ブラウ・ブロとは、機動戦士ガンダムに登場するジオン軍のモビルアーマーである。
形式番号はMAN-03。パイロットはシャリア・ブル大尉とシムス中尉。
概要
ジオン公国軍のフラナガン機関が開発した、ニュータイプ専用モビルアーマー第1号である。サイコミュシステムを搭載しており、4基の有線式メガ粒子砲により四方八方からビームを撃ち掛ける事が出来る。死角からの攻撃に通常のパイロットでは一瞬で撃墜されるが、ニュータイプであれば回避は可能である。有線式のため本体からエネルギー供給される仕組みになっており、速射性に優れる。3つのブロックから構成されており、それぞれ独立した機動ができる。ニュータイプ専用の機体ではあるが、砲手と操縦手を搭乗させればオールドタイプでも操縦可能。
一年戦争も佳境に入った10月16日、グラナダ基地にて開発開始。ちょうど1ヵ月後の11月16日に1号機と2号機が完成した。そのうちの1機にシムス・アル・バハロフ中尉が搭乗し、テストを実施。が、故障を起こして現地で修理せざるを得なくなる。12月4日、ホワイトベースから飛来したGアーマーと遭遇。向こうはブラウ・ブロに気付いていなかったため、シムス中尉はやり過ごそうと考えるも、焦った部下が発砲。所在がばれてしまう。やがて増援に来たガンダムと交戦状態に入る。死角からの砲撃で苦戦させるも、ビームライフルで射抜かれてブラウ・ブロは中破。シムス中尉はブロックを分離させて脱出、かろうじて離脱に成功した。その後、シャア大佐の部隊に編入される。
次の出撃では木星帰りの男と称されるシャリア・ブル大尉も同乗。12月27日、ソロモンに駐留する連邦軍艦隊を攻撃すべく肉薄したが、ホワイトベース隊のモビルスーツに阻まれる。四方八方からの砲撃でガンキャノンとガンタンクを中破させる活躍を見せるも、ニュータイプとして覚醒していたアムロは苦もなくオールレンジ攻撃を回避。それでもオーバーヒート寸前まで追い込んだが、側面からビームライフルで撃たれて爆発。シャリア大尉とシムス中尉は戦死した。この戦闘でガンダムの性能が限界に近付いている事が明らかになり、マグネットコーティングを適用される事になる。
残った1機はア・バオア・クー攻防戦に投入されたようである。ちなみに劇場版ではブラウ・ブロは登場しない。
関連項目
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