのか=キュアホワイトに託すと自身は運命に従う形で闇に帰って行った。
↓ネタバレにつきドラッグ
実は、光と闇の狭間を彷徨い続けながら未だに自分の存在意義に自問自答を繰り返していたが、最終決戦でドツクゾーンに乗り込んできたプリキュアと再会を果たし、協力することになる。ジャアクキング消滅後、自分の居場所を見つけたことを告げて光になって消えて行った。
イルクーボ
ダークファイブのリーダー格にして闇の世界のナンバー2と自称する最強の戦士。他のメンバーとは桁違いの強さを持ち、生気を吸い取る力で他の生き物を眠らせるだけでなく、プリキュアを変身解除にまで追い詰めている。第22話から打倒プリキュアに向けて本格的に動き出し、続く第23話ではプリキュアとの直接対決で軽くあしらい、プリズムストーンを一気に5つ奪い取ることに成功する。第24話ではついにプリズムストーンを7つそろえたがその強大な力に耐えきれず、弱ったところをマーブル・スクリューを受けて敗北、アメジストのプリズムストーンを残して闇に帰った。
第25話では怒りと憎しみが自身の体に宿った影響で闇の力を増して光の園の地面から原形をとどめていない容姿で這い上がり、プリキュアとウィスダムをドツクゾーンの空間にに引きずり込む。続く第26話では灰色の魔人と化してプリキュアを圧倒するが、プリズムストーンを傷つける事を危険視するジャアクキングに処刑された。
種の三者
無印第2部(第27話から)に登場した3人組の戦士で白い肌にボディーズーツを纏っているのが特徴で人間に変化することが可能である。第26話で倒されたと思われたジャアクキングが消滅間際に放った自身の分身である3つの種から生まれた存在。各戦士たちは生まれて間もない頃は虹の園に住む普通の人間として生活していたが、自然現象の力を得ることによって覚醒し、それと同時に人間だったころの自身の記憶が消し去られている。
当初はジャアクキングの完全復活のためにプリズムストーンを狙い続けたが、ベルゼイがいずれは自分たちはジャアクキングに飲まれる運命にあるという束縛された存在に疑問を持つようになり、ジュナとレギーネを説き伏せ、分身の身でありながら自分たちの自由のためにプリズムストーンでジャアクキングに反旗を翻す力を得る事に利用しようと画作する。
- ジュナ/角澤竜一郎(CV:松本保典)
最初に覚醒したジャアクキングの種子の戦士。当初は不愛想で優秀なビジネスマンとして会社勤めしていたが、台風に呼応して会社の窓から飛び降りながら覚醒する。風を操り、台風の進路を変えてしまうほどの力を持つ。 - レギーネ/小山翔子(CV:深見梨加)
2番目に覚醒したジャアクキングの種子の戦士にして紅一点。誕生して間もなく放浪した末、火山に呼応して覚醒する。人間態では極端な引っ込み思案で声も小さく、相手から聞き返される度に大声で返すのが定番であるが、本来の姿の時は気性が荒くなるという二重人格を持つ。 - ベルゼイ・ガートルード/結城玄武(CV:西村知道)
最後に覚醒したジャアクキングの種子の戦士にしてリーダー格。当初は病院の院長を務めており、三人の中では順風満帆な人生を送っていたが、雷に呼応して覚醒する。格闘戦と電撃攻撃を得意としており、夢の中に入り込んだり推論から「闇の呪文」を造りだす程の超能力と知能も合わせ持っている。
プリズムストーンのすべてを生みだす力に耐えきれなくなったベルゼイ、レギーネ、ジュナが合体した存在。全身がメタルボディでジャアクキング程ではないとはいえプリキュアをはるかに上回る巨体さをもち、ジャアクキングとの戦いに乱入してきたプリキュアのマーブルスクリューを受け止める余裕の強さを見せ付ける。最後はプリキュアがレインボーストームを装着したことで劣勢に立たされ、ジャアクキングに力が弱った隙をつかれて吸収された。
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関連項目
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